尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

写真「白いバラ」

2011年05月27日 00時45分55秒 | 尾崎まことの「写真館」

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写真「ボディスーツ」

2011年05月25日 22時02分16秒 | 尾崎まことの「写真館」

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写真「大阪駅の時計台」

2011年05月25日 21時59分15秒 | 尾崎まことの「写真館」

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写真「大阪駅」

2011年05月25日 21時55分26秒 | 尾崎まことの「写真館」

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詩「さわる」

2011年05月21日 00時35分00秒 | 新詩集
君の額に今
さわっていったのは
風ではない木の葉ではない指ではない
唇ではない
あのひとの昨日のことばである

ことばだけが
さわることができるのだ
君という孤独に

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シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』

2011年05月20日 23時57分41秒 | 読書記録
3/11以来、読むに耐えうる本はほとんどない…と感じているのは、僕だけではないでしょう。
この『重力と恩寵』は例外です。今だからこそ、彼女の言わんとすることの何かが実感できるのだ、とも言えます。以下、P.51からの引用です。


 極端な不幸が、完全に達したこのたましいの中に生じさせる神の不在とは、どういうものなのだろうか。…(略)
…あがないの苦痛(イエスの十字架上の苦しみ―尾崎記)を通して、神は悪の極みの中にも存在する。なぜなら、神の不在とは、悪にあい応じた形での神の存在の仕方だからである。―その不在は感知できるのである。自分の中に神がいない人は、神の不在を感知することができない。

 悪の単調さ。なにも新しいものがない。そこではすべてが等質である。なのも実在するものがない。そこでは、すべてが架空のものである。(P.117より)

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写真「」

2011年05月19日 22時47分50秒 | 尾崎まことの「写真館」
おそらく世界で一番小さな教会の
ステンドグラスがらもれてくる光を浴びれば
わたしであることが何の意味ももたない

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フォトポエム「雨の日の花火」

2011年05月18日 21時39分00秒 | フォトポエム

「雨の日の花火」


壁のような頬をてらし
打ち上げ花火は打ち上がり
夜空ではなくて
瞳の中の漆黒に咲いている

愛するものと肩を寄せ合い
人はあの時のように抑えて
オーと声を漏らし
見ているものは花火ではなく
はかなさである

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フォトポエム「黄金の部屋」

2011年05月17日 23時54分09秒 | 尾崎まことの「写真館」
あなたはひとつの部屋である
あなたの中で
宇宙がひとり腰掛けて
これからのことを
黄色や緑で思案しているのだろう

あなたには厳重な扉がある
扉には小さな鍵穴があいている
目が丸く働き者の
蜜蜂だけが鍵である

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写真「迷宮へ!」

2011年05月17日 08時47分42秒 | 尾崎まことの「写真館」

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詩「沈黙において」

2011年05月16日 22時39分18秒 | 新詩集
詩人とは詩を書く人のことではない
詩人とはもっとも静かで目立たないところの
生き方の選択である
詩の住み家となることを選ぶのだ
言葉ではなく沈黙において

詩人の喜びも悲しみも
そして孤独は
目ではなく彼の耳にある



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フォトポエム「白いバラ」

2011年05月16日 00時27分57秒 | 尾崎まことの「写真館」

バラは鏡をもっている
そしてバラにはリルケが住んでいて
覗きこむと悲しい

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写真「白薔薇」

2011年05月15日 23時46分23秒 | 尾崎まことの「写真館」

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フォトポエム「花Ⅱ」

2011年05月15日 00時49分38秒 | 尾崎まことの「写真館」
自分自身の命の長さというものは
それぞれの今の実感をもって計られうるものだ
たとえばそれは忘れられないあなたに等しい
たとえばそれは忘れ去ってしまう過去の総量に等しい

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フォトポエム「野の花」

2011年05月14日 00時19分45秒 | フォトポエム


「野の花」

小さな野の花の美しさに連なるものたちのために、
私は外国語を学ぶように少しづつ愛を覚えてきたのである。
それゆえ、たとえ相手が自分よりとてつもなく大きなものであっても
もの言わぬもののために、闘わねばならないことがあると知っている。

自由とは自分であり続ける激しさである。
あの日に摘んだ一本の野の花の記憶のために。

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