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ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

(12)「プレシャス」をDVDで見る。

2011年04月03日 | 映画の事

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監督/製作:リー・ダニエルズ/脚本:ジェフリー・フレッチャー/原作:サファイア

<キャスト>
プレシャス: ガボレイ・シディベ/メアリー:モニーク/ミズ・レイン:ポーラ・パットン/ミセス・ワイス:マライア・キャリー/コーンロウズ:シェリー・シェパード/ナース・ジョン:レニー・クラヴィッツ

<ストーリー>
実父にレイプされ二人の子供を産んだ16歳のハーレムに住む黒人少女の物語である。
過酷な生活環境のなかで、100キロを超すであろう肥満のプレシャスは読み書きもできず、家では母親からもなじられ、鬱屈した生活をつづけている。二度目の妊娠が発覚し、通っていた高校を退学させられオルタナティブ・スクール(代替スクール)にはいる。そこで読み書きを学び、物語を作る面白さ等を学び、教師やクラスメートらのバックアップのもと、あいつぐ困難(HIV感染したり)に直面しながらも、二人目の子供を産む。

アカデミー賞に6部門ノミネートされ助演女優賞と脚色賞を受賞したということで。要チェック作品でした。(母親(モニーク)が受賞した。)
重いテーマながら、見終わった時は意外に爽やかでした。
それというのも、プレシャスは、見てくれのコンプレックスなどあまり抱いていないようで、自分がスターになって、歌い踊っている場面を夢見たり、ちょっとカッコいい中年に差しかかった男性教師が、いつも自分を見るから、自分のことを好きだと思いこんでいて勝手に恋をするのだ。
現実にはひどい言葉でいじめられたりするけど、ポジティブ志向の少女という感じなのです。
たとえどんな境遇に生まれようと、与えられた命、精いっぱい生きなくちゃという気概を感じる映画でした。

そうそう、この映画にケースワーカーを演じた歌手のマライア・キャリーが出演していました。あのスリップドレスのマライアキャリーです。別人のようにメーキャップも自然で、演技もとてもリアルでした。
流石ですね。


(11)ツーリストを観る

2011年03月21日 | 映画の事

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 監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ、ポール・ベタニー、ルーファス・シーウェル、ティモシー・ダルトン

原題=THE TOURIST

<ズトーリー>

パリのカフェ。エレガントなドレスでいつもの朝食をとる英国人女性・エリーズに手紙が届く。彼女を監視するパリ警察とスコットランド・ヤード警察のアチソン警部は、この日を待っていた。エリーズは、国際指名手配中の金融犯罪者、A・ピアースの恋人で、手紙はピアースからのものだった。「8時22分、リヨンからヴェネチア行きの列車に乗り、僕の体格に似た男を選んで警察に僕だと思わせろ」。彼女は手紙を燃やし、リヨンに向かった。(映画紹介より)

昨日の定休日、Tジョイ出雲まで往復3時間半かけて行き、見てきましたよ。
もやもやとしたことがあったり、嫌なことがあると映画を見て心を落ち着かせたくなる私。

朝一番に行って、”ヒアアフター”と”ツーリスト”と二本見て来ようと思っていたが、”ヒアアフター”は何でもハワイ沖の津波のシーンが出てくるからと上映中止になっていたので、”ツーリスト”だけ観てきました。

 前置きが長くなりましたが、私は面白かったです。
なにしろ、映画の一番盛んなころのようなラブコメディサスペンスで、そのうえ今、旬のアンジーとジョニデの共演 これが話題にならないはずはない。
アンジーって若かりし頃のソフィア・ローレンに似てますよね。
これでもかこれでもかと、ゴージャスかつ素晴らしいプロポーションを見せてくれるアンジー。
方や 大好きなジョニデといえば、マフィアのお金を盗んだ男と間違えられて、次から次への命をねらわれる。しかし、アクション映画とおもいきやクスクスと笑えるシーンあり、うっとりするシーンあり、水の都ヴェニスを楽しむシーンあり、と見ていて飽きませんでした。 
いやぁ・・・ジョニデはやっぱりカッコいい。

そしてそしてこれまた大好きなポール・ベタニー が凄くいい役で出てたのでこれももうけものでした

雨 11℃


(10)コーラスラインをDVDで見る。

2011年03月04日 | 映画の事

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製作年度 1985年  監督 リチャード・アッテンボロー 
脚本 アーノルド・シュルマン 
音楽 マーヴィン・ハムリッシュ 

製作国・地域 アメリカ
上映時間 118分

 出演 マイケル・ダグラス 、アリソン・リード

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<ストーリー>

ブロードウェイにある某劇場から始まる。舞台上では、演出家ザック(マイケル・ダグラス)による新作ミュージカルに出演する“コーラス”を選ぶためのオーディションが行われている。100名を超える応募者のなかから、最終選考に残ったのは16名。彼等にザックは、「ありのままの君たちを知りたい」と問い掛ける。
ずる休みした姉の代わりにレッスンを受けて以来、ダンスの魅力に取り付かれたというマイク。身体が小柄なため、幼い配役しかさせてもらえないという、東洋系のコニー。演劇学校で劣等性だったという、プエルトリコ出身のダイアナ。容姿に難ありでオーディションに落ち続けていたが、意を決した美容整形以降、運が向いてきたというヴァル。やはり容姿にコンプレックスを持ち、美しさに対する憧れの気持ちからダンスを始めたというビビ。…
こうして、個性豊かなダンサー達は、ザックの質問に導かれるように、素直な思いを次々と語り始める。そこへ、かつてダンサーとして華やかな舞台を経験し、当時はザックとも親密な関係だったキャシー(アリソン・リード)が、突然オーディション会場を訪れる。映画女優を志し挫折したキャシーは、「自分には舞台しかない」とオーディションの受験を志願するが、「いちど大舞台で主役を経験した者に“コーラス”は務まらない」と、ザックは冷たく言い放つのだった。…(映画レビューより)

映画の作り自体は特に凝ったところはないのだけど、それが逆に舞台を観ているような感覚にさせてくれ、またダンスシーンの素晴らしい事、その迫力は観る者を圧倒する。この映画を観ると踊ることの楽しさや面白さが伝わってくる。

私は数年前に見た、フラッシュダンスを思い出してしまったのだけど・・・

それにしてもブロードウェイのダンスは違いますね。迫力といい、リズム感といい、本当に目が離せないくらい素晴らしい。

今見ても古さを感じないいい映画でした。

晴れ時々曇り時々雪 7℃


(9)「ゴールデンスランバー」をDVDで見る。

2011年02月27日 | 映画の事

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ゴールデンスランバー

監督:中村義洋
出演:堺雅人(青柳雅春)、竹内結子(樋口晴子)、吉岡秀隆(森田森吾)、劇団ひとり(小野一夫)、香川照之(佐々木一太郎)
2010年日本
配給:東宝
あらすじ:凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。(
Yahoo!映画)

私は読んでいないが、原作が面白かったのでレンタルしたといっていたトンボに借りた一作です。

この作品は、サスペンスとして、真犯人が誰なのかに重点を置くのではなく、無実の罪に問われた一人の男が、どのようにして逃げ切れるか、そして、青柳が「自分に残された最後の武器は、人を信頼することだ。」と言っているように、親友との友情物語なのだと思う。

突っ込みどころはたくさんあれど、娯楽映画として見ればそれもあり。
でも車って何年も草むらに放置していて、バッテリーだけ変えて走るのでしょうか?
パンクはしないのかな?そんなこと思ってしまったけど、でも懐かしいコマーシャルソング、
 ♪ひとり それもいい ふたり それもいい
三人 それもいい 五人 それもいいさ
ちょっとうれしい ちゃちゃちゃ カローラ

この歌がこの映画のポイント、そして青柳がマンホールで銃撃された時、胸に入れていたアイポットのおかげで助かった、それはゴールデンスランバーの入ったアイポット。ビートルズのこの曲、随所に流れて懐かしかった。

そんなわけで、じっくり見ると、そう悪い映画でもないのですが、私はどちらかというとテンポのいい洋画のほうが好き。

雲りのち雨 16℃


(8)「ヤギと男と男と壁と」をDVDでみる。

2011年02月23日 | 映画の事

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 Photo

監督:グラント・ヘスロヴ
製作:ジョージ・クルーニー
原作:ジョン・ロンスン『実録・アメリカ超能力部隊』

出演:ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・スペイシー、スティーヴン・ラング、ロバート・パトリック

なんとも凄い豪華キャスト

最近、トンボさんが本の代わりにDVDをよく見せてくれる。
何でもネット会員になると、リストに入れておくと、月8本までレンタルできる仕組みらしい。本の代わりに見せてくれてるみたい。

それにしてもこの映画、豪華キャストに変なタイトル。なんちゅう映画なんじゃ、と思いながら見ました。

<ストーリー>

 ジョン・ロンスンのベストセラー・ノンフィクション「実録・アメリカ超能力部隊」をベースにしたコメディ。ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、ケビン・スペイシー、ジェフ・ブリッジスら豪華俳優が結集する。ミシガン州の地方紙記者ボブ(マクレガー)は、離婚の痛手を断ち切ろうと戦下のイラクへ向かう。そこでかつて存在した極秘部隊「新地球軍」の特殊工作員リン(クルーニー)に出会い、同行することにになる。リンは悪の力に支配された超能力戦士ラリー・フーパー(スペイシー)から超能力マスターのジャンゴ(ブリッジス)を救出しようと奔走するが……。(映画COMより。)

 一言で言うと、こんなことあるんだろうか!?思わず確認したくなるような、米軍に実在したという超能力部隊のお話。
バカらしいと思うけど、なんでもジョン・ロンスンのノンフィクション「実録・アメリカ超能力部隊」が原作とあるから実在した部隊なのでしょうね。
 
それでも超能力の師であるジェフ・ブリッジスや、隊員のジョージ・クルーニー、ケビン・スペイシーという並み居るオスカー俳優が、楽しげに演じているおかげで、物語はリズミカルかつ軽妙に進むのだけど、少しあほらしい。彼らの必殺技は、キラキラ眼力。
でヤギは何なんだ、と思ったけど、ヤギを使って、超能力覚醒の実験が行われているんだとか。

 というわけで俳優は好きな俳優ばかりでしたが、あまり好みの映画ではありませんでした。

晴れ 14℃ 


(7)「ナイト&ディ」をDVDで見る

2011年02月11日 | 映画の事

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                     【KNIGHT AND DAY】 2010/10/09公開 アメリカ 119分
監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、オリヴィエ・マルティネス、ポール・ダノ

 

 

 

 

 

 <ストーリー>
理想の男性を求めるノー天気な自動車修理工のジューンは、妹の結婚式に出席するために空港にやってくる。そこで、超ハンサムな謎の男に一目惚れした直後から、何故かジューンに災難ばかりが降り注ぐ。実はその男は、重要任務を背負ったスパイだった…

 このシークエンスの面白さは簡単には語りつくせぬほどで、ぜひとも映画館で堪能いただきたい。キャメロン・ディアスの名コメディエンヌぶり、トム・クルーズの切れ味鋭い動き、それらがアメリカ映画らしいハイテンポな編集で描かれ、まれにみる爆笑&迫力の見せ場となっている。やってる事はとんでもなくおバカだが、それを本気のアクションと最新かつ超一流の演出で見せる。この映画のコンセプトがここに凝縮されている。
とは、超映画評の記事なのですが、たしかにCGをこれでもか、これでもかと使った、おバカ映画のA級って所かな・・・
クローズアップが多くて、年齢的に厳しいカットもあるが、ま、それもご愛嬌ってことで。
凄い打ち合いで殺人はあってもそこまでグロくないし、濃厚なラブシーンがあるわけでないから、安心して楽しめるところはいいかな。
暇つぶしにはなりますよ。

それよりなにより私が一番かっこいいなぁと思ったのは、冒頭の写真のバイクです。
カッコいいと思いませんか。過って何度も見て 尚且つ私の生涯大好き映画に入る「大脱走」のステーブ・マックイーンの逃走場面を思い出したけど。
とにかく、こんなバイクにまたがって風と一体になりたかったなぁ、勿論素敵な殿方の運転でですよ。え?誰ですか?足が短いから届かないなんていう人は・・・もう。

暇な方と、トムクルーズのファンの方にはお勧めです。

 雲り時々晴れ 7℃ 


(6)「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」  

2011年02月06日 | 映画の事

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 監督・製作:ジェイムズ・D・スターン、アダム・デル・デ
出演『コーラスライン』オリジナルキャスト&スタッフ マイケル・ベネット
2008年・アメリカ映画・93分

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<ドキメンタリー映画第二弾>
2006年、伝説のミュージカル「コーラスライン」が16年ぶりに再演されることになり、オーデションが行われた。応募者3000人に対し、合格者は19人という狭き門。
この映画は、熾烈なオーディションのプロセスを追ったドキュメンタリー映画なのだ。
審査員たちはダンサーたちの踊り、歌、演技などをチェックしながら、役ごとに候補者を絞り込んでいく。第1次選考から最終選考まで8カ月。すんなり決まる役もあれば、最後の最後までもめる役もある。ダークホースが本命を抜き去る番狂わせもある。
合格者と不合格者の実力はホント紙一重。何度も舞台に立った者もいる。ダンスは完璧。さらに役作りのため、豊胸手術までした。なのに、落とされる者がいる。8カ月前の演技を要求されるが、「それを思い出せない」ために勝利のチャンスを逸する者がいる。実力だけではなく、運も味方につけなければ、選ばれることはない。それがブロードウェイの現実なのだ。
そういえば唯一の日本人高良結香は、チャイナタウン出身のコニー役を、親友のJ・エレーン・マルコスと争って、ゲットしたけど。148センチといっていたなぁ。

華やかな世界一のショービジネスの世界。でも、その裏では、多くの“有能だが無名な”若者たちが、報われる保証のない挑戦を続けているのだ。今回は勝者になれなかった敗者たちが、必ずや成功を手にする。そんな日が必ずやってくるよう祈らずにはいられない映画だった。
映画になった「コーラスライン」が是非見たいと思う。


(5)「アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち」を見る。

2011年01月28日 | 映画の事

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ドキュメンタリータッチのしかも、とてもほのぼのとした映画を立て続けに2本見ました。(もう一本はブロードウェイ!ブロードウェイ!です。)

最初はアルゼンチンタンゴです。

なにしろこの映画は、椎名誠が強く押していて、昨年の観た映画の一押しだというので、こりゃ 見なくちゃというわけでレンタルしたものです。

監督:ミゲル・コアン
プロデューサー:グスターボ・サンタオラヤ、リタ・スタンティック
エグゼクティブプロデューサー:ウォルター・サレス
キャスト:オラシオ・サルガン、レオポルド・フェデリコ、マリアーノ・モーレス、カルロス・ガルシーア、ホセ・“ペペ”・リベルテーラ、ビルヒニア・ルーケ

もともとドキュメンタリータッチなので、ストーリーはなくて、でも高齢だけど昔取った杵柄で、音楽への情熱がほとばしる巨匠たちの演奏物語に感動です。
2006年、40年代から50年代にかけて活躍し、アルゼンチンタンゴの黄金期を築いた世界的音楽家たちが、ブエノスアイレスに集まる。それはアルバム「CAFE DE LOS MAESTROS」に収める曲を演奏するためなのだ。タンゴに一生を捧げた彼らは、タンゴの魅力と共に自らの激動の人生を語り始める…。

というもので、タンゴの音楽好きにはたまらない映画だと思う。
そういえば、昨年亡くなられたヨコちゃんはタンゴが好きだったなぁ・・・
マッチの箱をバンドネオンの楽器に見立てて、指で音を立てて「ラ、クンパルシータ」など口づさんでいた。音楽と名のつくものは嫌いじゃないけど、若いころは映画音楽にのぼせていて、食べ物が雑食性なのと同様、音楽なるものもなんでも直観的にいいなぁと心に残ったものを、ジャンルを問わず好んでいた私。
だからタンゴの素晴らしさを教えてくれたのはもしかしたらヨコちゃんかもしれない。

話はそれたが、アルゼンチンタンゴの黄金時代は1940年代から1950年代なのだそう。
当時から第一線で活躍し続ける巨匠たちが、2006年にアルバム「CAFE DE LOS MAESTROS」を収録するためにブエノスアイレスのレコーディングスタジオに大集結。
そして一夜限りの伝説のコンサートを開いたのだ。その集まってくるところを、それぞれの人生をからめて追っていく。全編にやるせなく情熱的なアルゼンチンタンゴの名曲が流れるのだ。
老齢のマエストロが多いので既に亡くなった人もいるわけで、全編に漂う粋な人生讃歌は対象が実話だけに感銘が大きいのだと思う。
数年前に大ヒットした『ブエナビスタ・ソシアルクラブ』のアルゼンチンタンゴ版ともいえそう。

歳を重ねるということは、まだまだ若い者には負けられん、年寄りには年寄りの匠の技がある、というような映画や、物語にはいつも心に温かさを湧きあがらせるものなのですね。

若い人も歳を重ねた人も、タンゴ音楽好きな人も、タンゴ音楽があまり好きでない人も、みーんなお勧めです。

雲り 6℃


(4)「ソーシャルネットワーク」を観る

2011年01月19日 | 映画の事

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原題:THE SOCIAL NETWORK
監督:デビッド・フィンチャー
製作:スコット・ルーディン、デイナ・ブルネッティ ほか
製作総指揮:ケビン・スペイシー
脚本:アーロン・ソーキン
原作:ベン・メズリック
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド
ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー ほか
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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 公開前から話題になっていた「ソーシャルネットワーク」、要チェックの映画でした。
仕事をやりくりしてやっと昨日、出雲のTジョイまで見に行ってきました。アカデミー賞の大本命と噂される『ソーシャル・ネットワーク』です。(ゴールデングローブ賞は獲得したのですよね。)
いやぁ、行ってよかった。評判通り、とても面白い映画でした。
この作品は最近マスコミでも評判になっている、ソーシャルネットワークサイト”フェイスブック”の創設者、マーク ザッカバーグの半生を描きながらどんな風にしてフェイスブックが生まれたかを描いている作品。マークはハーバード大学在学中
バーでガールフレンドのエリカと喧嘩をする。「
あなたがもてないのはオタクだからじゃなくてそのサイテーな性格のせいよ!」(とにかく喜怒哀楽を顔に出さない、ポ―カーフェイスの演技は見事でした。)ふられた腹いせに、ブログでくそ女よばわりしたあげく、パット入りブラでBカップをCカップに見せかけていると暴露。しかし怒りは収まらず、ハーバード大学の12の学生寮のデータをハッキングして女学生の身分証明写真を公開し、ルームメイトで親友のエドゥアルド・サベリンの協力のもと「フェイスマッシュ」という女の子の顔の格付けサイト(公開した女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票させるゲームを立ち上げる。そしてこのサイトは2時間で22,000アクセスという驚異的な結果を出し、炎上の末ハーバード大のサーバーをダウンさせてしまうのだった。
観て来たばかりでこのままいくとドンドンネタばれになりそうで、また顰蹙を買いますので、映画の感想をちょっと書きます。
ある種の天才と言うのは、人のつながりや、人を陥れることをなんとも思わず、自分のやりたいことをやりたいようにするものなんですね。
アメリカという国は、改めて提訴と賠償の世界であるという思いがしました。
そして世界中の人とはネットでつながっているのに、大切な周りの人との絆は失うという天才の皮肉、日本人の心に根付いている思いやりとか、人情とか、そういうものがあればこういう天才は生まれなかったのではないか、うーん、私ならお金をとるか、人情をとるか、人として難しい究極の選択ですが、これもそういう才能がないからそんな思いが頭をよぎるのでしょうね。
そうそうフェイスブックに損害賠償を求めて裁判を起こそうとする双子ボートの選手の方々もびっくりするほどハンサムで、イギリスのウイリアム王子に似てました。
北京オリンピックピックのボート競技で6位入賞したんですってね。
そしてマークの親友で一緒に仕事をしてきたのに、利用価値がないと知ったとたん、無情にも切り離してしまう彼は、ウエストサイドストーリのトニーに似てました。(古くてすいません。)しかしすべて実在の人物だから余計にリアルでした。
フラッシュバックが多くて、時々これは?と思うところもあり、耳慣れない経済、IT用語も出てくるのですが、そんなことも全然気ならないくらい、映画の中に入り込んでしまいました。
お勧め映画です。 

追記
映画の内容とは関係ないのですが、この映画に出てくる人たち、ザ・ノースフェイスのブランド品で身を固めていましたが、因みにトンボもこの製品を愛用しています。
もっとも着ている人間の中味は雲泥の差ですが・・・

雲り 5℃


(3)ソルトをDVDで見る。

2011年01月16日 | 映画の事

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 2010年/アメリカ/カラー/100分/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

監督:フィリップ・ノイス 

脚本:カート・ウィマー 

出演:アンジェリーナ・ジョリー リーヴ・シュレイパー キウェテル・イジョフォー

この映画も昨年末にみたものです。

本来はトム・クルーズが演じるはずだったらしいこの作品。
男性が主役のスパイ映画は多いけれど女性が主役、しかも男性並のスパイアクションものはそうはない。
それもアンジー、自分でほとんどのアクションをこなしたというから凄いです。

そんなわけで、ストーリは・・・

アメリカCIA 本部。ロシアからの謎の密告者が捕えられ、衝撃的な告白を始める。
大統領を暗殺するために、ロシアからスパイが送り込まれると。その名はソルト。
それは彼の尋問を担当していたCIA女性職員の名前だった。
「これは誰かの罠よ。夫に会わせて!」と懇願するも、同僚であるCIAから追われる身となった彼女は、金髪を黒髪に染めて変装しながら逃亡する。
翌日、厳重な警備の中、アメリカ副大統領の葬儀会場に現れたソルトは、いとも簡単に捕まるが、何かがおかしい・・・。
彼女の正体は?そして、真相は?

と言うわけなのだけど・・・
スパイの疑いをかけられたソルトが、お手製の即席爆弾を作り、周囲の小道具を利用しながら逃げる展開は、同じく“逃げるCIA”ジェイソン・ボーンのようで面白いが、高速道路を走るトラックの屋根から屋根へと飛び移り、暴走する地下鉄からジャンプしたり、エレベータシャフトを降下、屈強な男たちを殴り倒すとなると、いくらアンジーでも少し無理があるのではないかと、見ていて、少し白けてしまう。しかも、ソルトの謎めいた行動で物語は二転三転。米国内でテロを遂行するのはロシア側である証拠だが、ロシア人たちにも平気で銃を向ける。自分を本当に愛してくれる優しい夫をみつめるまなざしはどうやら本物のようだけど。

007シリーズじゃあるまいに、今さらアメリカ、ロシア?と思うけれど、先日ロシアの女性スパイが逮捕された事件があるので、それもありですよね。
お終いが少し安易なのでは ??と思ってしまいましたが、アンジーファンなら許せるでしょう。