尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

詩「僕は本です」

2011年07月31日 23時47分45秒 | 新詩集
ぼくは本です
ベンチに忘れられた本です
夜になると風が僕のページをめくります
月が僕を読んでくれます
それをお星さまが
しんと聞いてます

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あの頃チャンネル(2010年07月25日~2010年07月31日)

2011年07月31日 23時39分54秒 | 新詩集
あの頃チャンネル(2010年07月25日~2010年07月31日)

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大阪絶景写真「スカイビルよりⅢ」

2011年07月31日 23時25分55秒 | 尾崎まことの「写真館」

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写真「折り鶴」

2011年07月31日 23時25分01秒 | 尾崎まことの「写真館」

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大阪・絶景写真「スカイビルよりⅡ」

2011年07月31日 23時22分10秒 | 尾崎まことの「写真館」

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大阪・絶景写真「スカイビルより日没Ⅰ」

2011年07月31日 00時32分04秒 | 尾崎まことの「写真館」

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詩「誰かさん」

2011年07月31日 00時02分25秒 | 詩の習作
夢中で読んでいた本を
ぽんと閉じることがある
ふと誰かさんを思い出し
その誰かさんを
頁と頁の間に挟み込んだのだ

紙より薄い思い出だった

そしてまた読み始める
誰かさんが誰だったのか
すっかり忘れて

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詩「玄関」

2011年07月30日 23時47分54秒 | 新詩集
朝から日が暮れるまで
曇りガラスの玄関で
犬のように待っていることがある
人間を

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詩「きっと」

2011年07月30日 23時35分37秒 | 新詩集
星を見あげると
いつも星が見ているだろう
ドーム球場の子どもたちのように

星の下をうつむいて歩いていると
星の上を歩いている
きっと

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詩「このひとを見よ(エッケホモ)」

2011年07月30日 23時03分02秒 | 新詩集
あなたを通り過ぎるには永遠でさえ短すぎる

振り返っても
もう見ることはできない
しかしこの胸で
あなたを思い出すことならできる
あなたを包むには宇宙のカーテンでさえ
小さすぎるのに

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詩「ノートブック」

2011年07月27日 04時42分30秒 | 新詩集
愛し合うものたちは
きまって
一冊のノートを持たされている
しかし若すぎる彼らは
とても気がつかない

お互いに夢中だから
カバンの中を
ごそごそ探すよりも
その手をつかって抱き合う

たとえば
入道雲の空の下
向日葵に
アゲハがとまっても
とまったとは
書かない

お互いに夢中だから
スケッチする時間がなくて
キスばかりする

さて
残酷なことに
愛し合うものたちが
一緒になるとは限らない
そんな彼らは
さよならする時でさえ
「ありがとう」
と書く時間がなかった

泣きじゃくるだけで
精いっぱいだったから

それから十年たって
さらに十年たったころ
カバンの底の
ノートに気づくだろう
そこには
誰が書き込んだのか
奇蹟が刻まれている

きょう
入道雲の空の下
向日葵に
アゲハがとまった
目の前で

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詩「孤独」

2011年07月27日 04時08分52秒 | 詩の習作
太陽は
夜空を埋めつくしている星たちのことを
氷だと思っている
彼らは自分から余りにも遠くにあり
銀色に光っているので
そう見えたとしても無理もない

そして太陽は
自分のことを一度も
星だと思ったことはない
自分が耐えがたいほどに
熱く燃えているからだ

この運命は
われわれの太陽だけに起こったことではない
すべての星たちが
陥るところの運命である

孤独は熱い

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詩「鷹」

2011年07月21日 23時26分06秒 | 新詩集
時計にできることではない
ひとりごとだけが
永遠を指さしている時間を刻むのだ

ついに私の両の手が
決心して鷹のように羽をひろげ
ひとりごとの顔を覆うのを見た

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三行詩「ゆで卵」

2011年07月21日 22時46分17秒 | 詩の習作
ゆで卵をスプーンで叩く男よ
あのひとの名を忘れるためだけの
ニヒリズムだったねえ

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絶景写真「ピラミッド」

2011年07月21日 21時27分46秒 | 尾崎まことの「写真館」

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