ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

カタリナ・ビットの思い出。

2006年02月22日 | スポーツの事
いつも噴出してしまうが、今週の「週刊朝日」の山藤章二のブラックアングル。

今日の小泉純一郎首相と民主党の前原誠司代表は党首討論で、ライブドア前社長の堀江貴文被告が武部勤自民党幹事長の二男への送金を指示したとされるメール問題をめぐり応酬したが、どうも前原代表は穏やか過ぎる。あれが菅さんなら、ディベート合戦が楽しめたのにと思ってしまう。

単純思考回路の私は、何でもいいからはっきりしろと言いたいところだが、今回のメール疑惑が出たときもあの人なら「さもありなん」と思えるところが凄い。
それだけ、小泉人事の中で、最も幹事長になるべきでない人がなってしまい、先の総選挙で大勝利をして舞い上がってしまったから、たとえそれが捏造であっても、スキにつけ込まれてしまったのだろう。

さてさて、ここに来て、オリンピックでやっとVTRでも何度も見れる喜びに浸った女子フィギアスケート。
この競技は、スポーツというより、芸術として見てしまう。(アクセルとかテゥーループとか、ステップとかは、わからないが・・。)
それでも綺麗なジャンプ、あの広い氷上で、一人で舞う演技に、すっかり引き込まれてしまい、見入ってしまった。
荒川選手も、村主選手も安藤選手も素晴らしかったが、私的には、荒川選手と、スルツカヤ選手の得点の差が正直言ってわからない。
荒川選手のスパイラルシークエンスは、長い足がとても綺麗でステキだと思ったんだが、でも、ま、今度はフリーで頑張ってほしい。

それで、私はフィギアスケートといえば、サラエボ、カルガリーで金メダルを取った、カタリナ・ビットをどうしても思い出してしまう。

その時「勇気ある挑戦」と紹介されたけど、既に引退していたカタリナビットは、リレハンメルに帰って来た。
それは、初めて金メダルを取ったサラエボが、内戦の危機にさらされている、自分にたくさんの応援してくれた綺麗なユーゴの首都サラエボが、戦争をしている。
(実際、テレビで市中が写ったが、悲惨な状態だった。)サラエボの皆さんに恩返しがしたい、その一念で、ドイツの代表になる為もの凄い努力をしたらしい。
代表を勝ち得たビットは・・

反戦歌「花はどこへ行ったの」の曲にのり、悲しみの表情をみせ、兵隊の行進をイメージさせ、最後に喜びの未来を表現する“平和の訴え”に、誰もが引き込まれた。カタリナ・ビットは女優になれるくらい綺麗だったし・・あの時の真紅の赤と黒のコスチュームもまた忘れられない。

しかし結果は7位に終わり、メダルには届かなかったけど、(ピークはとうに過ぎていたから・・)拍手が鳴り止まなかったのを覚えている。

体をはって反戦を訴えた、カタリナビットを私は忘れる事は出来ない。

今日は、イリコさんが出て来てくれたけど、まだあまりはっきりしないので、無理はさせられない。

午前中晴れ 午後雨 15℃