そして
それから
やがて
ようやく
とうとう
ついに
つまり
だから
接続詞の
ことごとくが
とんでもない間違い
に感じて
苦しい隔離の
日々があった
人間のことごとくは
たとえば
座っている
時間であると
あるいは
歩いている
時間であると
たとえば
罵倒し合う
時間であると
あるいは
談笑している
時間であると
人間のことごとくは
時間の立ちのぼる
煙、香り、炎、であると
彼等が
腕に巻き付く時計
柱を這い登る時計
つまり空間化された
時間のようなものを
時間そのものである彼等が
緑の一瞬
青ざめてしまう
瞬間!
その一瞬に
気がつく
時刻というものの
正体が
自分に他ならないといった
写真家も
いなかった
時計が鏡であると
はじめて僕が云うのである
失語の結果