節分と言う事で、スーパーでは、特設売り場を設けて、太巻き寿司が山のように積み上げられていた。「海苔巻きはいかがですか？節分の太巻き寿司は！今年の恵方は南南西ですよ。いらっしゃい！いらっしゃい！」
特設の陳列台から、海苔巻きも人も溢れていた。
近づくとお酢と海苔の匂いがプーンとした。
Fさんの奥さんが言ってたが、子供用に細巻き寿司も売っていたらしい。
そして「私は歯がわるいけぇ、丸かじりなんて出来ないよ、かんぴょうが噛み切れない。」と言っていた。ほんと、そうかもね……。
我が家では年の数だけ豆を食べると言うのはいつも豆まきの後でしていたが、海苔巻きを丸のまま切らずに恵方に向かって、しかも黙って食べるなどと言う事は、つい最近まで知らなかった、そして海苔屋の陰謀だと言う事も・・
関西が発生の地らしいが、ある意味、家族揃ってまるで動物園のミーヤキャットのように、恵方に向かって黙々としゃべらずに、夕飯用の海苔巻きを丸かじりで食べている光景は、私個人的には、後々残したくない風物詩のような気がするが・・想像しただけで滑稽な感じがする。
有福の原爆療養所に勤める、松くい虫Tは、センターの行事食として、節分は大きい物を食べるといいからということで、鯨ご飯を泊り客に出すらしい。
私も早速作ってみた。
鯨のあぶらのブロックのあぶら抜きをして、牛蒡、人参、油げ、干し椎茸、コンニャク、大根の千切り、（これは大根が鯨の余分な油を取ってくれるらしい。）
ようは何でも入れていいのだけど、おしょうゆ味の炊き込みご飯だ。
つやつやして、牛蒡の香りがする。椎茸のほのかな香りも食欲をそそる。う～んたまらん。後を引く美味しさだ。
とても美味しかったから、腹十二分目も食べてしまった。
これで最後よ、とお腹に言い聞かせて、お茶碗にほんの二口三口分入れる、ものたりない。これを何度も繰り返すから、始末が悪い。本当に卑しいんだかから、私の胃袋は・・
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ここのところお天気が悪い。
木馬の隣に「スーパークリーニング」が出来て３年になる。
大物が洗濯出来るということで、結構利用者が多い。お天気が悪い日が続くと隣も忙しい。車を置かれたり、ゴミを捨てられたりして迷惑もあるけど、オーナーさんが感じがいいし、コーヒーも飲みに来てくれるのでそこはお互い様だ。助け合いの精神よ。
某スーパーの店長も隣の常連だ。お休みとか仕事が終わったらよく洗濯に来る。
この前、朝 洗濯の乾燥機に入れたまま忘れて、夜慌てて取りに来た事がある。
「店長、朝まで置いてたら捨てられるよ。イリコさんが帰えるとき持って行かそうか？」と言ったら、「嫌よ、汚いパンツ見られたくないよ。」
してみると、あれは店長の靴下か？
歩道に靴下が片方落ちていて、雨に打たれて、コンクリに張り付いて、まるで濡れ落ち葉のようになっていた。
あまり汚いので、イリコさんが捨てた。
いつかは、木馬の駐車場にパンツも落ちていた。
店長は靴下はなくなった事あるけど、パンツは無くなった事ないと、言っていたけど、うーん？？？ほんとうかいな？
曇り時々粉雪５℃