ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

3月30日 晴れ。

2010年03月31日 | 四方山話
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「春に三日の晴れ間なし」とはよく言ったものですね。今日は朝からどんよりで雨も落ちています。

というわけでこれは昨日・・・

 

 頗る晴天

頬をなでる風は冷たいけど、久しぶり、ホント、ホント、久しぶりの春日和。
ご近所でも洗濯物のオンパレード。

夕べお月さまがとても青かったので、きっと明日は晴れるだろうと思っていたが、晴れた分相当冷え込んだ。
思った通り放射冷却の朝、出がけに我が家の前の草むらで 見つけた雑草というか草花達。
「雑草」も可愛いし綺麗で好き。花壇に植わっている花よりも、節操なく生い茂る「草花」のほうが好きかも。尤も横着者の私は、手入れするのが面倒くさいということもあり、勝手に野原に生い茂る花のほうが好きなのかもしれない。
最初の写真は↑黄水仙、これは雑草ではないけど、球根だよね、どこから飛んできたのだろう。勝手に花をつけている。
ひときわ目立つ紫はハナニラ。
放っておけばいくらでも繁ってしまうけれど、これを「雑草」と呼ぶのは忍びない。この可憐な花は、やはり「草花」というべきだと思うでも「雑草」と「草花」の違いって何なんだろう。
雨が降ると、とたんに花をつぼませてしまうその様も可愛くて、草花の中ではこの花が一番好きかもしれない。

  

そういえばこのフリージアも雑草ではない。
パチリと写してPCに取りこんでみたら酔っ払ってもいないのにブレブレ。
もう一度撮り直そうにも、たった一輪を摘み取ってしまってもうそこにはない。
それならと、活けたのをパチリ。
柔らかい日差しの部屋に活けたら、すぐさま固い蕾もすこしほっこりとして、もう辺りにいい香りを漂わせている。

 

この花の葉っぱを見ると、黄色い花の咲くカタバミにも似ているけれど、この花は、くっきりと白いし、濃い桃色。
花屋に並ぶ花よりも、草花のほうが好きだけれど、種類があまりにも多すぎて、名前が分かるのはほんのわずか。
どんな花にも名前はある、名のない花はないというけれど、本当だろうか。
どこかでひっそり名もなき花が咲いているところがある。そう思いたいような気もするのだけど。
うん、きっと秘密の花園はあると思う。
(調べてみたらオキザリスでした。)

 

ゆっくりと歩くご近所散歩は、いそがしい。右を見て左を見て、空を見て、キョロキョロ・カメラを構えてキョロキョロ・・

途中、ソーメンさんの家の山芍薬が咲いていたので、写真におさめさせてもらい、ついでにキシメンさんちの、シデコブシも。
純白の花は心がなごむ。

ゆっくりと、当てもなく歩く散歩ほど、目や耳や心がさまよって、いそがしい。
頗るお天気がいいと、花から花への鳥のさえずりもどことなしに弾んで聞こえる。

雲り時々雨 15℃

⑯「マドンナ・ヴェルデ」海堂尊著(新潮社)・・3/26日読了

2010年03月30日 | 本の事
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 ←どんどん本が追いかけてくる。私が選んだ本ではない。
買っては売り、売っては買いを繰り返しているトンボさんから ちょいとお借りした本だから、贅沢は言えないが、ペースが早すぎる。あぁ~忙しい。頭がコンガラがる。

「別に読まなくてもいいんだよ、あんたに言わせりゃ 俺の読む本はくだらん本なんだろう?」
そうは言っても、本屋の店先に新刊書で並んでいる本を読むチャンスがあるのに 読まないなんてもったいない。
うん、確かにくだらない本もあるけれど、面白い本もある。
で、この本は面白い部類に入ると思う。

というわけで ねじり鉢巻きで、仕事もせず読みまくってます。暇だからいいようなものの。
この本も夜更かしして一日で読み終えた。でもその翌朝、すっかり寝過して大慌てで店に出勤。私はどうしてこんなによく寝るんだろう。自分でも信じられない。8時間はキッツチリと寝ている。

またもや枕が長くなったけど、医者である作者の 時代の流れに乗った新しい問題提起を含んだ作品なので 話題に挑戦しようとする心意気が感じられる内容だった。

物語は・・
「ママは余計なこと考えないで、無事に赤ちゃんを産んでくれればいいの」平凡な主婦みどりは、一人娘で産科医の曾根崎理恵から驚くべき話を告げられる。子宮を失う理恵のため、代理母として子どもを宿してほしいというのだ。五十歳代後半、三十三年ぶりの妊娠。お腹にいるのは、実の孫。奇妙な状況を受け入れたみどりの胸に、やがて疑念が芽生えはじめる。「今の社会のルールでは代理母が本当の母親で、それはこのあたし」<BOOKレビューより>

主人公みどりは、55歳で娘の代理母になることを選んだ女性。娘理恵の勝手な後だしじゃんけんのような方法で否応なしにだけど。
みどりが理恵から頼まれて代理母を引き受ける経緯や、理恵や理恵の夫である伸一郎への思い、また、みどり自身についてや、なぜ双子を別々に引き取ることになったのかなど、読み進むうち、わかるのだけど、ううーん、何と言ったらいいのか、私のような頭の悪い人間には理解できないような 一般人から見れば狂人寸前としか言いようがない極端人間ばかり。まぁみどりも普通人とは言えないとおもうけど ここまでハイレベルの人たちに人としての倫理と思いやりに基づき戦いを挑む姿は、なかなかのものかな?これが肉親だから余計に・・
よくわからないけど、常識などどこ吹く風とばかり代理母という問題を考えさせるという意味においては 素人にもよくわかるいい作品だと思う。

頗る晴天なれど風冷たい。 11℃

今日はすっきり晴れてるから、午後から近所散歩です。
明日 春の便りの写真をアップしますね。
明日もまた覗いてみてください。

春は名のみの・・

2010年03月29日 | 四方山話
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 桜のつぼみが、ひとつふたつと、ほどけはじめたというのに、先週雨ばかりだった。
それも冷たい雨。ホントうんざり・・

季節がせめぎあう、はっきりしない冬と気の早い春が入り混じる3月末。
なんだか意見がバラバラでイマイチ閣内不一致の民主党の攻防にも似ていて、肌で感じているいる我々も困惑気味。

しかしえらいもんだ、異常気象で季節が曖昧になろうとも、花はちゃんと芽吹く。

雨風の鬩ぎ合いの合間を縫って 近所の花畑の水仙を写してみました。


   

左の写真はスノースレーク・・
一目見たときにはスズランかと思いました。一片(ひとひら)の雪という意味だそうです。
で、別名スズラン水仙ともいう。
寄り添うように咲いている。
調べてみましたよ。花言葉は 慈愛 純潔・・うん、なんとなくそれらしいね。
すずらんとの違いは花びらの縁の緑模様だそうです。
香りも違うかな。

右の写真はペチコート水仙。
このペチコート水仙はきわめて原種に近いものらしい。
え?これも水仙?と思ってしまったけど、かわいいラッパのよう。でもペチコートのようなんですね。名前からして。

最近は色々な水仙を見かけるので、見て歩くだけで楽しい。

    

こんなのも、こんなのも、こんなのも・・・

でも昔からある普通の水仙(卵の黄身のような色のガクをかこむ純白の花びらの・・)が一番香りが好き。

日本列島は 海に囲まれているので一見 低気圧が秋から冬にかけてたくさん発生して通過していく様に思うけど、どうしてどうして春のそれはそこのけそこのけとばかりに、猛スピードで走っていくらしい。
それだけ気圧がせめぎあい、不安定ということ。 最近特にそう感じる。春一番とか、二番とかはちょっとした台風より怖いもの。
春という季節は、のったりのどかに見えて実はそうじゃない。 密かに、激しく、蠢いているのだなぁ 案外厳しいんだ、としみじみ感じる今年の春です。

それにしても寒い、風が冷たい。

雲り 8℃ 寒い、寒い。

⑮「終着駅」白川道著(新潮文庫)・・3/25日読了

2010年03月28日 | 本の事
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 白川道の小説を読むと、いつもながらその世界に入り込んでしまい、しばらくの間ポヤーンとした生活を強いられる私。
乾ききった私の心に砂漠に慈雨のごとく スーッと入り込んでいくセンチメンタリズム。
アラ還すぎて随分日が経つというのにいまだ、未練たらしくロマンと愛を追い求めているんだわ!
というわけで・・・
たまには自分で購入した本の紹介です。といってもブックオフで買った古本ですが・・

この物語はストイックでハードボイルドな男の究極のラブストーリー。

広域指定暴力団の幹部・岡部は49歳、欲がなくて会長のお気に入りなのだが、公園で見かけた盲目の女性・ひかるに心惹かれる。岡部のかつての恋人に似ていて、この恋人は岡部が無理にバイクに乗せて事故ったせいで死亡。更に父親が苫小牧に出稼ぎに行って現地の女性と心中してしまい、この二つの事件から自棄になってヤクザの世界に足を踏み入れたというのが岡部の設定。
ひかるが視力を失ったのはヤクザが仕掛けた爆弾事件の巻き添えになったせい、恋人の弟(弁護士)の妻子もチンピラによって殺されて、岡部は自分の稼業に疑問を抱きはじめ、足を洗う決意をする。ここにヤクザの跡目争いが絡んでくる。

結末は、白川道の本は絶対にいつもこうなんだ、彼女に出会ったときから、想像がついていた。
なにせ、岡部ははドンパチが当たり前の世界に身を置いているのだ。死と裏切りが身近にあって当たり前にの世界。
最後の数十ページを残すところまで読み進んだとき、「 お願い! 幸せにしてあげて!」と心のなかで叫んでいた。

けどその願いもむなし・・・・
やっぱり思った通りなんです。

しかし白川道の本はどうしてこうも男性が不器用な生き方しかできないのに、カッコいいのでしょうね。

大雨  11℃ 

今週の頂き物の料理(写真をクリックしてくださいね。)

2010年03月27日 | 料理
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今週もいただき物のコーナーが来ました。
本当にお金がかかってないんですよ。
いただいた材料を使い尽くすよう努力して、感謝、感謝でおいしくいただいています。


  

① 鰯のショウガ煮         ② ネギとジャコ入り炒り豆腐   ③ 鯵の南蛮漬け


  

④ ギンナンご飯          ⑤ イカの刺身            ⑥ぼっこうのから揚げ

  

⑦ イカゲソとネギのぬた    ⑧キンピラ               ⑨ 高菜漬け

  

⑩ ほうれん草のニンニクソテー  ⑪ 五目寿司           ⑫ ワサビの葉漬け  

  

⑬ がんもどきとネギの含め煮  ⑭ ほうれん草ともやしと厚揚げの炒め物 ⑮ 鰯の蒲焼丼

レシピを少々です。
いただいた野菜を頭に描き、「さぁ 今日はどう始末しよう」とあれこれ考えて作り、それが思ったより美味しく出来上がって 食べた時の喜びは格別。
時々、こういう熱心さの半分でもいい、エネルギーを木馬経営の方に使ったら、もう少し木馬はしゃんとしていたでしょうね。でも今となっては後の祭り。
と反省しつつ・・・

私はあまり食べ歩きしてないから、洋風のハイカラな料理はできない。田舎の昔風の料理ですが、参考になりましたら光栄です。

④ ギンナンご飯
ギンナンを頂いたら、絶対にギンナンご飯を作る。ほくほくして美味しいんだもん。
まず ギンナンの殻をペンチで砕く。筋の入った方を潰れないようにペンチで切り込みを入れる。
中味を出したら、熱湯につけて、コロコロとしたら、天皮が取れるので、これをといだお米で炊く。この時 塩味、お酒、だし昆布ひと欠片入れます。

⑫ ワサビの葉漬け
毎年春の便りを聞くと いただくワサビの葉、毎年、作るのだけど辛みがたりない。そう思っていたが、今年は大成功です。
鍋に沸騰直前まで湯を沸かす。
綺麗に洗ったわさびの葉を入れて、10秒かき混ぜる。
すぐにすくい上げ、氷水につける。
冷めたら取り出し、強くもんで水気をよく絞る。(もむことによって辛さを引き出します。)
水けを絞ったら、めんつゆにつけて密封容器で保存する。これが何日たっても、鼻につーんときて美味しいのなんのって。辛いもの好きにはたまりません。

⑭ ほうれん草ともやしと厚揚げの炒め物
もやしとほうれん草と油抜きした厚揚げと一緒に炒めて、オイスターソースで味付けました。
横着者の私はひげ根を取らずに炒めるので、時々口の端に引っ掛かりますが、それでももやしは美味しいです。

晴れ 11℃  晴れていても風は冷たい、とても4月になろうとしている気候とは思えない。

⑭「スロープ」平山俊子著(講談社)・・3/18日読了

2010年03月26日 | 本の事
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 読み進むうち なーんか、川上弘美に似ているような文体だな そう思ったけど、この方の本も初めての出会いです。

 ひゆんひゆんひゆんで始まる踊るような出だし。
調べてみたら平田さんって、もともと詩人らしい。

<夫から追い出されるかたちで始まった別居の末に、いまは東京で一人暮らしをつづける「わたし」は、戦死した伯父を弔うために南太平洋のコロンバンガラ島へ向かう。伯父の故郷は、隠岐の島後(どうご)。「わたし」も、小学生時代をこの島で過ごした。隠岐には、後鳥羽院や後醍醐天皇など、流罪となった人々の歴史がある。この小説は、流される、という出来事にまつわる不安定な空気を細部にまで溶かしこみつつ、「わたし」の現在と過去を語っていく。>・・本のよみうり堂より。

淡々と書かれているけど、難しいストーリはなく、後半は主人公が伯父の戦死した島に供養に行く旅が中心になってはいる。
けどそういう出来事よりは「わたし」のたゆたう心象風景がテーマといえる小説。あるのは生きることのもの哀しさであり、死者への悼みなのだけれど、暗さは無くどこかとぼけたような明るい筆質の本なり。

この本が明るいと思えるのは、途中で落語が出てくるのだ。
堀の内、そして御慶。
御慶で甘汁屋という古着屋が出てくるとか、鍋屋横丁では、鍋屋というお茶屋だでてくるとか・・・
なんか楽しい。
それに島根の隠岐の島がたくさん出てくるところも楽しい。
あっという間にサクサクと読んでしまいました。

雲り後晴れ なんと雪が降る。 朝2℃、午後7℃ 寒い、寒い・・

綸言汗の如し

2010年03月25日 | 四方山話
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 雨にぬれて咲いている雪柳です。周りがパッと明るくなる。

 

左の写真を見ると存外大きな花のように思えるけれど、実は右に写っている雪柳をアップにしたもの。ひとつひとつの花はほんとうに小さいのに、でも大きな花と同じようにきちんとした形をしていて、かたまって存在感を表している。
力を合わせれば、こんなに豪華な花になるんだよと教えてくれているよう・・
綺麗よね。

 さて。
話は変わって・・・
今週の初めから雨ばかり。菜種梅雨なのかな。

一方で、世の中の動きに目を向ければ、政治とカネ問題、小沢問題(生方問題ね。)、普天間問題、期待した民主党もやはり同じ穴の狢だったか、原口大臣も急に白髪が増えたし、岡田大臣も激やせしているし、長妻大臣もトーンダウンしてしまったし・・・・気が滅入るばかり。
そんな中 さらにがっくりニュース。
高校野球の島根代表開成高校の監督発言と、同じ高校の男性教諭が、生徒が甲子園に応援に行っている隙に女子トイレに隠しカメラを設置したとして、建造物侵入容疑で逮捕されたニュース。
もう本当にどうなっているの!情けないよね。

爆弾発言で 突然時の人になった監督有する開成高校は、秋の中国大会で優勝して、「我々も今年の島根はきっとやってくれるよね。」そう思って期待していた。
ところが21世紀枠で出場をしていた和歌山の向陽高校に2-1で惜敗してしまった。
そのことに対して開成高校の野球部監督は「21世紀枠に負けたことは末代の恥」と語ったとか。そして報道陣に試合の感想を求められ「話をする気にもなりません」「負けたことは恥ずかしい、立ち上がれません」「切腹したい」「死にたい」と述べたんだとか。
ワイドショーでは取り上げられるわ、スポーツ紙裏一面に載るわ、で突然時の人です。
あまりの反応の大きさに、謝罪会見をしていたが、綸言汗の如しです。

この監督試合前の相手校との監督対談で、相手の監督は野球のユニフォームを着ていたのに対し、開成の監督は、ドン小西風に言わせてもらうと、光沢のあるシルクシルバーのスーツに真っ黒のワイシャツ、ネクタイは派手な鯉のぼりのような柄の超派手派手、まるで田舎のおのぼりさん風だと思った。
そしてこの監督、以前から組み合わせ抽選会には羽織袴で表れて、前代未聞だと周りを驚かせたていたらしい。
こういう人って絶対に家の床の間には寅の掛け軸とか、寅の置物とか飾ってあるのよね。見た訳じゃないけど・・・

ま、それは冗談だけど、ひとこと言わせてもらうと、負けたのは監督の采配ミスだと思う。
確かに相手向陽のピッチャーのスライダーはよかった、けれど1点差に迫った9回の1死3塁で強行策にでて打たせた。自慢の打線だったと思うが こういう時はバントでもスクイズでもして、まず同点、にすべき。高校生なんだから、どう流れが変わるかわからない。
私はそう思う。それを自分の采配ミスは反省せず、相手をののしるとは、言語道断、純粋に野球に青春をかけている子供たちが可哀そう。
こういう監督に教わったことは末代の恥だと思うときが必ず来ると思う。

ついつい興奮してしまいました。ごめんなさい。
開成高校の白根投手は新二年生で、まだまだ先が長い。
この秋にひじの手術をしてまだ完全でなかったとか、夏に期待です。


雨 11℃

続々・・早桜

2010年03月24日 | 私ごと
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山口線を走る蒸気機関車
汽車は出ていく、煙は残る・・・



 いまさら言うのも何だけど、わたしはよほどバカであるに違いない。そうでなければここのところの動画取り込みパニック症候群の説明がつかない。
ユーチューブの動画なのだけど、何回もアップしているのに、どうしてここ、ブレンド日記にアップできているのか、理解できてない。
何度も、何度も、その画面を開き、何度も何度も失敗して そして嫌気がしてもう「どうでもいい」、と思って投げ出す寸前に、画面にアップできているのだ。
そんな塩梅だから、どこをどうして出来たのか説明ができない。
そしてそんなわけだからストレスがたまる。
よく考えてみたら、画面に英語が多いからだと思う。嫌になるね。

前置きが長くなったけど、またまた昨日の続きです。

 

岩日線は高津川沿いを走る。
幸いに朝まで霞んでいた黄砂も強い風で吹き飛ばされ、久々の青空がまぶしい。
光を受けた日本一きれいな高津川は、乱舞する魚のうろこのように輝いていた。車窓から撮ったのだけど、やはり右肩下がりになっている私の写真許してたむれ・・。

津和野近くになると、この前まで薄茶色に覆われていた青野山が、ぼちぼち芽を出し始めた新緑の衣をまとい立体感が出てきた。山眠るから、山笑う季節になってきたなぁと思う。

  

国道から見ると山間の静かな津和野盆地は、山陰の小京都といわれるだけあって とても静かなたたずまい。そこが煙で覆われていた。
なんでも今日から土日だけ 蒸気機関車が山口線を走るんだとか。
駅に行ったら アマチュアカメラマンがたくさんカメラを構えていた。私もその中に入れてもらって撮影。

懐かしい蒸気機関車、ついこの前まで山陰線はみんなこれだった。
懐かしい石炭の燃えるにおい。

ついでにお稲荷さんを参拝する。

 

太鼓谷稲荷神社です。

  

↓稲荷神社から見た津和野の町並み。

 

で、桜の咲き具合は?

 

つぼみはふっくらと、愛らしく、どこか恥ずかしげ。
全体に五分咲きかな?

4月の第一日曜日はもう遅いかもね・・

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たった半日のドライブ、長々と引っ張って、そして最後まで読んでくださり ありがとうございました。

(写真はクリックで大きくなります。)

雨 11℃ 肌寒い

続・・早桜

2010年03月23日 | 私ごと
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さてもさても・・昨日の続きです。

 

医光寺に初めて行ったのはは中学一年時、遠足だったけど。
その時は雨が降っていて、歩くたびに畳が湿った感じがして、線香のにおいとカビのにおいがした記憶がある。
その後、結婚して少しの間 益田に住んでいたので、ちょくちょく行ったけど、しだれ桜の満開に出会ったことがなかった。
今回 お天気と満開と揃った、しだれ桜を満喫することができた。 
雪舟庭園でも有名です。

 

設置看板によると・・
『医光寺の裏山を利用した西南向きの池泉鑑賞半回遊式の庭園。
雪舟が文明10年ごろ来山し、造園した鶴亀を主体とした武家様式で鶴をかたどった池の中に亀島を浮かべています。亀の背中には中心石と三尊石をおき、西側の丘にある須弥山石からは枯滝石組を作って、東の枝垂桜(しだれざくら)とバランスをとっています。』と書いてあった。

  

いつだか来た時より、綺麗に改築されていて手入れもいき届いている。
格式のある古いお寺は、そこに積りつもった「時」というか歴史があるのもで、そのせいか独特の空気が流れている。

襖絵も、彫刻も雪舟にちなんだものとか、なかなか興味深いものばかりだったけど、特にこのお釈迦様の涅槃像の絵が、観光ガイドのおじさんの説明つきで中々面白かったというか、私って、こんなに長く生きているのに、仏教文化のことなにも知らなかったんだと改めて恥じた日だった。そもそもお釈迦様のお母様がマーヤでゴータマ・シッダルタがお釈迦さまの本名だなんて、恥ずかしながら今初めて知ったのだ。

 観光ガイドのおじさんが説明してくれたこの涅槃図は、釈迦の臨終を描いた絵。沙羅双樹の下で体を横たえ、周囲では森羅万象、十大弟子や菩薩、動物までが悲しみに慟哭している絵が丁寧に書いてある。
250年前この医光寺が焼けた、その時この絵も焼けたらしい。とても残念に思った住職が、岩国の(名前は忘れたけど)有名な画家が、お坊さんに聞いて復元したのがこの絵らしい。
でもこの動物の中に猫がいないんですと言っておられた。
お釈迦様は80歳の時食中毒(毒キノコ)で亡くなった。
お釈迦様が生まれて7日で亡くなったお母様がお釈迦さまの死を大層悲しまれ、天から雲に乗ってあらわれて、薬を投げたのが沙羅の枝に引っかかって飲むことができなかった。
お釈迦さまも私みたいに、いやしん坊だったのかなと思ったら、やはり俗人とは違いました。なんでもこれを食べると死ぬのがわかっていてお釈迦様は食された、そしてこの絵から北まくらという言葉が出来たと、お釈迦様の足のつぼを触っているのがスジャータと言って、お釈迦さまに自分のお乳のお粥を食べさせた弟子だと。
私が知ってるスジャータとは コーヒーの中に入れるミルクを作っている飲料メーカー、この弟子の名前から会社名をつけたのだと、観光ガイドのおじさんは熱く語っていた。
へぇ そうなんだ。なんだか少しえらくなりました。

 ←臨済宗東福寺派、医光寺ご本尊の薬師如来像です。

 しっかり堪能して まだ時間があるので、ついでに津和野に向かう我々。
車中で「お釈迦様を拝んだ後、同じ日にお稲荷さんお参りしても いいんだろうか?いずれも崇める気持ちがあるからいいんじゃない。」無神論者の会話なり。


この後 津和野駅の山口線で、津和野―山口間をデゴイチ(蒸気機関車)が走るところに遭遇。
煙もくもく、懐かしい石炭の燃えるにおいがした。

この写真はまた明日・・

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雨 11℃