ある暖かい冬の昼下がり・・・とある畑でのこと。
「あの身体を緑で覆いし者の名は?」
「はい。プチヴェールと申します」
「はて?何やつ?」
「遠き祖先にケールを持つ・・・キャベツの仲間でございます」
「さて・・・キャベツとな?ちっとも似ておらんが・・・?」
「はい。一番近い仲間が芽キャベツでございます」
「さてさて・・・確かに芽キャベツも、このように茎の脇にビッシリ生えておるが・・・
芽キャベツは丸いはず・・・」
「はい。丸い芽キャベツと、(非結球の)ケールをかけ合わせて作られたニューフェース・・・
確か名前のプチヴェールは‘‘小さな緑’’という意味だったかと・・・」
「なるほど。緑のバラのようで美しいの~
して、うまいのか?」
「はい。何でも・・・芽キャベツのような苦味が無く、コク、甘みがあり大変美味しいと聞い
ております。何よりも、ビタミンCやカロテン、カルシウムなどの栄養価が、普通のキャベ
ツと比べものにならないくらい多いとか・・・」
「そんなに優れたものなのか!しかも美味しいとは!!!
早速、このものたちを生け採りにし・・・料理をせい!」
「ハハァ~!かしこまりました!でございます♪」
って会話が聞こえたとか・・・聞こえなかったとか!?
~つづく~
あっ!続かないかも~