今回は、私の専門である無線通信の話である。
私が会社に入社したころは無線といえばテレビかラジオ、それに一部のマニアがアマチュア無線をやっているくらいでそれ以外は防衛が企業利用で一般人の目に触れることはなかった。それが今では携帯電話の加入者が1億を超え、「ケータイ」は生きていく上で不可欠な社会インフラになっていると言ってもよいくらいだろう。35年前には影も形もなかったものがここまで大きく発展する段階で関われたのは幸運であったと思っている。
そのケータイも日本国内では普及がほぼ終わり、ここ数年は市場規模は横ばいのようである。これがこれから固定電話のように凋落傾向をたどるのか、さらなる発展のための踊り場なのか、判断が難しいところである。
先行している固定網を見ればISDNやATMは失敗したもののインターネットは大きく花開き人々の生活に貢献していると思う。しかし、そうなるまでには15年間くらいの踊り場の時期があったと思っている。また、インターネットは大きく成長しているがそれが通信業界に富をもたらしたかどうかは別問題で、事業的には必ずしも成長していないと思っている。これを踏まえて無線(ケータイ)業界はどうなるか、これから私の考えを述べていきたいが、飛行機の搭乗のアナウンスがあったのでここでいったん切っておく。
私が会社に入社したころは無線といえばテレビかラジオ、それに一部のマニアがアマチュア無線をやっているくらいでそれ以外は防衛が企業利用で一般人の目に触れることはなかった。それが今では携帯電話の加入者が1億を超え、「ケータイ」は生きていく上で不可欠な社会インフラになっていると言ってもよいくらいだろう。35年前には影も形もなかったものがここまで大きく発展する段階で関われたのは幸運であったと思っている。
そのケータイも日本国内では普及がほぼ終わり、ここ数年は市場規模は横ばいのようである。これがこれから固定電話のように凋落傾向をたどるのか、さらなる発展のための踊り場なのか、判断が難しいところである。
先行している固定網を見ればISDNやATMは失敗したもののインターネットは大きく花開き人々の生活に貢献していると思う。しかし、そうなるまでには15年間くらいの踊り場の時期があったと思っている。また、インターネットは大きく成長しているがそれが通信業界に富をもたらしたかどうかは別問題で、事業的には必ずしも成長していないと思っている。これを踏まえて無線(ケータイ)業界はどうなるか、これから私の考えを述べていきたいが、飛行機の搭乗のアナウンスがあったのでここでいったん切っておく。