ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

大掃除

2007年12月31日 | 木馬の事
                   


 大風の中 大掃除で、また高いところは今年も暇で脚立要らずのトンボにお願いいたしました。因みに低いところはしもちゃんです。このでこぼこコンビは面白いよ。しもちゃんはトンボの肩も届かないんです。
窓ガラスを拭いていると 星高山にかかる雲がものすごい勢いで飛ばされていく、そしていつもは悠々と旋回して飛んでいるトンビも、向かい風にあおられて、勢いを失いバランスを崩している姿に思わず笑ってしまった。
それにしてもこの窓枠のフレーズ、毎日同じ物はなくて、楽しませてくれた。さぁ! 大掃除もようやく完了、棚卸も済んだ。さぁ終わるぞ!というわけでささやかな打ち上げパーティです。私だけアルコール抜き。

 さて。
人とめぐり逢うのも才能である。
私に何の才能がなくても、人にめぐり逢う才能はあったと思う。
その才能のお陰で、毎日たくさんの方々がいらして下さるようになり、今年はそのことだけでも大いなる成果だと思うことができ、本当にうれしかったです。
新しい出会いもたくさんあって、色んな刺激をもらうことができたし、励ましても頂いたし、そして何より、ブログを通じて見せていただいた写真に刺激を受けて、写真という楽しみも増えました。

 ほっとしたところで もうじきお出かけします。昨年は温泉津温泉にいました。その前は玉造温泉にいました。その前は・・・その前も・・全部足短おじさんがスポンサーです。

そんなわけで今夜は一人で忘年会です。自分の過ぎし日の今年と、来る年の抱負などぶつぶつと語りながら 温泉でゆっくりします。さぁ 飲むぞ!

それでは皆様 どうぞよいお年をお迎えください。

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雨 風 雪 大荒れ 4℃

ありがとう。

2007年12月30日 | 四方山話

 やって来たのだ。年末低気圧が・・
暖冬といはいえ、余り有難くない冬将軍がここにきて居座る気配。いやだ、いやだ。

 冬の夜北風がヒューヒューと電線を鳴らすのを、「虎落笛」(もがりぶえ)というらしい。辞書をひいてみたら『冬の激しい風が竹垣や柵(さく)などに吹きつけて発する笛のような音。』
この音を聞いた事ある人でなくては 理解しにくいかもしれないが、私はよくわかる。寒気を一段と強める強風は、すべての風物を千切って飛ばし、心まで凍てつかせる。そして大掃除のやる気も飛ばしてくれる。
これが来なければ、山陰は住みやすくいいところなんですがねぇ。

 さて。
こんな時化の おまけに寒風吹きすさぶ中 トンボ家恒例のお餅つき風景です。
いつも我が家の分までついてくださるんです。本当に感謝です。トンボの奥様いつも気にかけてくださり有難うございます。そしておばあちゃんには今年も新鮮な野菜を木馬用にと植えてくださり、感謝の気持ちで一杯です。来年もどうぞよろしくお願い致します。その分トンボのお世話をイリコさんと二人で頑張りました。何を?そりゃあなた、パン買いに行ったり、私などパン屋の前を通ったら「旦那さんのパンできてますよ。」誰が旦那よ!そして本取りに行ったり、黒豆納豆買いに走ったり、イリコさんなど寝違いして首が回らない時 肩をもんであげたりしてました。そのようにしっかりお世話させていただきました。そうそう 今日トンボが言ってました。「ふじっこはたいした会社じゃない、この前の黒豆納豆の不良品の検査結果が送ってきたけど、異常ありませんでした、の封書だけ、お菓子の詰め合わせとか、封筒の中を振るってみたけど 商品券とか何も入ってなかった。」 だそうです。

 とは言うものの このブログの記事に困った時は、どれだけトンボねたに助けられたか?本当にお世話になりました。

お餅つきの動画を入れたはずなんですがどうしても入らない。どうしてかわからないけど、昨年の動画を引っ付けました。ペッタン、ペッタンの音は昨年も今年も同じです。トンボが昨年より一つ年をとったくらいで。

ところで今日で今年の木馬は終わります。
新年明けそうそう 二日よりまたいつも通り、営業いたしますので、どうぞ変わらぬご愛顧よろしくお願い致します。

そして このブログにいつも遊びに来てくださるみなさま。
今年もブレンド日記におつき合いくださり本当に有難うございました。
泣き言や怒りばかり書いていたような気がしますが、みなさまの暖かい励ましでどうにか今年も無事終える事が出来そうです。

また元気がづつく限り このブログも木馬も続けていけたらなぁ と思っていますので、どうぞ来年もよろしくお願いいたします。

猛時化 雨 風 雪、4℃ 初雪。荒れ狂った一日でした。


頂き物最終便 360~361番目

2007年12月29日 | 私ごと

 

ビール 小豆

ビールはトンボが医療関係から頂いたものです。自分は飲まないからということで頂きました。

小豆は電工のMさんから頂きました。

1年365日 だいたい一日一個の割合で頂いた事になります。

これだから「お貰い喫茶」 といわれるんだね。

本当に有難うございました。

曇り 12℃


今週の頂き物のお料理 (写真をクリックしてくださいね。)

2007年12月29日 | 料理

  

  

  

  

 さぁ 今年最後の頂き物のお料理です。

いつも頂いた材料で頭を悩ましながら作って、食べて、とうとう大台に乗ってしまいました。それにしてもいつも気にかけていただき、美味しい旬の遺伝子操作してない食べ物を食する事がどんなに幸せか、心にしみています。

① キュウリ、大根、人参、薄焼き卵、の酢の物。

② 大根と焼き豆腐、切り昆布の煮物

③ 鯵、鯛、ヨコワのお刺身

④ 塩豚と大根の炒め物。

⑤ 大根のたらこサンド

⑥ 大根のキンピラ

⑦ 鰤大根

⑧ 蕪と鶏ミンチのそぼろ煮

⑨ 蕪の葉っぱのジャコ炒め。

⑩ 蕪とスモークサーモンの甘酢漬け

⑪ 白菜のギョウザ

⑫ 鯖のおろし煮

今週は大根の料理に明け暮れました。

しかしこの時期 大根は美味しいですよね。

 


今週の頂き物 347番目~359番目

2007年12月28日 | 頂き物

  

   

  

 大根、長いも、レタス、大根、春菊、蕪、白菜、自然薯、干し柿、鯖、レタス、生花

以上です。

本当に今年も有難うございました。

ほとんど一日に一品貰っている状態に、驚きと感謝とデスお礼の入り混じった気持ちで一杯です。

 


あと三日・・

2007年12月28日 | 四方山話

                       江の川沿線の古刹 <甘南備寺>12/26

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別に店が忙しいわけじゃないのに、何で気ぜわしいんだろう。年の瀬とかもうすぐお正月とかの浮いた気分になれないのも、年齢から来るものだろうか。

思い起こせば今年は一年中怒っていたような気がする。
その証拠に顔付が汚らしくなった。え?そんなに変らない?はいはい元々です。

心底腹が立ったのは、長崎の銃乱射事件。全く、本当に、腹が立つ。
以前から近隣の住民達は容疑者の奇行に脅え、警察にも苦情を訴えていたというのだから、何とかならなかったのかと切歯扼腕、子供達の前でというのがなんとも言えない。

その少し前にも、三十代の父親が猟銃の手入れをしていて、ほんの数分部屋から出た隙に五歳と二歳の男の子が部屋に入り、長男が誤って引き金を引き弟に当たり死んでしまったというような事件もあった。
アメリカ社会ではまたか?かもしれないけど、日本ではもう驚きしか思い浮かばない。銃規制のための法的整備も大事だけど、飲酒運転にしてもそうだけど、「気が狂っていたのさ」とか、「運が悪かったのさ」といわれてしまえばそれで終わりというのが何とかならないんだろうか。

そんな中 何とか明るいニュースを探っていたけど、これといって・・
しいて言えば、浅田真央ちゃん、可愛いよね。
この前のトリノで行なわれた「フギィアファイナルグランプリ」でもショートプログラムは再会だったけど、フリーでは完璧に近い演技で銀メダル、これもよかったけど、夕べの全日本選手権のショートプログラム、よかったよね。
スケート自体が素晴らしくて 酔わせてくれるし魅了させてくれる。
細かいルールなどよくわからないが、真央ちゃんのスケートは軽やかで無理がなく、スムーズで目に快い。優しくロマンチックだ。今夜も楽しみ。
そうそう もう一つ 今日ガソリン注ぎに行ったら 6円も安くなっていた。これはうれしい。

 さぁもうあと三日、悔いのない1年だったかと問われれば、なんと答えようぞ!

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雨 時々曇り 13℃ 

笑う門には福来る

2007年12月27日 | 四方山話
                    
                               <水の国12/26>
 
 私は「謝」が今年の漢字にぴったりだと思っていたが、「偽」だった。

先日の新聞によると、何でも霞ヶ関の埋蔵金を取り崩したお陰で来年度の国債の発行が減ったらしい。でも基礎的財政収支は5年ぶりに悪化して国債の残高は益々増えるらしい。とはいっても何のことか全然理解していない私ですが。
しかし 政府はバブル期以来の好景気とうたっている。どこが?・・・見上げたもんだよ屋根屋のふんどし、見上げてみれば、政府の大見えもアメリカのサブプライムローン焦げ付きで、世界中が金融危機、おまけに世界中のお金持の投資家が、これらを見くびって原油の先物買いをしたから、まだまだガソリン価格が高騰するんだって。というわけで我々庶民には貧乏神がすっかり離れなくなっている。

 落語の世界にもこの手の偽とか謝の噺は多い。

貧乏神といえば落語なら「死神」だ。これは貧乏神にそそのかされて偽医者になる噺だ。
「偽りのある世になりけり 神無月 貧乏神は身をも離れず、なんて歌が残っております。」の枕で始まりそして八五郎が気の強い女房に「お前さん、昼まっからゴロゴロして酒ばかり飲んでないで、少しは稼ぎに出たらどうなんだい。」とどやされるところから始まるんだよね、@テツ君!

 そして埋蔵金といえば、拾った財布の金を当てにして大盤振る舞いをする酒のみ亭主と、その財布の金を使わせまいとする私みたいな正直者のいい女房の?人情話「芝浜」を思い出すのは、歳末だからだろうか?

この噺も酒におぼれて仕事をさぼりがちな魚屋が、女房に尻をたたかれて芝浜に仕入れに出かける。
波打ち際で大金入りの財布拾い、興奮してすっ飛んで帰る。
女房にその財布を見せておおはしゃぎ、早速仲間連中を呼んで寿司だ、天麩羅だと飲めや歌えの大盤振る舞い、そのうち寝込んでしまう。
翌朝女房にたたき起こされる。
「あんなに大金が入ったのに、仕事なんて。」
「お前さん、夢でも見ているんじゃないかえ、大金拾ったなんてそんな話、私しゃ知らないよ。」
始めの内は、そんなはずないと思っていた亭主もだんだん自信がなくなる。
しかしその事件以来亭主は心を入れ替え、きっぱりと酒を断ち商売に打ち込むようになる。
そして三年後の大晦日、立派な魚屋になった亭主に告白する。
「あの話を夢だなんていったのは嘘だよ。おまえさんは あの時本当に財布を拾ったんだよ。」
それを聞いた亭主は怒ることなく「よく嘘をついてくれた、お陰で俺は酒を断つ事が出来た。」
「久しぶりに酒をつけようか?」亭主は大いに喜ぶが「よそう、また夢になるといけねぇ。」

というわけで せめて年末年始は落語でも聞いておいに笑いたいと思いませんか?「笑う門には福来る」ですよね、こまっちさん!

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晴れ のち曇り  17℃ ホント暖かい、朝は霜で真っ白だった。

お天気に誘われて 水の国へ

2007年12月26日 | 木馬の事


本当におかしい。
師走のそれもあと今年も僅かだというのに、もの凄く暖かい。

本当は今日は映画を観にいく予定にしていた。(ナショナルトレジャーこれしかやってないから・・)しかし、いくら暇だといっても年の瀬、よそ様は窓ガラスを拭いたり、布団を干したりしている。
やはりのんびりと映画を観にいく気になれない。
それではと 「写真を撮りに行こうよ。」と今日お仕事が休みで暇を持て余しているトンボが誘ってくれた。

話は変わるが 昔から、「男と女、(いかにに年をとっていても)一つ屋根の下にいて何も起こらないはずはない。」とにたり笑う人がいるが、私はそういう人を見るたび、心の中でなんて了見が狭い、勝手にそういう信仰にしがみついて、そういう信仰を後生大事に抱え込んで死んでゆけばいいじゃない。とそう思う。
私は「男と女」一つ屋根の下にいて何か起こってもそれはそれで楽しい事かもしれないが、何も起こらないことだってちゃんとあるし、それもまた相手次第でけっこう味わい深く面白いものだと思う。男と女が同じ屋根の下で過ごして何事もなかったらおかしいというような考え方は窮屈な、単調な、本当の大人でないような、世の中本当に知らない つまらない人間だと思う。

というわけで、トンボと江の川を下る車の中でこのような話をしたら、「俺もえっちゃんじゃなかったら、何するかわからんが、不感症で戸籍上、女というだけの女じゃ 俺もいやだよ。」
「あら、あら、あら、 お言葉ではございますが、ご自分だって、もう戸籍上は養子端麗らしいけど、男というだけじゃございませんの。それにしてもどうしてよ、よそ様の旦那様でございましょうに、私の内面的な肉体的なことまでご存知何でしょうね。」と狼狽するも いかに暇だからといっても、私のこのつたないブログの写真の事を、いつも考えてくれているので、言い返せず、お互い苦笑いしたのでした。

 で、そのまま水の国まで行った。片道20分。
江の川は水幅が何時もの半分かな?雨が少ないんだろうね。
川に迫る山々も今が一年中で一番 おとなしいというか、変化がないというか、だたの山なのだ。
ほとんど薄茶色の山でところどころ杉や松が色をつけている。

水の国は休館日だった。ここは始めてきたが 建物は相当の費用が掛かっているだろうね。
こんな山の中に、不釣合いな建造物、維持費も半端じゃないと思う。きっと江津市の重荷になっているんだろう。
これで人が呼べると考えたのか、こんな不釣合いの建物は赤字になるという考えが浮かばなかったのか、それともこれも無駄な公共事業と言われるものなのか、いつだか島根出身の政治家の地元への利益誘導と建設業界の密接な結びつきが暴かれていたが、国民の血税を票集めの道具としていた名残だと思うのは私だけだろうか?



とはいっても、宮崎アニメのようなオブジェや、噴水かな?が点在していた。(写真はすべてクリックで大きくなります。)

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晴れ 17℃ ビンビン暖かい、信じられない師走。

友への手紙

2007年12月25日 | 私ごと
                      
                               <蝋梅>

  この画面からこのいい匂いがお届けできないのがとても残念です。
この花の名前のいわれは、花色と花弁の質感が蝋のようであるためとも、陰暦12月に咲くからともいわれている。また、老木になると蝋が垂れたような幹肌になる。黄色の花が蜜蝋に似ていて、それが小枝いっぱいに咲く風情が梅を連想させるからとも言われているらしい。
花言葉も憐れみ深い慈愛心、優しい心らしい。
この仄かに漂う甘くそれでいて爽やかな匂いをかいでいるとなるほど、と思う。

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 さて。
今日は全く私にために書きます。ですから興味のない方はどうぞ飛ばしてください。

今日はなき主人の祥月命日です。もうあれから7年も過ぎてしまいました。しかし今だ自分の足でしっかりと歩いているという気がしないのです。我ながら意気地がない、わかっているのですが、こればかりはどうしようもないのです。

私が二十歳の時に彼が編集していた郷土誌「瓦」を通じて知り合いました。
当時は携帯もない、それどころか電話さえも各家庭にはなかった時代です。その当時は誰も同じで 連絡方法はもっぱら手紙でした。

私は「瓦」の4号から参加し、最後になった7号まで手伝いました。
この「瓦」の1号、2号が手元になく、私もまだ読んでいないのですが、この中に彼の「友への手紙」という短編が載っているのです。もしこのブログを読んでくださってる方で「瓦」1号、2号をお持ちの方は見せていただけませんでしょうか?

今日は その当時私にくれた手紙を「友への手紙」と題して、今日アップします。


それは昭和42年4月の事。
浜田の建設会社から、鹿足郡日原の某紡績工場の建設現場で住み込みで働くことになった彼は、私に江川特集の瓦7号の原稿集めとか、様々な仕事を押し付けて行ってしまったのです。通っていては仕事にならないとか何とか言いながら・・・

そんなある日の手紙です。
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国道9号線から日原の町中へ入るメインストリートに架る橋の上から、丁度青野山が、山々の間に絵に描いたようにくっきりと見える。
青野山はまだ赤褐色の肌色をしているが、周囲の山々が薄く緑色を帯びてきているので晴れた日など、その山肌の色がまた美しく感じる。

今日は仕事が終わってとてつもない解放感があった。
現場の激務の上に見積もりと図面を専務から頼まれた。それを深夜にかけ二晩で約束の期日までにどうにか型をつけた。その間現場係員としての仕事ももこなし、晴れ晴れしい気分が重なり、仕事が「あぁ今日も終わった」という感じである。
それにしても盆地の夜は冷えるな、誰もいなくなった現場小屋の裸電球の下で、午前0時ごろまでいると、冷たい夜気を感じると共に、異郷に来ている寂しさもある。
と同時にこんな日々から逃げ腰になってしまってはまた、精神的にスキが出来てしまうという自戒もあった。負けてはならぬ、逃げてはならぬ、という気概。がよく考えてみるとその核にデンと腰をすえている君の存在に気がつき俺の精神を支えている君の愛を思った。

晴れやかな解放感が俺を支配すると、急に周囲の自然の美しさに眼が行く。
落葉樹に燃える新緑の小さな炎群を素晴らしく美しいものと感じられた。よし、今日はカブで岩日線を登ってやろうと思いついた。

高津川は日原の町で上流へ向かって二つの流れに別れる。
津和野の方へ津和野川、岩日線に沿って流れる吉賀川。後者のほうを登ってみた。沿岸の山々は迫り、新緑の光は満ち溢れ、水の上に散在する岩々の間を縫って流れる水は、どこまでも透明でまるで鏡のような美しさをたたえていた。
カブの燃料がなくなるのに気付き慌てて引き返したが、全く魅了されてしまった。

「建築」の編集室につめていたカメラマンはよく言っていた。
芸術とは光をいかに捉えるかにあると。これは色々な意味を含んだ言葉だろうが、ふとこの時それを思い出していた。春の光の中にとけ込んでみるとまるで自然の光の中にいる感じがした。そしてその光は全く当たり前のことだが、すばらしい透明感を持っているのだ。絵画にしても文学にしても、このような自然の燃えるような透明感を自分のものにしている作家なり作品なりを知っているが、果たして自分がこのように光を演出し しかもその造形物へ透明感を与える事が出来るだろうかと、しばらく河原の岩の上で考えていた。

この思考の姿勢は暗くはない。目の前の水がとてつもなく綺麗なのに ただ感嘆していれば、その中に慰めを見出していられたからもある。

ともあれ 今日はいい気分で手紙を書くことができた。人里はなれた村の中でとにかく頑張っている、多くの恥と失敗を重ねながらも頑張っている。

君も元気だろうな。早く日曜日が来ないかなと思いながらさよならしよう。



(※主人は東京の大学を卒業して少しの間「建築」という雑誌の青銅社の編集の仕事をしていた。)
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主人が27歳 私が21歳の時です。
今も何十通の往復手紙大事にしています。今となっては私の宝物なってしまいました。

全く私事を、最後まで読んでいただき有難うございました。

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晴れ 13℃ 暖か。

お客様相談室

2007年12月24日 | 木馬の事


 私がブログを書くきっかけは、何度も書いたけど、古里を離れて遠方で頑張っている多くの方々に、懐かしい故郷の便りで元気をあげられたらなぁと 偉そうにですが思ったのが最大の理由なのだ。
それがうれしいことに『nanahachi』さんから黒松海岸の写真が懐かしいとのコメントをいただいたので、余りいい写真ではないのですが、先日の写真をアップして見ました。(写真をクリックしてくださいね。)

 でまたまた偉そうですが、写真は目の延長であるけれど、自分の感性にヒットした景色なり、人物なり、生物なりが、光や明るさをうまく取り入れられて、そしてそのものが醸し出すオーラ(愛)をうまくキャッチできて切り取る事が出来ればいいなぁと思っているのです。
でもそうなんでも簡単に行かないのが人生だと最近気がついたのです。

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 ところで 世の中クリスマス。
仏教徒の私は関係ないけど、クリスマスのプレゼントを心待ちにしているお方がいる。

愚かなトンボは毎朝、黒豆納豆を欠かさず食べているらしい。
何でも黒豆納豆を食べるようになって、お腹の調子が快調で、毎朝決まってバナナ大の○○コがお出ましになるそうだ。まぁ そんな事はどうでも良い。

 ある時某スーパーで買った黒豆納豆が賞味期限内だというのに、開けてびっくり、混ぜていたら豆の形が崩れてしまい、どろどろで一塊になったとか。
食品業界はこの手のことには今の時期、戦々恐々としている。
早速お客様相談室に電話かけたのは言うまでもない。翌日広島のフジッコから商品と、敬川饅頭(なんで敬川饅頭なの?)を持参でトンボ邸を訪れて、お詫びされたんだって。
その時にちゃんと調べて、その検査結果とお詫びに改めてお伺いいたします、との対応だったとか・・
それからというもの、さぁ大変。
いつ来るだろうか?商品の詰め合わせと、おいしお菓子の手土産は?・・・まるで子供のように指折り数えているというわけなんです。
「そんな、考えが甘いよ。この前わざわざお詫びに来られたのにもう検査結果だけよ。」「いいや、フジッコはいい会社よ、対応が早い。白い恋人や赤福とは全然違う」とすっかりその気になっている、全く愚かなトンボです。
さてはて どうなる事やら・・・

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 イリコさんが、私の目を見つめ「巾着袋が破れてきた、もうかれこれ3年使っているし。」という。
で、新しく作ってあげることにした。
私は厚紙にデザイン画を書き、はぎれに当てて切る。ところがこれ意外に難しいんです。布と縫い上がりをよーく考えて切らないと、裏表が合わなくなるし、いつも布を切る時パニくる。
いつだか込み入ったのを作る時、頭が痛くなって血圧が上り目眩がした。だったら、サンプルとか本とか見て、真似すればいいのに、それじゃ面白くない、世界にたった一つの作品が作りたいのです。
『sonoブランド』とみんな言ってくれます。私はストライプが好きで、必ずどこかに入れます。

というわけで、イリコさんにプレゼントした巾着です。今日から新しいの使って!といったら、前のにも愛着があり捨てがたいと言ってました。大事に使ってくれて有難う。

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曇り、時々雨。のち晴れ 11℃