今日は北杜フットパス楽校(北杜市のフットパスのガイド養成講座です)の須玉町津金編に参加してきました。
フットパス楽校に参加するのはこれで4回目です。
参加者は13名、八ヶ岳歩こう会の多賀さんのガイドで歩きます。勉強させていただきます♪
そして今回の資料第7弾 9コマ漫画は”ガイドとして知っておくべき「北杜市シリーズ」シンボル編”です。
市の花、市の鳥、市の木、市の昆虫、市の小動物、北杜市の4つの日本一。
どれもこれも知っているようで今一つ自信の無いんですね・・・。これで再確認が出来ました。
確かにこういう事は北杜市のどこの場所をガイドするにしてもしっかりと思えておく必要がありますよね。
それと実は私全然知らなかったのですが、津金には戦国時代に活躍した「津金衆」という武士の集団がいたそうで、
相当に古い歴史のある地域なんですね!色々な発見が楽しませてくれるに違いありません!!
朝9:00 ”おいしい学校”の駐車場に集合。辺りではリンゴの花が咲いていてとても綺麗です。
そしてちょっと霞んではいるものの山々の新緑の美しさ!!一言で緑、新緑といっても本当に色々な色があるんですね。
淡い緑、黄緑、白っぽい緑、濃い緑、深い緑・・・・数え始めればきりが無いかもしれません。そんな新緑を楽しめるのは
この時期ならでは!朝からテンション上がります♪
一通り今日のコースの説明を聞いて簡単なストレッチをしてスタート!
歩き始めると早速不思議な物が・・・
大きな”ほうき”!一体何のために??こういう物を見つけてはあーでもない、こーでもないと話が弾むのも
フットパスならではです。そして程なくして”こて絵”を発見♪この津金地区では沢山の”こて絵”が見られます。
この津金地区には60~70という多くのこて絵が残されていて、その多くがたった一人のこて絵師によって
手がけられたそうです。その模様や絵柄は実に様々、これだけを見て回っても十分に楽しめる位です。
次に現れたのは江戸時代後期の古民家を修築した「なかや」。今では田舎暮らしの体験ハウスとして利用されており、
津金の歴史・文化・風景などを十分に満喫していただくためのビジター施設となっているそうです。
こんな家に一度住んでみたいですね♪
ここでちょっと道中で見かけた面白い物を紹介♪
木に飲み込まれそうになっている祠 お決まりのマンホール(すたま編)
オコジョにヤマセミ、桜、瑞垣山等が描かれています
上の穴のあいた筒、なんでしょう? お寺さんの倉庫にしまわれて
何と明治時代に使われていた花火 いましたがこれは一体??
打ち上げ用の筒だそうです。 なんとなんとリヤカー式の
霊柩車だそうです。驚いた
事に未だ現役だそうです。
こんな滝があってみたり、気持ち良い里山の道を歩いたり・・・歩いているだけでも気持ちが満たされていきます。
そして長い長い長い長い階段(おおよそ300段!!)を息を切らせて上っていくとそこには
金毘羅さん(藤岡神社)があります。そこでまずは素晴らしい眺望が出迎えてくれます。
この階段、写真で見ても相当に長いのがお分かりいただけるかと思います。
でもここで見るべきものは景色では無かったのです。それは社殿の裏にあります。
そこにあるものは、なんとも珍しい天狗の姿をした秋葉さん。何故天狗なのかはわかりません。
でも火伏せの神としてここに祀られているのです。
他にも大黒天や三十三観音の石仏も鎮座されておられるのですが、このちょっと荒れた様子が
ここのミステリアスさを増長しています。ここはパワースポットの様にも思えますが、
むしろミステリースポットとして覚えておきたい所です(笑)。
再び長い長い階段を下って一旦解散となりました。でも殆どのメンバーはお昼ご飯とミーティングを兼ねて
4月29日にオープンしたばかりの「油屋八ヶ岳」さんへ。
「津金で体験、丁寧な暮らし」
「油屋で油を売りましょう(交流しましょう) 油屋で油(エネルギー)を買いましょう」
をコンセプトにコミュニティースペースとして場所や時間、ちょっとした商品を提供しているお店で
完全添加物無しのお食事もいただく事が出来ます。
外観もお店の中もアジがあります♪♪小さいお店ですので予約は入れておいたのですが、
我々が到着してから揚げ物を揚げたりお魚を焼いたり・・・。こういった気遣いもとても嬉しいですね。
自然と時間もゆったりと流れているような気がしてきます。
そして待望のランチ♪
調味料も含めて完全に無添加だそうです。派手さこそありませんが、一品一品が本当に丁寧に
作られていて、作っている方の気持ちがひしひしと伝わってくるようなお料理です。
普段は早食いの私も、一口一口じっくりと噛みしめて味わう事でより一層の満足感が得られる、
そんなお食事でした。味付けは極めてさっぱりでシンプル(無添加なのですから当たり前ですね)。
でも決して物足りなくない、とても不思議な感じです。
この仕事の仕方はペンションで料理を作っている自分としてはとても見習うべき所があるように思えます。
またこんな仕事がしたいとも思いました。
今回も大満足のフットパス楽校、ガイドとしても色々と学ぶ所がありましたが、ガイドの心得として特に印象に残った事を一つ。
多賀さんより、「ガイドは1分に1度は後ろを振り向いて確認をする。実際には1分に1度とは
いかなくてもそのくらいのつもりで・・・・」
1分に1度って、ずっと後ろを見ているような感覚ですよね。でもその位の注意力は必要なのだと
教わりました。それにしても北杜市はどこを歩いても楽しい所ばかり♪♪
歩く度にもっともっと北杜市の魅力を知りたい、そしてそれを人に伝えたいという気持ちが強くなっていくのを感じます。
八ヶ岳南麓 小淵沢高原の小さな宿
ゲストイン シェムニ