パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

秋の大鹿児島・・・〜その2

2022年08月31日 | おでかけ
8月31日(水)晴れ

タイトル長すぎなので略すズボラ者。
正式には『秋の大鹿児島旅行(仮称)に向けての下見〜その2』です。
いや、そもそもがまだ仮称ですけどね。
グルメ旅を目指しておりますが、どうやらB級グルメのようでして、今考えているのが、老舗郷土料理店より鹿児島名物を食べられる居酒屋だったり、
どこかでラーメンは外せないと思っていたり。
で、そのラーメン、ワタクシは旅行客向けの、万人向けな豚骨ラーメンがいいかなと思っておるのだが、そこはラーメン大好き小池さん(=夫)が許さない。
こちらの行脚もスタートです。
麺坊MASUさん。
ラーメン、つけ麺、まぜそばなどがあります。
が、ワタクシ、つけ麺歴浅し。
東京に引っ越して初めて食べた気がする。
そして、最後まで馴染めないまま帰鹿。
つけ麺をチョイスしない人生をこれからも歩むと思う。
こちら、色々お好みを聞かれます。
こういうのもちょっと苦手かなあ(苦手の多い人生でもある)
あっさりかこってりか、醤油か塩か。
ワタクシは、こってりの塩、夫はこってりの醤油。
で、トップの写真がワタクシの、こってりの塩のら〜麺650円也(←さらに、大盛りも同じ値段でチョイスできる。コスパは抜群)
まあ言うたらなんやけど、鹿児島のラーメンは、不味い所を探す方が難しいと思うくらいレベルが高いのです。
ですから、普通に美味しい。
ただ、ワタクシ、個人の趣味で言わせていただくと・・・
魚介のダシが強すぎる。
塩をチョイスしたのはお前だろ!と言われるでしょうがあえて言わせていただくと、塩味も強い。
夫と交換して食べ比べたら、醤油味だとあまり魚介の強さを感じなかったので、もし次行く時には「ら〜麺 こってり 醤油」を選べ!私。と、メモしておきます。
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秋の大鹿児島旅行(仮称)に向けての下見〜その1

2022年08月30日 | おでかけ
8月30日(火)晴れ

秋に、東京のお友達が来鹿決定!!!
前回は日帰りだったので、ご案内が少々不完全燃焼感。
今回はたっぷりご案内できそうなので、鹿児島県代表として張り切っておる次第。
鹿児島といえば、桜島、そして指宿、霧島。
ってことで、今日は指宿方面の下見にレッツゴー!!!

まずは道の駅に引っかかる。
2、3ヶ所あるが、道の駅いぶすきに立ち寄る。
とは言え暑くて、ここで野菜を買っても車の中で煮えてしまいそうなので諦める。
今日はお休みだったけど2階の食堂の海鮮丼が美味しそうだったなあ。

指宿といえば温泉。
それも砂蒸し温泉。
ワタクシはちょっと苦手であるが、来たからには入っていただきたい。記念に。
場所だけ確認。
「砂むし会館 砂楽」

鹿児島市内には桜島がセットであるが、南に来ると「開聞岳」である。
綺麗な形でワタクシ大好き。
トップの写真は、JR日本最南端の駅「西大山駅」からの開聞岳。
左側はひまわり畑なのだが、時期が少々遅れたのと、暑すぎて花がうつむいている。

今回、ワタクシは「グルメ旅」を意識したいのであるが、いかんせんグルメでない。
よって、下見は食事メインでいこうと思っており、本日は「いせえび荘」を目指します。
ぢつは20年前くらいから気になってました(早よ行けや!)
平日なのに、30分待ちとは・・・
休日は予約必須やなあ。。。メモメモ。
とはいえ・・・ついつい貧乏性が出る貧乏夫婦は・・・
妻は伊勢エビセイロ御膳
夫は真鯛のあら炊き定食。
このチョイスが失敗だったのか、はたまた・・・
ランチは再考の余地あり。

お腹も満ちました。
次は、釜蓋神社

ちょっと道を間違えて、砂浜から向かいます。あぢぃ〜
こちらは小さいながら色々面白い趣向があるが、平日だというのにカップルやら学生やらがいるのではしゃげないおぢとおば。
4人旅できたら是非、釜蓋を頭に乗せて歩いたり、ミニ釜蓋を投げ入れたりしたい!

知林ヶ島ってご存知でしょうか。

錦江湾に浮かぶ無人島で、干潮の時、砂州が出現して渡れるのです。
ロマンチックでしょ。
その昔、トヨエツのドラマのロケ地にもなった所です。
今日も果敢に歩き出しましたが、あまりの暑さと、サンダルでの歩きにくさと、あまりの暑さ(2回言いました)でギブアップ。
引き返しました。
800mあります。

もうねえ〜お天気いいと、空と海の青が綺麗で、開聞岳の緑も綺麗で、遠くに見える桜島の青も綺麗。
ああ、でも、強力な雨女のワタクシ、ウキウキを抑えられる自信がない。
雨だとこの景色の素晴らしさが半減するのよぉ〜
それは以前娘たちが来た時の大雨土砂降りで経験済み
ということは、雨の日バージョンを考えねばならない。
霧島だと、そぼ降る雨と国宝霧島神宮とか「あり!」かもしれないな。

フルで動き回ってへろへろ軟弱妻であったが、最後にみどり温泉で息を吹き返しました。
温泉サイコー!
こちらはパッと見は銭湯みたいですが、中は色々あって、小さいながら露天風呂まであって、ワタクシは薬湯がお気に入り。
サウナは苦手だがスチームサウナもあるので、これには3分くらいなら入れる(・・・)
で、生き返ってから帰宅しました。
これもメモ!
疲れ切って、もうおうちに帰ろうと思っても、無理してでも温泉には行くべし!
温泉に行って後悔したことが過去に一度でもあったか?無いです。温泉サイコー(これまた2回言いましたね)
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若さの時代

2022年08月26日 | Weblog
8月26日(金)曇り

ネットで読んだ記事。
「母親の人生が羨ましい」
バブルの恩恵を受けまくっていた母親と、それを羨ましがる娘さんの話で、いやいやここまでハッピーで、それがずっと続いている人は珍しいでしょとは思うものの、振り返ると少しは恩恵受けてたし、なんだかんだ楽しい時代だったわなと思う。
そして、我が娘が時々、このお嬢さんと似たような事を言う。
いや、彼女の場合は文化的な面での話だな。
もっと言えば、母より祖母の時代、そしてその舞台は田舎ではなく都会の華やかな昭和の頃を「いいなあ」と言っている気がする。
若尾文子嬢が、素敵なワンピースでバリバリ働き、会社の同僚(川口浩氏)と恋に落ちる。
そんな映画のような世界。
娘「ね〜ね〜船越英二ってかっこよかった?」
母「知らん!母が知った時はもうおじさんだった。まだ、息子(英一郎氏)の方に馴染みがあるわい。」
その好みで言えば、母は鹿鳴館時代の貴族の子女に生まれたかった。(もろに「はいからさんが通る」の影響)
もっと古くは、平安時代の貴族の娘でも良い。(清少納言パイセンの影響。。。つか、発想が母娘そっくりである・・・)
でも、夏暑そうなのは嫌だし、冬極寒なのも嫌だし、となると、自分の頃がちょうど良かったとふりだしに戻る。
この、「ふりだしに戻れる」と言うのが、「なんだかんだいい時代だった」と言う事なのだろう。
そしてこれは、その渦中ではわからない事でもある。
この先、時代が進んだ時に、今の若い子たちも「なんだかんだ言っても、楽しかったな」と戻れる気はする。
それは、「若さ」と言う「無敵の時代」であるから。
無知だし、自意識過剰だし、自分のことだけ考えてればいいわけだから、振り返ると恥ずかしさやらに頭を抱えたくなることも多いけど、それでも「懐かしい」し「楽しかった」し「戻れるならあの頃」だし、「やり直せるならあの頃」だ。
今のお嬢さんたちも、きっと「SNSに翻弄されたりしたけどずっとみんなと繋がっていられて楽しかったよね」とか懐かしく振り返るのだと思う。

今日の一枚は・・・
酒器やらお客様用急須や湯呑みやらを入れるサイドボード購入。
障子に畳に襖に無骨な水屋、昭和だなあ。
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たまには息抜きが必要

2022年08月22日 | Weblog
8月22日(月)晴れ
今朝、朝早くラインが鳴る。
ワタクシの自慢の従姉で天才チューチューバーのKemiちゃんからだ。
あれ?彼女、今日は仕事の日では???
「ズル休みしとります。美味しいコーヒーでも飲みにいらっしゃいませんか〜」
行きます行きます。二つ返事とはこのことよ。
歯ブラシくわえたまま洗濯物を干し、行ってきま〜す。

行くと、、、Kemiちゃんがキコキコとコーヒー豆を挽いてくれている。
で、そのコーヒー飲みながら、おしゃべりを楽しむ。
せっかくだし、ちょっと出かける?ってことで近くの物産館と総合食料品店行ってからスシローでランチ。
久しぶりだわ〜

あ〜幸せぇ〜
デザートまでここで済ますことも考えたが、いや、明石屋のケーキにする?コーヒー飲めるし。
明石屋は鹿児島名物軽羹で有名な和菓子屋さんなのだが、ケーキも美味しいのである。
さらにはお店でいただけて、コーヒーや紅茶はセルフサービスながら無料でいただける。
桃丸ごとや、ブドウがゴロンゴロン乗ったタルトに目を奪われるも、お値段に引く。
さっき食べたスシローの寿司代に近づくお値段ではないか!
ビビって、ちょっと控えめなケーキをチョイスする二人。




だいぶ時間をオーバーしたわ。
今日はチラシを折り込む日なのである。
また遊ぼうね〜とすっかり憑き物が落ちた感で帰路につくのであった。
たまにはこういう贅沢(←ささやか過ぎて我ながらかわいい)が生きていくで大事なのだ。
その為には働けワタクシ!
また熱中症に気をつけてチラシを配るのじゃ。(←先週はチラシ配りがお休みだったのだ)
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【マルシェルモニター限定購入商品】夏野菜詰合せ(おまかせセット)+ さつま芋甘酒

2022年08月21日 | 衣・食・住
8月21日(日)雨
【マルシェルモニター限定購入商品】夏野菜詰合せ(おまかせセット)+ さつま芋甘酒



クール便で届きました。
夏野菜詰め合わせ。
ワクワク!たくさん入ってる〜〜〜
大玉トマトに中玉トマト、カボチャにトウモロコシ。
なんと白トウモロコシなのです。
ピーマン、玉ねぎ、ジャガイモ、長茄子も。
何はさておき白トウモロコシを茹でてみる。ウソです、レンチンしてみる。
ツイッターでどなたかがおっしゃってた「600Wで5分が一番美味しい」

見よ!この白く美しい粒たちを。
あ、白トウモロコシは生で食べられると聞いたことありますが、ワタクシ、この「生で食べられる」というのはあまり信用していない。
だからチンしました。
そして、美味しくいただき、食べ尽くしたいところを頑張って大さじ3だけは取り分けておきまして・・・
これまたツイッターで見た「とうもろこしのバター醤油ライス」を作ります。

美味い!とうもろこしがねえ〜缶詰のものと全然違うの、食感といい味といい、レシピ通りの少量で作って正解。
これを倍量作ったら倍量食べきるほどの美味しさ。

大玉トマト(りんか)オクラは、何かで見た志麻さんのレシピで。

いや、まぢでタサン志麻さんって料理の天才よね、先日のテレビ(沸騰ワード)で見とれてました。

今夜はカボチャやナス、ピーマンを揚げ焼きにして冷しゃぶと合わせてみよう(←これも志麻さんがやってた)
玉ねぎドレッシングも作ろう。このドレッシングがトマトと一番合うもの。

これは先日従姉に教えてもらった「パリパリピーマン」を仕込んでいるところ。
いい材料が手に入ると、お料理が楽しくなる。

あ、そうそう!
こちらの松や農園さんは、さつまいも農家さんである。
夏場は夏野菜を作られて、秋にさつまいもを収穫されたら干し芋や甘酒に加工されてるとのこと。
今回、甘酒も入ってたので早速いただきましたところ・・・

干し芋と米麹だけでできた「濃縮さつま芋甘酒」
甘みは自然な感じでしつこくなく、甘酒には珍しく爽やかという言葉を使いたくなる味。

#マルシェルモニター参加中
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奇跡の人

2022年08月20日 | 本・マンガ・テレビ・映画
8月20日(土)雨

ブログでお知り合いになれた方のご紹介で読んでみた。
彼女の生活がワタクシの憧れなので、少しでも近づきたくて。
原田マハ著「奇跡の人」
奇跡の人=ヘレンケラーよねえ。(orサリバン先生)
アマゾンの書評から抜粋してみます。
  盲目で、耳が聞こえず、口も利けない少女が弘前の旧家にいるという。
  明治二十年、教育係として招かれた去場安は、その少女、介良れんに出会った。
  大きな苦難を背負った少女と、人間の可能性を信じて彼女の教育に献身する女教師、ふたりの長い闘いがはじまった――。

ををっ!サリバン先生=去場安(さりば あん)なのね。
で、ヘレンケラー=介良れん(けら れん)なのね。(←書評では賛否両論の名付けだが、わたしゃ嫌いじゃない)
と言うことで、「話の筋はわかってるわ、小さい頃に少年少女世界名作文学全集で読んだもの!」と思いながら読み進める。
とはいえ、舞台を日本に移し、さらに、そこに盲目の旅芸人の少女キワや盲目のイタコを登場させることで、全く別の感情なども湧く。
「安」自身も弱視という障害を持ち、それを案じた父が「アメリカ留学」させる。
英語と教育と「自由」を学んだ「安」
青森の旧家の蔵に閉じ込められていた「れん」に、物事には名前があることを教えていく。
成長につれて当たり前に備わっていくこの力が、障害によって備わっていない子に、どうやって教えていけばよいのかの試行錯誤に頭が下がる。
お互いが、初めてできた友達であるキワとれん。
このキワが切ない。
障害を持って生まれた事により口べらしで旅芸人に預けられ、三味線と歌を教え込まれ、各地の家の門で歌う。
安に頼み込まれて、しばし別邸でれんと暮らすのだが、突然来た「れん」の父親の目から隠すために家から出てもらっている間に自ら姿を消す。
もう、ため息しか出ない。
そして、この感じが、「障害を持っている人」の心の奥底に流れている諦念のようにも思える。
過酷であったろうが、三味線や唄を身につけたキワ。
イタコという、ある意味、めしいゆえの職業。
この、手に職を、生きる術を手に入れるという事が、当たり前過ぎて忘れがちではあるが、大事な事だ。
そして、その力を自分で手に入れる。手に入れにくい人間を周りの人間が助け、教育する。
ああ、教育とは!!!
この拙ブログ(←初めて言うてみた、ちょっとかっこよい)に来てくださるMさんは、障害を持つ次男君を立派な社会人に育てあげられた。
時々コメント欄にさらりと彼女が書く思い出話で、ワタクシは泣きそうになる。
命の大切さを教え、食べる事を教え、育てる事を教え。
メダカは育てるもので、サンマは食べるもの、この違いを、ゴキブリを踏んづけたらヒーローだったのにカブトムシを踏んづけたらギャングになっちゃう、この違いをどう説明したらいいかワタクシにはわからない。
ここにも和製サリバン先生がいた。

今日の一枚は、、、
以前所属していた音訳ボランティアサークルの研修旅行で行った筑波大学附属視覚特別支援学校でいただいた点字のカード。
ヘレンケラーの直筆サインも展示されていた。
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理想の夜

2022年08月19日 | Weblog
8月19日(金)曇り

夕方5時のチャイムが聞こえる。
よし!畑の枝豆を収穫して、今日の農作業は終了だ。
長い「きど」を庭箒で玄関まで掃いてから家に上がる。
開け放していた窓を閉めて回ってからクーラーを入れる。
風呂場に直行してシャワーを浴びる。
もうずいぶん風呂にお湯を張ってないなあ。
さっぱりしたところで、今夜は何で呑もうかなあ。
とりあえずはさっき採ってきた枝豆を茹でる。
昨日収穫したゴーヤはチャンプルーにしよう。
創味シャンタンあれば何でも美味くなるものだ。
と、その前に、仏壇にちょっとずつお供えしてと。
妻の写真は、亡くなるずいぶん前の写真だ。
「遺影は絶対これにしてね」と念押しされてたとは言え、さすがにこれはどうなんだ?
「だって大場久美子みたいじゃない?」って気に入ってたけど、いったい何年前だ?もはや別人だろ。
って、まあいいか。
そんなことより、まずは自家製梅酒の炭酸割りだ。
毎年大量にもらう梅は、梅酒と梅干しと醤油漬けにする。
二年もの、三年ものと、美味くなるのだろうが、ちょうど一年で飲み終わってしまうので、いつも一年もののフレッシュな梅酒だ。
喉の渇きがおさまる頃には7時のニュースが始まる。
大した事件もないな。
BSの「居酒屋たずねて三千里」でも見るとするか。
オレは旅番組とか料理番組が好きだ。
特に、旅と酒と猫が絡む番組はずっと見ていられる。
そこに通りすがりの面白い婆さんでも出てくると思わず声立てて笑ってしまう。
おっと、もう二杯目の梅酒がカラだ。
次は焼酎の炭酸割りにするか。
何はなくても氷だ氷!氷をグラスの縁からはみ出るくらい入れて炭酸注ぐと氷がちょっと沈んでいく。
これだよこれ!
ちびちび呑むと結構酒の量が進むなあ。
眠くなってきた。
寝る前のお楽しみが、音楽を大音響で聴くことさ。
今夜はジャズにするか、いや、久しぶりに大瀧詠一もいいなあ。
うちはぽつんと一軒家だから、どんだけ大音量出しても文句は出ないのだ。
ん?ん?このメロディは、知ってる、知ってるけど、大音響で聴くほど好きじゃないけど・・・

「もう5時過ぎたよっ。いい加減、起きなよっ!昼寝なのにすごいイビキでうるさいっ!このドラマのエンディング曲、スピッツなのに聴こえないじゃん(怒)」
あ、妻が生きてる。
オレ、座椅子でうたた寝してたのか。
リアルな夢だったなあ。
寝汗かいたからシャワーを浴びて、風呂から出てくると、テーブルにはサラダに餃子、ホッケの開き、チゲ鍋が並んでいる。
八月に鍋はきつくないかい?
どうせ明日の朝、これにご飯をぶち込んでおじやにするつもりだろ?美味しいけどさあ、君はどうせ豆腐を食わないんだろ?
えっ?まだ何か炒める音がする。
妻は「下手なテッポも数撃ちゃ当たる」が信条で、毎晩、統一性のない料理が脈絡無く並ぶ。
今日は月曜日か。
ニュースの後は、「鶴瓶の家族に乾杯」から「吉田類の酒場放浪記」へと続く流れで見たいところだが、妻はこの手の、素人が絡んでくる番組が嫌いらしく、苦虫つぶした顔になる。
とりあえずは7時のニュースにしておいて、その後は流れに任せるとしよう。
「今夜は何呑む?」妻が台所から叫ぶ。
「まずは梅酒の炭酸割り!」と叫び返す。
「あーーーーっ!氷が全然無いっ。炭酸が冷えてるからまあいっか。」
あ〜あ。良くねーよ。

昨日、夫を遺影にしてしまったので、今日はお詫びに自分を遺影にしてみました。
昨日は、書きながらめちゃ楽しくてスイスイ筆が進んだけど、逆バージョンは何か腹立ってきました。
少しは「妻が死んで、不便だなあ」と思えよ!と思うくらい、我が夫はワタクシが死んでも不便でもなんでもなく、自分でなんでもそつなくこなすだろうと思うとムカつきました。
絶対夫より長生きしてやる。
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理想の朝

2022年08月18日 | Weblog
8月18日(木)曇り

5時起床。
まだ涼しいうちに庭に出て、憶えているところだけを元気にラジオ体操して、ピンクと白の百日紅をひとつずつ剪って玄関に置いておく。
長い「きど」をゆっくり歩いて一回道路に出る。
塀に沿って畑の入り口まで行き土の階段を2段上って畑へ。
雑草を抜く。
「雑草という名の草はありません。どんなに小さな草にも名前があるのです。」と言った人は、草取りをした事のない人だ。
名前を知っていたら、こうも憎々しげに根こそぎ抜けないだろう。
毎朝毎朝抜いても抜いても、雑草が生えていない日はない。
今朝は胡瓜とミニトマトを採る。
昨日の朝採ったオクラと合わせてサラダにしよう。
また道路に下りて、来た方とは反対の方へ歩き、ぐるりと家を一周する形で裏口から帰る。
手にしている剪定鋏は毎朝の蜘蛛の巣払い用でもある。
田舎では益虫だの褒められる蜘蛛だが、ワタシの目の敵である。
しかし、龍之介のせいで殺虫は出来ずにただただ毎朝蜘蛛の巣を壊すのみである。
仏壇と称した場所には、亡夫の写真や愛猫の写真、両親の写真が統一感のない写真立てに入れられ置いてある。
昨夜置いた焼酎のお猪口を下げ、冷たい緑茶を置く。
さっき剪っておいた百日紅を活ける。
三日前に活けたテッポウユリはまだ枯れてはいないが、夫は百日紅の花の方が好きだろう。
夫の実家の庭にも大きな百日紅の木があった。
もう何年も行っていない。
今朝は何を食べようか。
白米3合に玄米1合合わせて炊いたご飯を一食分ずつ冷凍してある。
それを温めて、もち麦で作ったお味噌と鰹節で簡単なお味噌汁にしよう。
豚味噌と海苔佃煮の瓶を冷蔵庫から出し、自家製漬物を添える。
デザートはヨーグルトにしよう。
たっぷりかけた梅ジャムは、砂糖控えめに作ったおかげで目が覚めるほど酸っぱくて美味しいのだ。
ちょうど7時半。
NHKの朝の連続ドラマが始まる。
新潟の小さな映画館を舞台にしたこのドラマは稀に見る傑作で、ネットでの評価も高く、あとひと月で終わってしまうと思うとさみしい。
今日は金曜日。ワタシのライフワークである音訳ボランティアの活動日である。
そろそろ古希が近い身となると、車の運転もいささか自信がなくなってきた。
よって、金曜日の活動日に用事を全て合わせるようにして、食料品の買い出しなどもこの日にまとめ買いである。
夫は反対したが、大きめの冷蔵庫、そして冷凍庫が大きいタイプのものにしていて良かった。
忙しい一日が始まる。

という夢を見ていた。
ああ、なんと理想的な老後よ。
早起きして、身体動かして、丁寧な食事をして、穏やかに暮らしている68歳の自分。
見えてないけど、真っ白な髪の毛は低い位置で束ねてお団子にしているのだろう。
麻か木綿のアッパッパは品の良い蓮の花かなんかの柄で、、、
はっ!時計を見ると7時25分。
バタバタ起きてトイレ行って、洗面所の鏡に映る58歳の自分は白髪混じりのボサボサ頭。
目を鏡から真下に下ろすと、ヨレヨレでシミだらけのTシャツにヨレヨレの黒いステテコ状のパンツ。
茶の間へかけ込むと、穏やかにテレビを見ている夫と愛猫イチ。
ああ、あなた生きてるわね。いっちゃんも。
そして、近所に住む83歳の老母も元気に庭の水やりなんかしている頃であろう。
はいはい、朝ごはん、食べるのよね。
そうよね、こんなに健康体な人だもの、4歳年上とは言え病気持ちの妻より絶対長生きするわね。
ちょっとドラマ見てからでいい?
今やっているNHKの連ドラは沖縄の本土復帰50年を記念して作られたものだが、期待したほど面白くない。
いや、ただ面白くないだけなら見なきゃいいだけの話だが、あまりに粗が多いため、ネットで微に入り細に入り分析して盛り上がるという変な鑑賞法にハマっている。
15分後、案の定苛立ち「ありえない!バカなの?そんな教育だからこんなアホな子に育ったのよ。」とテレビに向かって罵詈雑言。
あ、はいはい、朝ごはん、食べるのよね。
冷凍していた食パンを焼いてバターを塗って、コーヒーと一緒にテーブルに。
「君は食べないの?」
ワタシはカフェオレとヨーグルトだけでいいかな。
あ、ヨーグルトに梅ジャム乗せるのだけは夢と一緒だ。
今日も暑くなりそうだ。
畑の草取り?
秋になったらやります。
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懲りない人達

2022年08月17日 | Weblog
8月17日(水)曇り

夫が実家に帰省している間、恒例で老母に泊まりにきてもらうビビり野郎nです。
そんでもって従姉で天才ユーチューバーのKemiちゃんも遊びに来て女子会開催したりと、「お盆をなんだと思ってる!?」と亡父が呆れてたかも。
で、翌日はKemiちゃんと久々の物産館巡り&業務スーパー。
新鮮野菜や珍しい果物、おもしろ輸入物をゲット。

道中、Kemiちゃんからおもしろ話を聞く。
彼女の知り合いEさん、お金持ちなのか貧乏なのかわからない女性(60代)
バツイチ←まあ貧乏率高いよなあ自分を振り返っても・・・
アパート経営←親の代からのものらしい。ってことは金持ちか・・・
よって、ワタクシの中で、一応お金持ちの気ままな一人暮らしを満喫している人、という認識で、今まで話を聞いてきた。
いやまあこのEさんが、あまたネタをお持ちの方で、それがここ数日朝ドラを賑わしているマルチ商法?ネズミ講?的なもので・・・
朝ドラではアホニーニーが何度も何度も詐欺に遭ってるのをイラつきながら見ているが、リアルに実在するとなると呆れるを通り越す。
Kemiちゃんは、リアルなお知り合いなので、その人の良いところなども見たりしてるわけで、ワタクシとはまた違う感情も入ったりすると思う。
ワタクシは話を聞くだけなので、ただただ呆れる。
スタートは知人からの「◯むうぇい」のようだ。

まあ余談だが、これや、これに似たシステムというのが、ワタクシの若い頃、あちこちで流行っていた。
◯ゅーうぇいずに◯ゅーすきん、化粧品の◯おん等々。
ワタクシの友人知人にもハマった人が三人はいる。
拝み倒されて講演会に連れて行かれたり、◯◯御殿(←トップの人がネズミ講で儲けたお金で豪邸を買い、そこに信者達を呼ぶ)で成功談を聞かされたこともある。
しかし、ワタクシは当時シングルマザーで髪振り乱して働いてたので、誘う方もただの頭数が欲しかっただけで、被害を被ることはなかったし、全く興味もなかった。金もなかった。今もない。

話を戻そう。
このEさんは、この知人から今度は仮想通貨のナンタラにも誘われる。
でもって当然、突然凍結されたとかで、大損しているらしい(←やはり金持ちだ、損する金があったってことだからね)
不思議なのは、そろそろこの知人の胡散臭さに気づくべきだろと思うのだが、Eさん曰く「今、トップの人が裁判してるんだって!」
あくまで、その知人も自分も被害者のようだ。
あたしに言わせりゃ、その知人は加害者だと思うけどねえ。
そんでもってEさんは自分の友人をその仮想通貨の世界に引き込んでいるのだから、加害者でもあるだろ!と思うのだが、全くもって反省も悪びれもなさそうだ。
で、今度は、とある政治団体にのめり込んでいるらしい。(テレビで見る大学教授とかがいる胡散臭そうな政党だ)
もちろん、例の知人の紹介である。
いやはや凄まじいなあと呆れるばかりである。
Kemiちゃん曰く「真面目なのよね〜基本は良い人だし。ただ、彼女が今まで使い込んだお金があれば、あたしならもっと違う使い方して大金持ちになってると思う。」
確かに!
Eさんは、人を見る目がない。
そのお金、Kemiちゃんに預けなさい。

今週、朝ドラ見ながら、悪態つきながら、ため息つきながら、「でも、リアルにいるんだね〜何度も何度も騙されて、それでも懲りない人って・・・」
そういう人達って、いつの日か、一発逆転があるのだろうか。
あの、ニーニーが、詐欺まがいの商売でいつか一発逆転して金持ちになったら、まぢでNHKは叩かれるだろ。
さすがに今回で懲りて、養豚場に婿入りしてめでたしめでたしだろうけど、あの性格は一生治らないだろうから、あの養豚場はあの代で終わるわけだなあ。
お人好しは馬鹿を見るということをひしひし感じる。
そういう意味で言えば、この最低最悪の朝ドラはリアルに近く、反面教師的な教訓を日々垂れているということか。

今日の一枚は、、、
物産館で買った「タイガーメロン」120円也!
比較物を並べてないのでわかりにくいですが、小さいのです。
スイカ柄ですが、メロンです。いや、瓜と言った方が正解。
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ミシンと金魚

2022年08月12日 | 本・マンガ・テレビ・映画
8月12日(金)晴れ

ワタクシは、基本ネガティヴだし自称雨女だし高校野球も「あたしが応援すると負ける教」だから、読む漫画、本、見るテレビ、映画はハッピーなものを選ぶようにしている。

と言いつつ、今、最高にアンハッピーなドラマ「ちむどんどん」で、毎朝どんよりしているのは、まさかの誤算。
まさかNHKの朝の連ドラで、これほどひどいことになるとは思わないでしょ、普通。
過去に2、3回あったにせよ、まさかそれを上回るとは。
今朝なんて、普通ならクライマックスな結婚式の回なのに・・・
ちらちら時計を見て「げっ!まだあと9分もあるのっ?」と思うほど。

いかんいかん、朝ドラの話なんかしたくないんだった。
昨日、いっきに読み終えた永井みみ著「ミシンと金魚」の話をしたいのだった。
そう、ワタクシは面白い漫画やエッセー、時々話題作、時々試写会当たったから映画という傾向。
だから図書館から「予約本入りました」の連絡が来た時、ん?コレいつ何で予約したっけ?
多分新聞の書評かなんかで紹介されてたのを思いつきで予約したんだろうなあと思いながら読み始める。
しょっぱなから辛い。
ワタクシの、拙い説明より、グーグルさんの書評を持ってきますね。

 【第45回すばる文学賞受賞作】認知症を患うカケイは、「みっちゃん」たちから介護を受けて暮らしてきた。
 ある時、病院の帰りに「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と、みっちゃんの一人から尋ねられ、
 カケイは来し方を語り始める。
 父から殴られ続け、カケイを産んですぐに死んだ母。
 お女郎だった継母からは毎日毎日薪で殴られた。
 兄の勧めで所帯を持つも、息子の健一郎が生まれてすぐに亭主は蒸発。
 カケイと健一郎、亭主の連れ子だったみのるは置き去りに。
 やがて、生活のために必死にミシンを踏み続けるカケイの腹が、だんだん膨らみだす。
 そして、ある夜明け。カケイは便所で女の赤ん坊を産み落とす。
 その子、みっちゃんと過ごす日々は、しあわせそのものだった。それなのに――。
 暴力と愛情、幸福と絶望、諦念と悔悟……絡まりあう記憶の中から語られる、凄絶な「女の一生」。

なぜワタクシ、こんな壮絶な本を借りてしまったのだ!?
そして、途中からぐいぐい引き込まれて、いっきに読み上げしまったのか。
ハッピーなエピソードなんて1個もない物語なのに、ちょっとクスッとなったり、スッと胸がすいたりするのは筆者の筆力の高さによるものか。

「認知症」という病の残酷さが身近に感じられるようになってきた。
まずは、自分の父親だった。
東京にいた頃、老母から電話で「おとーさん、軽い認知症みたいなのよ、検査の時、野菜の名前を全然言えないのよっ!あんなに庭で色々作ってたのにっ!」
でも、まだ普通に会話もできたし、老母が「おとーさんの後ろに立って、あたしも一緒に考えたりしてたんだけど、100から7を引いていってくださいって問題では、すぐわからなくなったわ。」というのには笑った。
ワタクシも、すぐわからない。93ー7でウッってなる。
その後、10年くらい経っても、父は普通に会話できたので、それより夜中のトイレだったり老母を束縛したりする方が厄介だった。
そうこうしていると、友人達の親が認知症を発症し始めた。
介護の合間を縫ってランチをした時に、友人達が「私、絶対に認知症になりたくない。」
「わかるっ!あたしは癌で死にたい。」
「私も!」
癌患者だったワタクシは少々苦い気持ちになったりもしたが、友人達は交互に「認知症」の悲惨さを語ってくれた。

鹿児島に帰ってきて二年になるが、その間に、父が亡くなり、父の兄弟達が年老いていくのを目の当たりにしている。
子供の頃の二年の成長が目まぐるしいのと同じくらい、80歳辺りの老化の著しさには驚いてしまう。
先日、父のすぐ下の弟である叔父が亡くなった。
二年前の秋には、叔父のツテで新米を買い、叔父は待ち合わせ場所まで軽トラで持ってきてくれて、帰りにはワタクシに封筒を渡した。
帰りにご飯でも食べて帰れと、5千円入っていた。
おじちゃんから見たら60前のワタクシも子どもなんだなとくすぐったく思った。
それからしばらくして、おじちゃんがスマホに替えて以来電話に出られない、おじちゃんが交通事故を起こした、おじちゃんはどうやら認知症らしい、入院した。
目まぐるしく状況が変わって、今年に入ったらもう口から食事ができないと聞き、初夏の頃には遠方から弟も帰ってきてみんなでお見舞いに行ったりして・・・
そしてとうとう先週、亡くなった。
若い頃は、自分も、自分の周りも目まぐるしく変わるけど、ある程度、特に子どもが巣立ってからは毎日が同じ1日の繰り返しという安定した日々。
だからあっという間に1年が、2年が、3年が過ぎる。
しかし、成長の後には老化というものが来るのだという事を、今、改めて思い知らされている。

おじちゃんが亡くなったことは寂しいと思う。
だが、認知症になって病院のベッドで足から栄養を摂って生きながらえる日々をどう思うかと聞かれると、ワタクシは、おじちゃん!楽になってよかったよねという思いの方が強い。
これは、老父の時にも思った。
夜中、呼び出された病院へ向かう車の中で「おとーさん、もう頑張らなくていいよ。」と声をかけていた。
そして、自分も、そういう状態で生きながらえたくないと思っている。
ただ、時々、こういう本を読みながら、認知症の患者側からの目線で見ると、そういう単純なものではないのかと思わされたり・・・
カケイさんのユーモアと、気配りと、優しさと、強さをじんわりと味わっている。
コメント (3)
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