厚さ5センチ以上もある辞書のような氏の詩業を
一週間かけて丁寧に読ませていただいた。
あまりの本の大きさに、駅のベンチで読んでいるとき、
何の本ですか、と美しい女性に声をかけられ、
久しぶりに鼻の下をのばしたこともあった。
僕たちがほとんど失ってしまった日本とその時代が
杉山さんが歩まれた人生と共に、そこにあった。
確かにこの本に、缶詰のように閉じこめてあった。
ほんの、さわりだけを…
辞書の中に迷いこんで
行きつけないで
よその家へ上がりこんで
紅茶をのんで帰ってきた
(「辞書」より)
あなたも、この辞書のような詩集を読んで
美人のお家で、紅茶をのんで帰りましょう。
一週間かけて丁寧に読ませていただいた。
あまりの本の大きさに、駅のベンチで読んでいるとき、
何の本ですか、と美しい女性に声をかけられ、
久しぶりに鼻の下をのばしたこともあった。
僕たちがほとんど失ってしまった日本とその時代が
杉山さんが歩まれた人生と共に、そこにあった。
確かにこの本に、缶詰のように閉じこめてあった。
ほんの、さわりだけを…
辞書の中に迷いこんで
行きつけないで
よその家へ上がりこんで
紅茶をのんで帰ってきた
(「辞書」より)
あなたも、この辞書のような詩集を読んで
美人のお家で、紅茶をのんで帰りましょう。
美人のお話は作り話だからね。
でも、同年代のおじさんに話しかけられました。
ずっと前に、杉山先生の詩論集みたいな本を図書館から借りてよんだことがあります。
詩も映画と同じくショットの積み重ねみたいなことが
書いてありました。
その意味で、現在書かれている詩の多くは、フレームが雑かも知れません。
嘆かれていると思います。