ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

春の嵐。

2006年02月07日 | 私ごと
蝋梅です。
甘ーい高貴な香りの蝋梅。いい香りです。

朝から、猛突風!表の看板も揺れまくり、窓ガラスに雨が吹きつけて、戸がガタガタ言う。
時折 激しい吹きしぶりの中で、突然の稲光、爆音とともにガラス窓が震える。
遠雷の中で停電した。

なんでも台風並みの季節風で、11時現在浜田で33メートルの風を観測したと、テレビで言っていた。
停電の原因は金城町の送電線に雷が落ちたたらしい。
この季節外れの台風はナンなんだ・・。
波浪警報が解除になった夕方も、突風が吹きまくっている。

*****

やはり、駄目だった。

以前にも書いたが一昨年発売された「伝説の地方紙 石見タイムス」の作者にこの本を読んで直ぐ手紙を書いた。(吉田 豊明著)

石見タイムズが廃版になるまで、新聞記者として働いておられた泉 清明記者の消息が知りたかったので、そのことを手紙に書いた。
吉田さんは、手紙を受け取ってから、色々と泉記者の事を調べてくれたようだ。
しかし、その後の事はわからないと言う電話をもらったのだ。

毎度毎度、古い話でしかも私事で恐縮だが、私が働き始めた頃 石見タイムスはローカル地方紙でありながら、西は益田から、東は大田まで、石見地方の人たちに指示されていた格式あるタウン紙だったのだ。(週一回の配布新聞でA4版だったような・・)
その記事を一手に引き受けていた泉記者。
ベレー帽をかぶり、ニコンの一眼レフキャメラを首に下げて、グレゴリーペックのようなスクーターに乗り、西に東に飛び回っていた。
街の映画情報などは、時々匿名で私の感想を記事にしてくれたりもした。
今も昔も変わらず、聞きかじりのうわべだけの知ったかぶりの私を時々正道に導いてくれたなぁ。

石見タイムス社は、浜田川沿いにあり、板張りの床で輪転機のインクの匂いがする古めかしい新聞社だった。
事務所では、当時人気マンガだった、杉浦幸雄の“アトミックのおぼん”のような事務員さんがいたけど・・。

消息はわからなかったが、もしまだお元気ならこれからどこかでお遭いする事があるかもしれないと、願っているのだが……。

雨 風は暴風。雷 6℃