幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


自著『第3の幸せ』【60ページ無料プレゼント中】         

村上春樹さんのスピーチ 卵と壁

2009-02-21 | 
村上春樹がイスラエルの文学賞「エルサレム賞」を

受賞しました。

戦争真っ只中、この賞を受けるべきでないという批判が

あいついでいましたが、その批判は村上氏の素晴らしい

スピーチによって一蹴された感があります。

長崎新聞はコラムに以下のように書いています。



 サルトルと村上春樹
 (2009年2月21日付)

 フランスの哲学者で作家のサルトルは1964年のノーベル文学賞を辞退した。曰(いわ)く、「個人と個人の間に差別をもたらすようなものは一切、拒否する」▲自由を求め、権威を否定したサルトルらしい言葉である。ノーベル賞を権威の象徴とみなして拒否したサルトルに、世界は喝采(かっさい)を送った▲どんな賞も、何かしらの権威を後ろ盾にしている。ある賞を受ければ、その背後の権威を認めてしまうことになる。受けるべきか、受けざるべきか、精神の自由を重んじる作家にとって悩ましい問題である▲作家、村上春樹さんは、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」をあえて受ける決断をした。イスラエルはガザ空爆で大勢の民間人を殺害している。賞を受ければ、その戦争犯罪を認めてしまうことにならないか。受賞を引き止める声もあった▲15日の授賞式で村上さんは、戦争を起こす体制を壁、人間を壊れやすい卵に例え、「わたしは常に卵の側に立つ」と言い切った。戦争当事国に乗り込んで真摯(しんし)に命の尊さを説くその姿は、世界の人々の魂を揺さぶった▲作家の真価が問われるのは、賞を受けるか否かというよりも、その決断に際して何を語るかによってであろう。サルトルは受賞辞退を通じて、時代が求める言葉を見事に語った。エルサレムの村上さんは今、まさにそこで言うべき言葉を、世界を代弁して語った。そのどちらも、人類の記憶に残る言葉となった。(信)
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/mizusora/2009/02/21.html


こちらは、スピーチの全文です。
http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php

以下はそのニュースです☆

村上春樹さん、ガザ侵攻を批判



さて、村上氏、戦争を起こす体制を壁、人間を壊れやすい卵に例え、

「わたしは常に卵の側に立つ」といったわけだが、

人間にとって、最大の壁とは何だろう、

そう、それは人生の最期に立ちはだかる・・・・・・。

無料プレゼント

新刊『本当の幸せになりたいあなたへ 人生を変える「第3の幸せ」』の最初の60ページ分を無料でプレゼント中  『第3の幸せ』の情報はコチラ