ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

頂き物のお料理レシピ。(写真をクリックしてくださいね。)

2006年09月30日 | 私ごと

  

  

 先週お料理のコーナーお休みしましたので、少したくさんあり、記事にするのが大変ですから、今週のおすすめの栗おこわの作り方だけ書きます。(時計回りに・・)

①油揚げの袋煮。

糸こんにゃくと、頂いたニンジン、きくらげ、ぜんまい、豚肉をごま油で炒めて、塩胡椒で薄味をつけて、油抜きしたお揚げに入れて和風だしで煮ました。

②鯵の南蛮漬け。

③お茄子と、ピーマン、豚肉、平茸、のぴりから炒め。(キムチの元で味付けました。)

④しそのみの佃煮。

⑤天麩羅 しそのみと、竹輪の中に、ハンバーグの種が残っていたので、レンジで火を通して竹輪の中に詰めて天麩羅にしてみました。

⑥栗と小豆のおこわ。

「作り方」

お米ともち米は半々で、炊く一時間前にといでざるにあげておく。
洗った小豆は水を加えて七分通リの固ゆでにする。
ゆで汁と小豆に分けて、小豆にぬれ布巾をかけて、乾燥させないようにする。
ゆで汁は高い位置から落としてねる。(つやが出るので何度もする。) 
栗も固ゆでにして、研いだお米にゆで汁、小豆、栗、お塩少々を入れて、電気釜で普通にたく。黒ごま塩をふって出来上がり。とても美味しく出来ますよ。

⑦最後にお彼岸だということでいなり寿司を作ってみました。

晴れ 25℃

追記

今日で9月も終わり。
何かと気ぜわしい9月でしたが、昨年より涼しくて毎日過ごしやすい日々でした。
今日 この地区の秋祭りの寄付を取りに来られて、あ~もうそんな時期なのか、バタバタしていたら、あっという間の季節の変わり目。
8月の記録的な暑さの後に、しのぎよい9月は、わたしにとって、持病である眠り病が重症になってきて、ほとほと困っている。

朝起きるのがつらい。決して夜更かししているわけではないけど、(11時には夢の世界にいる。)心地よいひんやりとした朝の新鮮な風が、まだ寝ていたら?と起こしてくれない。困ったものだ。

あぁ~心置きなく眠る人になりたーい。


企業通貨の話。

2006年09月29日 | 四方山話
 トンボさんが6?歳になられました。(午年)
開店以来 この木馬を影になり日向になり支えてきたと自己申告しておられますので、トンボさんの大好物の、餡子物をプレゼントしました。
イリコさんはコーヒーをプレゼントしました。気は心です。

何はともあれ、おめでとうございます。
いつまでも心身ともに鍛えて、若々しく長生きして、傾きかけた木馬を、これからも支えてください。

*…*…*…*…*…*
 
 なんとも言えずかわいい。笑ってしまった。それというのも、
今日は大手スーパーのお客様感謝ディということで、お買い物ポイントが10倍だった。チラシも入っていたので、いつもはガラーンとしている売り場も何処から人が集まってくるのかと思えるほど、ごった返していた。
いつものようにイリコさんが店で補充するものを紙に書いてくれていたので、見ながら食品売り場に向かった。

 また話は脱線するが、ポイント10倍ということで、この前新聞に『企業通貨4519億円に』という記事を見たのを思い出した。

 航空会社のマイレージや、家電量販店、スーパーのポイントなど、現金と同じように商品購入に使える「企業通貨」と呼ばれる仮想的な金の発行総数の事だ。
実際に、私もいきつけのスーパーや、家電量販店、マイレージも少ないながら、0円ではない。全部集めたら、1万円くらいにはなるかも・・
某スーパーは食品だけだけど、大手スーパーは何でも揃っている。そのスーパーのポイントが10倍ならそりゃお客さんは多いわな。

 で、そんな混雑しているインフォメーション前の3階まで吹き抜けになっているホールに、テーブルと椅子が4,5脚用意されていて、お年寄りの憩いの広場と化している。 その一角にちょこんと座ってお弁当を食べているおじいさんがいた。ここでお弁当食べている人はいつもいるからどうってことないのだけど、その方たちは、このお店内で買った出来合いのお弁当を食べているのだ。でもこのおじいさんは、ハンカチの上に広げたお弁当を食べていてその横には、ステンレスの水筒まで置いてあった。それはまるで愛妻弁当だった。私は足を止めて覗いた。悪いとは思いながら、覗かずにはおれない。アミに海苔の混じったふりかけがご飯にかけてあった。
 
 思わず、可愛いと思った。仕事の途中でどこか涼しいところで食べようとお弁当を広げたようには見えない。明らかに奥さんに作ってもらって、「一日中遊んでおいで。」と追い出されたように思えたが・・
お弁当を食べるという行為について帰りの車に中で考えた。私ならあんな人の多いところで食べるより、屋上かどこかの景色のいい外で食べるけどな、しかし、よく考えたらテレビに向かって食べていた。
何処で食べようとほっといてくれ!要らぬお世話!といわれそうと思ったら思わずにやりとしてしまった。

 私も暇だね、人様のお弁当で色々と思いをめぐらせてあーでもない、こーでもないと楽しんで、何処の誰だか知らないけれど、おじいさん御免なさい。

晴れ 26℃

「妹の恋人」をまたまた見る。オカーサンのジョニデ祭り。

2006年09月29日 | 映画の事
 妹の恋人 
監督:ジェレマイア・チェチック 
原作:バリー・バーマン/レスリー・マックネイル
脚本:バリー・バーマン
撮影:ジョン・シュワルツマン 
音楽:レイチェル・ポートマン
主題歌:プロクレイマーズ“I'm Gonna Walk (500Miles)”
 
出演:ジョニー・デップ(ベニーの友人の従弟、サム)
  メアリー・スチュアート・マスターソン(ベニーの妹、ジューン)
  エイダン・クイン(ジューンの兄、ベニー)
  ジュリアン・ムーア(ウェイトレス、ルーシー)
  オリヴァー・プラット(ベニーの友人、エリック)
  ダン・ヘダヤ(ベニーの友人、トーマス)
  C・C・H・パウンダー(ジューンの主治医)
  ウィリアム・H・メイシー(プロモーター、ランディ)

<ストーリー>
ベニーには、自閉症気味の妹ジューンがいた。ある日彼らの前にサムという、サイレント映画に憧れる不思議な雰囲気を持つ青年が現れる。無口なサムのパントマイムは、たちまちジューンの心を開いていくが……。

 昔、昔、初めてジョニデに出会ったとき、もしかしたらこの俳優私好みかもしれないそう思い(この前書いた?)ビデオの発売を待ってレンタルして見まくった。
やはり、ジョニデは裏切らなかった。少し癖のある役どころを、ものの見事に演じて、私の中にジョニデの魅力が確立していった。
シザーハンズが先か、この映画が先か忘れたが、とにかくもう目が離せなくなった。うまいし可愛いし・・

 この映画も心を病んだ者同士の恋ーーーという普通だったら面白くも何にもない物語を、ジョニデが演じた事で、重苦しくなりそうな話をサラリとユーモアたっぷりに描いていて、実に好感が持てた。この映画辺りから、ジョニデのメルヘンチックなキャラが、定着して見るものの心を暖かくしてくれるようになったのではないかな?とそう思う。

 ここにきて改めて見直してみて、アイダン・クインの地味な演技もまたいいなぁと思ってしまった。

◎SAORIちゃん、ジョニデは「シザーハンズ」と「妹の恋人」から見て欲しいよ。

追記 
この映画の前後してみた、「いとこのビニー」これも面白くて大好きな作品です。
これはジョニデではありませんが、超娯楽映画で、私はアメリカ映画のお笑い映画は大好きです。

「きみに読む物語」をDVDで見る。

2006年09月29日 | 映画の事
 
米 2004年 123分
監督 ニック・カザヴェテス
原作 ニコラス・パークス
製作総指揮 トビー・エメリッヒ 、アヴラム・ブッチ・カプラン
脚本 ジャン・サーディ 、ジェレミー・レヴェン
音楽 アーロン・ジグマン
出演 ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジェームズ・ガーナー、ジーナ・ローランズ



<ストーリー>

 米国の療養施設で、認知症の老婦人(ジーナ・ローランズ)に対し、面倒を見る老人(ジェームズ・ガーナー)がノートブックに記されている話を読み聞かせる。それは、1940年夏、米国南部の小さな町で、夏休みを過ごすため都会からやってきた17歳の令嬢、アリー(レイチェル・マクアダムス)が、地元製材所で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出会い、恋に落ちる。しかし、アリーの両親は娘の将来を案じ、二人の交際を阻害し、アリーを都会へ連れ戻す。悲嘆にくれたノアは365日間、アリーに手紙を書くが母親に破棄されてしまう。やがて、第二次世界大戦が始まり、ノアは戦場へと出兵する……。

この映画もまた、アルツハイマーというこれから私たちが背負わなければならない問題が、もう一つのテーマだと思う。

しかし、三角関係にありながら、(少々羨ましいしい。)最後に純愛を貫くというこういう事実はもしかしたらあるかもしれない。

う~ん 景色も音楽も綺麗でとてもよかったんですが、私なりには☆☆☆です。

安倍総理の手腕に期待。

2006年09月27日 | 四方山話
  今朝の陽射しは、雲の合間からだった。
ごみを出すべく表に出てわぁ~と目を見張った。
生い茂った雑草の中から、真っ赤な彼岸花を見つけ「やっと咲いたね。」とデジカメで撮影。
  
 やはり彼岸花は赤でしょう。朝露が素足のサンダル履きの足をぬらした。きらきらと赤の彼岸花に朝露が光っている。綺麗だ、まるで水晶玉のように思えた。柔らかな日差しが彼岸花に当たる具合がちょうどよかったのか、思わずかがみこんで、手にとって見る。
今まで何度か、朝露の美しさに呆然とした事はあるけど、短く刈り取った雑草が少し伸び始めて、緑が鮮やかな中に見えた赤の上の朝露のきらめきを見たのは初めてだった。
ふと足元に目をやると、クロに橙色の紋をつけたアゲハ蝶の死骸が・・羽を広げたまま息絶えていた。
夏の間中飛び回っていて、涼しくなり、命絶えたのかな?そう思いながら咲ききっている彼岸花を摘み取った。(木馬に飾るため)

 ここのところ、バタバタ、バタバタばかりして、こんなに美しい草むらや四季の自然を気づかずに、愛でることなく、やり過ごしてきたものはあまりにも多い。
美しいものも醜いものもわからないから生きる事は面白いのではないか。

 限りある自分の命を、深く味わって生きる事が出来るか、せっかちに生きずに周りに目を配り楽しみながら生きていけたらなぁ、そう思う。

とまぁ 七回忌つながりでガラにもなくお坊さんじみたことを言ってしまってすいません。

 さて、安倍政権が昨日誕生した。安倍さんと言えば北朝鮮の拉致問題では頼もしい所を見せていた感があるが、やけに『初の戦後生まれの総理大臣』ということをアピールしていたようだ。しかしそれなら美しい日本つくり内閣に70歳以上の閣僚は辞めて欲しいと願うのは私だけだろうか?定年制を儲けてせめて70歳は引退にして欲しい。
60歳になった私でさえも老いを感じるのに70歳で物忘れはないのだろうか?
杞憂ですか?そりゃすいません。
安倍総理の選挙演説をテレビなどで聞いた限りは、あまり訴えるものがなく面白くなかったように感じたが、えっー?政治の世界に面白さを求めてはいけない?そりゃすいません。
 しかし、いくら選挙に負けたくないからといって、来年の参議院選挙に、自民、民主両党が日本ハムの新庄に立候補の打診をしたという話と、郵政民営化反対で造反した元自民党議員の復党も考えているというような記事を新聞で読んだ時には、
悪ふざけもいい加減にしろ!政治家には主義も主張もポリシー何もないのか!ただ数合わせで日本が救えるのか!と逆上した私ですが・・

 小泉元総理の時、すっかり糸がもつれてしまったアジア外交も、私は韓国に関しては心配していない。なぜなら、安倍総理の奥さんは、あの「冬のソナタ」のパクヨンハの大ファンだそうだから・・関係ない?えらいすいません。
 
朝薄晴れ、後晴れ、26℃

ハリウッドに思いを寄せて・・

2006年09月26日 | 四方山話

  

 

 ラーフルご夫妻が、娘さんが住んでいるアメリカに行かれて、お土産を頂いた。

娘さんのTちゃんは、旦那さんの仕事の関係でアメリカのトーランスという所に住んでおられて、勿論私は何処だかわからないのだけど、何でもハリウッドにとても近いところらしい。「おばちゃんに、ハリウッドに行ったつもりになってもらって!」とハリウッドグッツを下さった。嬉しいじゃないの、何という心使い。
広すぎて、山も見えない広いナッツベリーフォームという牧場のジャムもいただいた。
まだ見ぬ憧れのハリウッド、当分この地図とか、パンフレットとか広げて楽しめそう。
ありがとう!Tちゃん。

*…*…*…*…*…*

 それにしてもナンですね。確実に老化が私の身体を蝕んでいます。
昨日から身体のあちこちが痛い。別にたいした力仕事したわけでもないし、ただ二階を何度も昇がったり降りたりしたのと、布団をベランダに干したり、テーブルを片付けたりしただけだのに・・ 
おまけにこの秋晴れのいい日に、花粉症で朝からくしゃみの連発と、鼻水の出放題。薬を飲んでやっと収まってる状態。最悪、よってブログもしゃきっとしませんがお許しを。

 さてやっといつもの生活リズムに戻って、ニュースを見たら、安倍政権が発足した模様。

 またいつもの悪い癖が、花粉症で体調が悪いのと相まって勃発。

党三役が決まった。
面白いキャラクターが次々とあぶりだされてきたよ。

 少し話が脱線するが、この前みんなで会食の時の話で、私は昔から人の顔を覚えるのが得意だから、木馬がにっちもさっちも行かなくなったら、探偵事務所でも開こうか?という話になった。

 私の一番下の妹が、「駄目よ、お姉ちゃんは向いてない。あそこまで方向音痴の人はいないよね。温泉に行ってもお風呂場の入り口と出口と間違えて、タオルで前だけちょっと隠して表に出る人だから、尾行したら帰れなくなるよ。私は顔は覚えられないけど、方向はしっかり迷った事ないからじゃ一緒にする?」
真ん中の妹のサンコー夫人が「私も入れて!」
みんなが揃って、「ダメ、ダメ、サンコー夫人は不倫の張り込みかなんかしたら、もう次の日には 『ちょっと、知ってる?あそこの社長さん、あの飲み屋のねぇちゃんと、ホテルに入ったよ。』と、都野津中に知れ渡っているから・・」

 で、ごめんなさい話を戻しますが・・。
 ナンバー2の幹事長に中川秀直さん、
どうもこの人を見ると、山下清の役をしたに芦屋雁之助に似ている。
ランニングシャツに半ズボン、ベルトは出っ張ったお腹の上に捲し上げて(後ろがお尻の割れ目にはまり込んでいる感じね。)、リックサック姿。「あのー 兵隊の位にしたらどのくらいで?」
「あんたは兵隊の位にしたら、痩せてもかれても、ナンバー2の上等兵や」・・・

 政調会長は、あのNHKの報道規制に安倍さんと一緒に圧力をかけたかどうかで、藪の中に葬った、中川昭一さん。この人を見るとふとなんだか目が物語るというか、時代劇によく出てくる、“護摩の灰”といって人のいい道連れのふりをして隙を見て、仲間の懐から金品を盗んでいく油断もすきもない、いかにも好人そうに見えて、これがまたどうにもならないリキミのはいった口元が怪しい感じ。

 総務会長は、丹羽雄哉さん。
おかまっぽくて、人のいいじいさんというよりも、意地悪ばあさんという感じで、にこやかなタレ目の奥に潜んだ、ワルサ。
たとえば、悪戯に落とし穴を作り、自分で作った落とし穴に誤って落ちたら、あたりをきょろきょろ見回して、誰もいないのを確かめたあと、その穴を直して、人には決して落ちたと言わないような人。

  顔の特徴を覚えて、色々考えるの大好きな私ですが、気を悪くする人がいるかもしれませんね。
でも低次元の冗談と思って、大目に見てください。

 因みにそういうお前は?と聞かれる前に私は、はんぺんに目鼻をつけたようで、食べてもこれといった味があるわけではなく、ふにゃふにゃしている感じと自己分析しました。

晴れ 24℃ 


終わりました。

2006年09月25日 | 私ごと
 トンボさんのリクエストで愛想無し家の管理部長が買ってきたお菓子です。言ったもん勝ちですね。
 
*…*…*…*…*…*
 たった2~3日の事だというのに、まるで全く違う世界に迷い込んだような日々のリズムの違う生活は、曜日の感覚も時間の感覚もなくなり、ただ、ただ忙しかったし疲れた。
今朝いつものようにニュースを見たり、新聞を読んで、へぇこんな事があったのかと驚いた。
 今日はまったく私事ネタを長々と書くかもしれませんがお許しを。

 21日の金曜日夜、突然電報のようなメールを受け取る。
「今 バスに乗った、明日朝7時過ぎ、浜田駅まで迎えたのむ。」相変わらずの千葉の愛想無しの伝言だった。
その夜(22日) 愛想無し夫婦と一緒にすき焼きを囲んだ。「このすき焼きなべ歴史があるんだね。」「そうよ、おじいさんの肩身だからね。でもやはりこの鉄のすき焼きなべにすると、美味しいよね。」

 娘から電話で、婿の仕事の都合と、ETCの都合で明日の早朝(23日)4時ごろ着くからとのことだった。(因みにETCは夜中の12時から高速代が半額になるらしい。)

 このようにして家族が集まったのは、夫の七回忌の法要を23日に決めていたからだ。

 突然 目の前からいなくなったあの人と とうとう私は同い年になってしまった。
つやや体力が無くなってしまって、代わりに皺と白髪が増えました。方向音痴の私が、あの世でまた無事に会う事が出来るか心配です。

 さて、法事の当日。
お坊さんが10時という約束だったのに、9時過ぎにもうやって来た。「え~早いですね。」私は言った。お茶の用意もこれからの時だったし・・
サンコー社長さんと、愛想無し夫婦が相手をしてくれる。
 
 余談になるが、このお坊さんやはり3回忌の時、時間を間違えて、30分遅く来た。そして遅れた分 他の檀家さんとの時間調整のため、坊さんグッズの入ってるであろう茶色のずた袋から携帯電話の着信音がしょっちゅうなり、しかもその着信音が「明日がある」私はこの坊さんなっとらん!せめて着信音は「運命」ぐらいにしたらと思ったことを思い出してしまった。

 話は戻るが、そのお坊さんは、昨年大病をしたらしくて、見る影もないほど痩せて、身体も少々不自由になられて、お経の声に張りがなく小一時間の読経もやっとの様子で、有り難味もあったもんじゃなかったが、気の毒でもあった。今度からサンコー社長がお経を読んでくれるそうだ。お布施は半分でいいらしい。

 それは冗談だけど、その後みなでぞろぞろと歩いてお墓にお参りした。風が強くお線香も火がつかなくて困った。

 しかしこんな事でもないと、家族や親戚も集まる事もないのでその後の会食は話が随分と弾んだ。
残された蔵書を見て、金になるのはないか、折口信夫全集は?柳田邦夫全集は?埃になっているから駄目か?などと言いたい放題。「きっとお兄さんあの世で苦笑いしているね。」妹達の言葉。

 その夜は本当に何年ぶりかで家族が一同に会した。(多分娘の結婚式以来だと思うが・・)
夕食は 法事の残り物で、お汁だけ作り、この際だから私はみなに言った。
「お母さんは、一人だし国民年金だけじゃとてもじゃないが暮らしてゆけない。希望としては、山の中腹でせせらぎの聞こえる清流があり、窓を開けると海の見えるところで出来るなら温泉付きね。ワンルームでいいから一人で静かに暮らしたい。愛想無しさんよろしく心に留めておいてくださいね。国内、国外を問いません。」

 さて、開けて日曜日。
愛想無し夫婦を朝、5時半に起こした。
二人で温泉津温泉に朝風呂に出かけて、朝食の用意をして、ご飯を食べたら7時30分に浜田駅まで送った。
何でも仕事の事で岡山に行き、用を済ませたら、神戸で遊んで東京に帰るらしい。ご苦労さん。

 娘夫婦は、研究職の旦那が仕事を持って帰り一晩中持参したパソコンで仕事をしていたので、朝ごはんを食べたら昼間寝るということだった。(この会社は人をこき使う会社だね、一部上場の会社だというのに、お休みも満足にないのかね?あきれた会社だね。)
 
 というわけで私の計画としては、座布団や、布団の片付けや、使った道具をしまったり、掃除も済ませてしまいたかったんだけど、半分しか出来なくて、その代わり孫と一緒にたくさん遊んだ。
もう来年まで会えないし、お買い物や、公園の滑り台で遊んだ。
その夜 7時半ごろ最後の夕食を済ませて、尼崎に帰っていった。ご苦労さん。

このようなわけで我が家のイベントも無事終わりました。最後にこの場をお借りして、一言。

 あれから早いもので七年たちました。
あのどん底時に、ともすれば真っ黒な海に漂う難破船のような行く当てもなく彷徨っていた時、親戚の方々、そして木馬のお客さんの方々、私のお友達、その他多くの私につながりのある方々に励ましていただき、どんなにか心強く、あ~人ってこんなに温かいものかと再確認した七年でもありました。
これから、どれだけお返しが出来るかわかりませんが、頑張って参ります。
本当にありがとうございました。

私事を長々と書いてしまいまして、最後まで読んでくださりありがとうございました。

23日(土曜日晴れ 風強し、24℃)24日(日曜日 晴れ 25℃)
本日 24℃ 晴れ。 

『デッド・マン』をまたまた見る。オカーサンのジョニデ祭り

2006年09月22日 | 映画の事
『デッドマン』

監督・脚本 : ジム・ジャームッシュ
音楽 : ニール・ヤング

出演 : ジョニー・デップ(ウィリアム・ブレイク)  
    ゲイリー・ファーマー(ノーボディ)   
     ロバート・ミッチャム(ジョン・ディキンソン・・友情出演)
    ガブリエル・バーン(チャーリー・ディキンソン)   
     イギー・ポップ(サリー)


 会計士のウィリアム・ブレイクは、新しい仕事につくために西部にあるディキンソン鉄工所に向かった。
その旅の列車の風景から始まる物語は、最初の場面からすでに非現実的な箇所が挟み込まれ、滑稽さと深刻さが共存する不思議な雰囲気をかもし出しているのだが、その後さらに、全く予想外な世界に展開していく。
鉄工所への就職に失敗したウィリアムは、失望の中で入り込んだ酒場である女性と出会う。
その出会いから、地味な彼の人生は一転、発砲事件に巻き込まれ重傷を負ったばかりか、成り行きで男を殺害、さらに濡れ衣をきせられ、結局は高額の賞金がかけられたお尋ねものとなってしまうのだ。

 そんなウィリアムを助けた先住民の流れ者ノーボディとともに、ウイリアムの逃亡の旅が始まる。
ノーボディは、ウィリアム・ブレイクをすでに亡くなっている有名な詩人と勘違いしてしまう。
そして、死者の魂がさまよっているのだと思い込み、彼の魂を死の世界に帰そうとするのである。(映画説明より・・)

 昔、昔、初めてジョニデに出会ったとき、もしかしてこの俳優好きなのかもしれない。そう思った。脚本でみたり、監督で見たり、勿論お気に入りの俳優で見たりしていたけど、ジョニデだけは、ジョニデで見た、内容云々じゃない、ジョニデが見たいのだった。

 この映画も何度見ただろう。前編モノクロだけどそれだけに余計に綺麗でジョニー・デップのおさえた演技が夢の世界に連れて行ってくれるように神秘で深く美しく、ニール・ヤングの音楽はどの場面にもシンプルだけど想像力をかきたててくれる。(ギターだけという・・)
改めて見て、、「死」というものをしっかりと据えた雰囲気の中に、眠りを誘うような不思議ななシーンが見て取れる。眠るように死んでいる仔鹿に寄り添って土の上に横たわるブレイク、(このシーンとても好き)どれも端正なモノクロ映像の中に閉じ込められていてうっとりしてしまう。
ストーリーよりも、美しい死へゆっくり導いてくれるそんな映画だ。
ロバート・ミッチャム(イカれた社長)、ジョン・ハート(悪そうな支配人)、ガブリエル・バーン(殺される社長の息子)、イギー・ポップ(女装した男)、ビリー・ボブ・ソーントン(イギー・ポップと一緒の場面に出てくる怖い人)、
今思えばものすごい脇役達。これが見れるだけでも一見の価値あり。


 さて私事ですが、明日からブログを休みます。月曜日にまた現れますのでよろしくお願いいたします。

晴れ 23℃

引き続き、落語ネタ。

2006年09月21日 | 木馬の事

 

 

 年々 自然界にも異変が起きているのか?
昔からの本来の彼岸花の赤はまだ蕾で、品種改良したであろう、色が違う彼岸花はあちこちで見かける。近所で見かけた彼岸花です。このほかにピンクもある。

*…*…*…*…*

 落語の酢豆腐じゃないが、モーニングサービスにメニューにないものを出前で頼むお客さんがいる。

電話のイリコさんの応対ですぐわかる。
「はい、4つですね。はい、え?こんがり、もう一つは厚めに、え?卵はいらない。はいわかりました。」
その後 いつも機嫌が悪くなるイリコさん。「わかってます。お客さんだから・・」

2枚は普通に焼く、1枚はこんがり焼く、1枚は厚くして、その代わり卵はいらない。
厚目にはジャム、こんがりのは、バター、トーストの話だ。
サラダにドレッシングはいらない。3個はいる。
当店のモーニングサービスは、トースト、ゆで卵、サラダ、バナナ半分、コーヒーが付いている。

イリコさんがぶつぶつ言うのもわかる。卵がいらないからその分トーストを厚くしてくれと言っているのだから・・

「イリコさん我慢して、その内(宝くじが当たればだけど・・)『当店のメニューにないものは作る事が出来ません』とはっきり断るから」と慰めているけど、いつの事やら?

 そんなこんなで気持ちがへなへなしている時は落語ネタで口直し。

昨日も思ったのだけど、落語によく出てくる「横丁のご隠居さん」は、何歳くらいなのだろう。トンボは60歳くらいの設定だと言う。え~?じゃ私とおない年?
これって、ある意味このように年を重ねたいよね。女でご隠居っていうのもどうかと思うけど、男女同権の世の中、女の横丁のご隠居がいてもおかしくない。

変に物知りで、道楽者や知識人とか趣味人とかその道の極め人にはなりきれず、なんとなく中途半端なポジション、心優しいが、いい大人になっても今ひとつ成人しきれてない、若者に事あるごとに慕われて、うん、そういうの嫌いじゃない。
 で、ご隠居が出てくる噺を私なりに調べてみた。
一目上がり子褒め道灌長命茶の湯千早振るやかん後生鰻十徳

 まだまだあるだろうけど、大家さんなどもご隠居だよね。
でもそういいながら、おっちょこちょいで、人がよくて馬鹿なのよね。いい笑いもんなのよね。

 八っあん、熊さんがふらりとたずねてくると、「まぁまぁ おあがり」とか何とか言って、
頓珍漢なトークでもてなす。うん、いいね、そういうの、うん嫌いじゃない私は・・
人恋しさというか、俗っ気っていうか、物知りおばさん的な、仲間内で慕われる存在。
(あれを仲間に入れると、楽しくなりもりあがるぜ的な・・)
そのためには、多少なりとも、世事にたけていなければならないし、耳学問ばかりでは話に真実味がない。

 あれもこれもは難しいが、トンボじゃないが日々精進しなくてはなるまいね。
気が付くのが遅かったかな。、月日が足りぬ、イベントが済んだら早速にも取り掛からねば。

 少々急ぎ旅でござんす。

晴れ 25℃