ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

青春時代とはかくも短きものなり

2010年01月31日 | 四方山話
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29日のお月さまと火星。
新しいパソコンになって、写真に文字の書き込みがどうしてもうまくいかなくて。
左斜め下の方に小さな火星が見えますか?(写真をクリックしてくださいね。)



土曜日が十五夜らしいが、やはりと言おうか 夕べは雲に邪魔されて見えなかった。

金曜日の夜半・・・ しばしあけらけき月に見いってしまった。
でもひょうひょうと流れる雲がスーッとあらわれてすぐ捕らわれてしまう。
こらこら待て待て!お月さまは雲と追っかけっこ。
なんだか分からないが、劇的。
ということであわててカメラを持ち出す。

そういえば12月31日が満月だった。早いなぁ。もう二月だよ。

それにしても。
月と言うか、満月を見るとなんとなく気持ちが高揚して、フランケンシュタインとか狼男がむせび泣きそうな気がするのは私だけ?。

もしかしたら私はオオカミ女か?

ウォォォ-ン!!。

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『ライ麦畑でつかまえて』などで知られるアメリカの作家サリンジャーさんが亡くなったと新聞で読んだ。私は横文字に弱いからあまり洋書は読まないのだけど、これだけは読んだ。
私の大好き映画「フィールド・オブ・ドリームス」でもサリンジャーが出てきて「おや?」と思ったけど。
”18歳、紺サージの制服を脱ぎすてて、ジーンズとバスケットシューズが、新しい制服になったあのころ、『ライ麦畑でつかまえて』が愛読書だった季節、それは青春”落合恵子さんのエッセーにあったけど、今思えば、若いころは長くても 青春時代って本当に短い。それだけに無性に懐かしい。

そしてもう一人、書こうと思って 今になってしまったけど、映画評論家の双葉十三郎も今月なくなった。99歳だったとか。
あの黒澤明監督と同い年で、双葉さんは黒澤監督の作品「姿三四郎」一作で、この監督は 将来必ず大監督になる と惚れこんだとキネマ旬報で読んだことがある。

映画少女そのはキネマ旬報を愛読していた。何度のl引越にもちゃんと持ち歩いて、いまでも私の宝物として本箱に並んでいるけど。
その頃、双葉さんの映画評がとても楽しみだった。文章はユーモラスであったけど、辛辣だったので。

でも 私の見た生涯のすきすき映画の一本に入る「ウエスト・サイド物語」の映画評で、「いいのは警官が来るところまでだな。」ええっ!それって最初のころじゃん、そう思い、私はこれだけは賛同できなかった。
あの映画、あれから何度見たことか、見るたびに新しい発見があり、今でも思い出すたびこの おばばの枯れたハートが 砂漠に水がごとくわくわくする。

なにしろ青春真っただ中のきらきらの少女そのは、「ウエストサイド物語」を見て、初めて恋に落ちるという事を知ったのだ。
マリアとトニーがダンスパーティで出会い、目と目があったその時から、あら不思議、あたりは暗くなって、周りの人々は動きを止め、スポットライトが二人だけにあたり、磁石のプラスとマイナスのごとく吸い寄せられ、言葉も交わさぬうちに恋に落ちる。運命の糸に操られたごとく相寄る二つの魂。
♪ララ~ララ・ララララララーラララ~・・
恋と言うものはこういうものなのだ、これでなくてはダメ、私はこういう恋をして結婚するのだぁ。そう思っていた青春時代。

また話はとんでもない所にそれてしまったが、このライ麦の本は「人は生まれながにして、すくいよもないものを抱えているから生きる価値があるんだ ということを教えてくれた、永遠の青春小説だ」と、作家の小川洋子さんが語っていたが、青春はホントに短い。だからこそ永遠などという枕詞がつくのだろうけど。

またも昭和が遠くなってしまった。

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雨のち雲り 11℃

今週の頂き物の料理(写真をクリックしてくださいね。)

2010年01月30日 | 料理
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今週の頂き物の料理です。

  

① 鯵と野菜の天麩羅      ② 鮭とダルマ鯛のバター焼き    ③ 牛カルビ焼き


  

④ エビ、ブロッコリー白菜のクリーム煮 ⑤ 大根と薄揚げのピリ辛煮  ⑥ しめ鯖


  

⑦ ナメコのリゾット        ⑧ つみれのおすまし     ⑨ ふろふき大根のフキノトウ味噌かけ 



  

⑩ がんもどきとつみれの煮物   ⑪ 豚汁           ⑫ ひじきの煮しめ


 

⑬ 鯵のにぎり           ⑭ 蕪とカニ缶の卵とじ

★レシピ
④ エビ、ブロッコリー白菜のクリーム煮
エビは殻をむきせわたを取る。タンサンをまぶしてしばらく置く。
ブロッコリは小房に分けて茹でる。白菜も食べやすい大きさに切り茹でる。
エビを綺麗に洗いこれも茹でる。
フライパンにバターを熱して、先ほどの野菜すべて入れて炒め、油が回ったら鍋に移して、コンソメスープで煮る。
塩、こしょう、で味をつけて仕上げにホワイトソースを入れてひと煮たちしたら出来上がり。生クリームを入れてもおいしい。

今日は、いつだか料理本に書いてあったので、いつも作っている簡単ホワイトソースの作り方を書きますね。
固さは牛乳で調整してください。
では・・・

 →  →  →  →  

材料
バター大さじ3。小麦粉大さじ4。牛乳400CC。
バターと小麦粉をレンジに入れて30秒チン!→その後泡だて器でしっかり混ぜて牛乳を上から全部入れる→混ぜる(冷たいからしっかり混ざらないけど混ぜる)
その後レンジで3分チン!→しっかり混ぜる(温かいのでしっかり混ざる)
更に3分チン!混ぜる。混ぜる。以上です。

シチューにも、バター焼きのホワイトソースかけにも、クリーム煮にも使えます。
作るものによって、分量や固さは調整してくださいね。
適当に塩コショウであじつけ。
以上、何でもいい加減おばさんの簡単ホワイトソースでした。

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晴れ時々雲り 12℃

今週の頂き物  21番目~28番目まで

2010年01月30日 | 頂き物
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今週の頂き物です。

     

フキノトウ、レモン、あんこ餅、大根、カブ、お餅、白菜、小鯵

以上です。

もう戻らない

2010年01月29日 | 四方山話
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水曜日(27日)の朝



この朝 ものすごく冷えた。洗濯物が瞬く間に氷ったもの。
でも、その陽射しの明るさを裏切るような寒さに、反対に暖かくなる予感がする。

 

10時ごろ 空が綺麗、雲がホント綺麗、
洗濯板みたいな雲に、箒で掃き残したような雲。

 

まるでタツノオトシゴか、コノハベラ(木の葉のような魚)のような形の雲。洗濯の泡のような雲。

  

メレンゲみたいな雲、水飛沫のような雲、氷河のクレパスのような雲。
見る間に色を変え、形を変えていく雲は、いくら眺めていても飽きることがない。
雲があるからこそ、青空は際だって美しく、雲があるからこそ、夕焼けはこの世の終わりかと思うほどに荘厳なのだ。

久しぶりに近所の美容院に行って(あの蓮舫カット以来)すっきりして ふと見上げたら雲のきれいなこと、きれいなこと・・(ね、きれいでしょう?私のことじゃありませんよ。雲です。雲。写真をクリックしてくださいね。)
あわててカメラを持ち出し、見上げてパチリ、パチリ。360℃あっち見て こっち見て。パチリ、パチリ。
青い空と白い雲の饗宴。あの雲をつかめたらいいのになぁ。
ここのところ連日変わる不安定な気圧に、雲も迷うかのようにうごめいていたけれど、この日の空はすっきり、黄砂もなくて、気持ちいい。久しぶりにこんな真っ青な空を見たような気がする。
紺碧、群青、蒼穹、などと、知っている漢字すべて使いたくなるような、神々しいような空である。
青と白だけ・・ただそれだけ・・
なにも考えずに眺めるとなんか鼻の奥がツンとする。胸迫る感じ。
店は超暇だし、私生活でも 色々と私の肩にずっしりとのしかかっている ぼんやりとした不安とかで気持がふさぐことがある。だけど、こんな時だからしみじみ自分の健康が有難いと思う。
空を見ていたら もうすこしで「永遠」というものに届きそう、そんな感じがした。
それはなんだか悲痛な感触のものだった。なーんちゃって。そんな大げさなものではないのに偉そうでした。
挽回しようとここで一句でも、と思ったけれど、センスのない頭ではなにも浮かばず・・・

でもその雲も、よく見れば微かに動いていて、それもそのはず、この空はもう戻ってこなかった。

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 戻ってこないといえば、昨日の朝日新聞の「天声人語」にこんな記事があった。
デフレの下、百貨店業界を覆う冬景色は厳しい。怒涛のような安値の商品に押され、昨年の売り上げは24年ぶりの低さに沈んだ。
閉店の動きが各地で相次ぐ。
東京の銀座でも、名所の有楽町マリオンから西武有楽町店が消えることになった。
この記事を読んで、ただもうフランク永井の「有楽町で逢いましょう」を思い出すばかりだ。あのヒット曲ってもともと有楽町「そごう」のために作らたものだと聞いたことがある。
大阪を拠点とする「そごう」が東京の有楽町に進出するというので、その宣伝のために作られたんだと。

私は昭和47年 なくなった主人と結婚して初めて東京に行った時「あの有名な有楽町で逢いましょうのデパートに連れて行って!」とお土産を買って帰ったのが最後だ。
「ここで恋人たちが待ち合わせしたんだなぁ」と感慨深かった。
そして馬鹿みたいに、私たち夫婦は入り口で「待ったぁ?」「ううん、今来たところ。」なんて猿芝居して大笑いした思い出。
買い物の楽しさはただ金と物との交換ではない。わざわざそこまで行ってお土産を買うにはその包みを抱えて帰りたいからだ。その店の包装紙に包まれた品物を満足して買うためなのに、その豊かさもなくなってしまった昨今。
良くも悪くも夢と希望に満ち溢れていた、我が愛着の昭和30年代は確実に遥か昔になってしまったのだ。もう戻ってこない。

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晴れ時々雲り  11℃

長いものに巻かれる

2010年01月28日 | 四方山話
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 風は冷たいけど、あまりお天気がいいので少し新川沿いを散歩することにした。明日からまた崩れるということらしいから。
枯れ草の中に真っ赤な落ち葉がと思い近づいてみたら、どうもスイバみたい。
色が少ない時だから 子どものように拾いあげ持ち帰りたくなるけれど。持って帰ったところでどうしようもないし、と思うのは、やはり子どもじゃなくてオトナだからか。オトナって、つまらないね。
でもこの葉っぱ紅葉するんですよね。ホント真っ赤で綺麗。

そして いま土手には 彼岸花の深緑の葉がいっぱい蔓延っているのをみると、季節がめぐる密やかな足音を感じる。次にこの葉が枯れて、花茎がスーッと伸びで真っ赤な曼殊沙華が目をたのしませてくれる日も またちゃーんとやって来るのだ。

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 さて。安閑として春を待ってなどいられない。
与党慣れしていない民主党と、野党に下野してまったく精彩を欠いた自民党が、喧々囂々と我が国をどうしてくれるのか暗澹としたまま、国会の予算委員会が中継されていた。
もともと政権を取ったら様々な諸問題はこんがらがって、このように混乱するであろう とのリスクはわかってて交代したのだから、民主党議員に同情はしないけど、先日の前原国土交通相が、町原元官房長官に「自分たちのツケをほっといて文句を言うのは辞めてもらいたい。」と一触即発寸前だった(八ッ場ダムの件)けど、「おいおい 国民は、いや少なくとも私は、前政権がすべて先送りしてきた、きちんとしなかったツケだとわかっていますよ、なのにそれを言っちゃおしまいよ前原さん。清々しい民主党の若手議員にはできることなら”清濁併せのむ”度量がほしいな。」とつぶやいたのですが・・

方や自民党議員も、敲けば埃が出る者もいるだろうし、おまけに自分たちの政権陥落の反省もしないまま 追求するのだから迫力に欠ける。

私は若い民主党議員たちに 政治家になったら何でも利用して金儲けをしてやろうなどと言うような下心、悪い政治の踏襲があるとは思ってなくて、むしろ、このままいけば、ニッチもサッチもいかなくなるであろう我が国を、何とか立て直そうという野望があると信じたい。それなのに最近はどうも「長いものに巻かれろ」という言葉がちらつく。

でも調べてみると「長いものに巻かれる」というのは批判的なコトバのようだけど、本来は「長いものには巻かれる」というもので、『権力・勢力のあるものには反抗しないで、従ったほうが得だ』という意味であるらしい。

ううむ、もしかしたらこの言葉も私は少しニュアンスが違うように理解していたのかも。

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夜中雨 後曇り 13℃

④「レスラー」をDVDで見る。

2010年01月27日 | 映画の事
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 原題:THE WRESTLER
公開:2009/06/13
製作国:アメリカR-15
上映時間:109分

監督:ダーレン・アロノフスキー

出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド

あの辛口の中野翠も絶賛していたし、昨年のベネチア国際映画祭での金獅子賞受賞のほか、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞、アカデミー賞にもノミネートされていたしで、レンタル発売を待って借りた一本。
アカデミー賞にノミネートされた時、「ええっ!!ミッキーローク?うそ!!あのローク?」そう呟いていた。

で、この映画プロレスの試合は残酷で時折目を伏せたけど、映画の内容は、よかった。
なんせ、私は昔、ミッキー・ロークのファンだったからね。


 <ストーリー>
80年代に大人気を誇ったプロレスラーのランディ(ミッキー・ローク)。20年後の現在、名声も金も家族も失った彼はトレーラーハウスに1人で暮らし、スーパーマーケットでのアルバイトで生計を立てながら、週末はリングに立つという日々を送っている。そんなある日、長年のレスラー生活の無理が祟り、試合後に心臓発作を起こしたランディは医師から「もう一度リングに上がったら命の保証はない」と宣告される。誰も頼れず、行く場所もないランディは退院後、馴染みのクラブで踊る中年ストリッパーのキャシディ(マリサ・トメイ)に孤独な心を打ち明け、彼女に勧められて、疎遠になっていた娘のステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)に会いに行く。少しずつ心を開いていく娘、優しく接してくれる女性の存在が、ランディに第二の人生への希望を抱かせる。だが、不幸な行き違いからその希望は壊れ、ランディの人生は再び軌道から外れていく。・・シネマトディより。

若いころ、映画を見まくっていたころ、「白いドレスの女」という映画を見て、主演のウイリアム・ハートもさることながら、ミッキーロークがチョイ役で出ていた。その時何かすごく光るものを感じて、要チェック俳優になったローク。
「ダイナー」「ナインハーフ」と順風満帆だった。しかし様々な黒い噂のアクシデントで、スクリーンから消えていった。時々何かの映画で見かけたけど、チョイ役だった。
そんなロークが見事に復活した映画。
“どん底まで落ちた男が、そこから這い上がり、自分の生きる道を見つける”そんな内容のこの映画は彼の実生活とダブってしまった。けど 素晴らしいベテランらしい演技で、第66回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞、第65回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞、アカデミー賞はノミネートされたけど残念に終わったけど、それにしても完全復活がとてもうれしかった。

この映画について調べているうち この企画はもともとはニコラス・ケイジに主演がオファーされていた。しかし、監督のアロノフスキーがミッキー・ロークにランディ・ロビンソンを演じて欲しいと思っている事をケイジが悟り、また古い友人であるロークに俳優としての素晴らしい機会を与えるために彼は企画を降りた。男の友情のエピソードがこの映画のバックグラウンドにはあるのだ。ということもわかり、なおさら頑張ったロークに拍手したくなったのです。

そうそう、ストリッパー役のマリサ・トメイの見事な脱ぎっぷり!いやあ、この人凄いわ。オスカー女優で受賞作『いとこのビニー』は私の大好き映画なのです。
若い、当時と全然変わらない。
久しぶりに見て感心しました、流石です。

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頗る晴天 13℃ 朝放射冷却にて冷え込む。

春の便り

2010年01月26日 | 四方山話
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フキノトウ、(電工のMさん写真提供)



土曜日のこと、桜江町で見つけて届けてくださる、春の香り。

異常気象で季節が曖昧になろうとも、毎年一月の終わりには必ず頭を出すフキノトウ。
ちゃんと知っているのだ、フキノトウは、だれに言われずとも季節の変化を。気温や日差しの長さで知るのだろう。
人間様だって自然の中で生きているというのに、動くことのできない植物よりも、自然のことを知らずにいる。とてもかなわないなぁ、と思う。

さぁ フキノトウでなに作ろうかな?天麩羅?お寿司?フキノトウ味噌?
いずれにしても春一番の便りだ。
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 岩崎弥太郎が汚すぎる。
いえね、知り合いではないのですが・・・

NHK大河ドラマ「竜馬伝」の岩崎弥太郎なのです。
先日週刊誌に『弥太郎が汚すぎる』と出ていたけど、確かに三菱財閥の創始者である、岩崎弥太郎が、坂本竜馬とともに準主役で出ているこのドラマ、その岩崎弥太郎がものすごく汚いのです。それに関して、三菱OBや関連者たちからも「いくらなんでも汚すぎる。史実はここまでひどくなかったんじゃないか?」とのブーイングの声があがっているとか。
なんとなくわかる、このドラマの役者さん達、とくに女優さんたちは、ほとんどノーメイクで出演しているらしいが、そう思ってみると確かに ドーランべっとりではない。より真実味を出すためなのだろうか。でもこの岩崎弥太郎だけは、着物もボロボロ、髪もぼさぼさ 顔も汚く泥を塗りつけたようで、歯まで黒く汚れている。汚れメーキャップべっとりなのだ。いくらなんでも少し可哀そうと思う。
私は芸達者な香川照之が、すべて丸ごとひっくるめて演じているので、とても楽しみにしているのけど、しかし、香川照之さん、売れてますね。「坂の上の雲」にも出ているし、この前観た映画「デアドクター」にも出てました。皆同じような役柄なのでときどき「あれ?」と錯覚してしまうほど。

で、この三菱サイドのブーイングに対して、「物語が進むにつれて、弥太郎が最終的に三菱を立ち上げる大人物に成長していく姿をしっかり描いていきます。」とNHKは答えているそうだから楽しみにして見ていこうと思う。

この「竜馬伝」面白いです。
のんきで軟弱な少年竜馬が、優しいが芯が強く、凛とした気丈な母と、男勝りの姉によって強く、逞しく、優しさを持つ強い男に成長していく姿が、しっかりと描かれているところも好感が持てる。いわば「女に鍛えられた男」と言うところもいい。

今更何を?ですがこれを機会に、日本の夜明けをしっかりとお勉強しようと思います。

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晴れ 8℃

④「空中ブランコ」・・奥田英朗著(文春文庫)・・1/20日読了

2010年01月25日 | 本の事
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週明けからどんより。なんか鬱陶しい。
この時間になっても薄暗い(午前9時)冬の山陰地方は重たく暗い・・

さて、今週は本嫌いな方はごめんなさい。ブックレビューが貯まってしまって。
関連記事が多くなりそうな予感。

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 『いらっしやーい』ええっ!!ここは伊良部病院ですか?
違います。ようこそ!この場末の薄汚いブレンド日記へ!!

ここんところ すっかりはまってしまった奥田英朗ワールドです。

伊良部総合病院の地下一階…。
「経営者一族なんだから、もっと日当たりのいい部屋にしろよ」と、言われてしまうほど、薄暗い倉庫のような場所に掲げられた「神経科」のプレート。
おそるおそるドアを開けると「いらっしゃーい」という場違いな伊良部の明るい声。
「イン・ザ・プール」の続編。でお気に入りの奥田英朗の直木賞受賞作品。

標題の
「空中ブランコ」・・・フライヤーの男は、キャッチャーを信用できず、不眠症に悩まされる
「ハリネズミ」・・・夜ーさんの男は、サンマの頭さえ恐れおののく先端恐怖症
「義父のヅラ」・・・伊良部の学友の男は、いつか義父のかつらを掴み取ってしまいそうな衝動に駆られていた、強迫神経症
「ホットコーナー」・・・人気者のルーキーの出現が面白くない野球選手は、思うところに返球できないことに悩んでいたイップス
「女流作家」・・・渾身の作が思うように売れず、嘔吐症に悩まされていた。
以上の5篇からなる、精神科医伊良部とその患者とを中心に繰り広げられる短編集。

いやぁ 面白かった。
寝る前に読むと最高、クスクス笑ってしまう。

ちょっとこまった病気になった患者が、毎回、精神科医である伊良部のもとを訪れる。が、どちらかというと、伊良部の方が患者より、もっと困った人で、患者はそれに振り回されるのだ。
しかし、伊良部は困った人というよりも、子供のままの人なのだ。
それというのも、研修医の時から医学部の厄災と呼ばれた伊良部。
子供の相手ならできるだろうと小児科にまわされたが、子供と同じレベルで喧嘩をするめ、神経科に転科した伊良部。「義父のヅラ」に書いてあった。

そして今回も、患者たちは伊良部のとんでもない荒療治によって癒されていく…。
看護婦のマユミさん、
美人だけど愛想なくて、何考えているか分らない変人なのに、今回は「あ!マユミさんのキャラも患者の治療に役立っているんだ。」そう思った。
小説が書けなくなってしまった女流作家に 追いかけてまで言った一言。
「言葉は宝物だ」と。
いいひとだったんだなぁ・・これが収穫。

次は「ガール」です。

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雲り時々雨 9℃

ナマコよ、君は素晴らしい。

2010年01月24日 | 四方山話
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先週金曜日の午後の和木海岸です。
利休鼠いろのもくもくとした雲が空いっぱい。
空を覆う雲は生き物みたいで、ちょっと怖いようだった。

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 生きながらひとつに凍る海鼠かな・・・松尾芭蕉

海鼠ってどうして海のネズミって書くのかと言えば、姿かたちがネズミに似ているのに加え ネズミと同じ夜行性だかららしい。

そのナマコをイリコさんの旦那さんに頂いた。
それにしてもなんとも言い難い姿かたちをしている。
色は鈍く光る赤茶色と言うか、赤黒というか、青黒というか、ヌメッと光っていて全身イボのようなぼこぼこで覆われている。触ってみてもざらざらはしない。グロテスク!
いつも思うことなのだけど、これを最初に食べた人は偉いと思う。
海の中にプワプワと浮かんでいても、ちょっと食べてみようという気にはならないもの。
この色形を見れば・・でもこれがホント美味しい。私は大好物なのです。

この物体、指でつつこうが、揺らそうが、まな板に載せようが、袋に入れようがまったく反応なしで、生きているのか死んでいるのかわからない。
でもちょっと目をなはすと形が変形しているので多分生きているのだと思う。
なまこ自身も生きているのか死んでいるのかわからないんじゃないのかと思ってしまうほど、まったく変な生き物。
と言うか、外敵に対して死んだふりをしているのかもね。

冷蔵庫に入れておくと翌日お腹の中から長ーいひものようなものが出ていて、こりゃなんだ?調べてみたら・・

『ナマコは消化器として食道・胃(種によっては不明瞭)・小腸・大腸を持つ。口から肛門まで直線状あるいはS字型の単純な構造をとる種(マナマコなど)と、とぐろを巻いた複雑な構造をとる種(キンコなど)がある。食道の入り口の周囲には囲食道骨と呼ばれる10個の骨板が並ぶ。大腸は総排泄腔と肛門へ続き、肛門には肛歯と呼ばれる5本の歯がついている。』ウィキペディアより。

そうか~ 内臓なんだ。これが「このわた」になるんだな。でも私は何度も挑戦したけどこの細い紐の中身をきれいに出すことができないので捨てることにしたけど。

 そして調理に入る。ぐたーっとした、物体を俎板の上に載せる。そして・・・
まず私は上下を触ってみて、固いものがあるところを取る。これが口だと思う。そしてお腹を立てに割る。ごめんね、君は無抵抗なのに、許してたむれ。
綺麗に水で洗って、5ミリくらいに刻む。
そして三杯酢。柚子などあれば、きゅっと絞り、ショウガをすって一緒に頂く。
美味しい、最高。
味の説明は?、うーん、難しいなぁ。私の拙い文章力では お伝えできないかもしれないが、サザエやアワビのような磯系の味ではなくて、海の味、それもシーラカンス時代の太古の海の味、勿論いくら私が皺だらけだからって、そのころから生きているわけではないけど、そんな感じがする。だって他に例えるような食べ物に出会ったことがないし、どうも形が神代の昔から進化していないんじゃないか。進化する必要がなかったのかな?
で、食感はコリコリなんだけど、サザエやアワビのコリコリではなくて、ニュル、キシキシ、うん、ニュルキシコリだ。歯が悪いと噛み切れない、逃げるのだ 口の中で。「こらこら、待て、待て」と探す。
よく消化がいいから飲みこんでも大丈夫よと言われるが、私は噛む。
もったいないこの海の味を噛まずに、味わうことをせずに 飲み込むなんて、あぁ 美味しい・・
固くそれでいてにゅるにゅるのナマコを 逃げないように舌で上手に歯まで持って行って味わっています。
ナマコよ 君は素晴らしい。得体が知れなくてもいい。ビールが美味しいければ・・

話は全然関係ないのだけど、サンデー毎日に「ナマコのからえばり」と題して椎名誠が連載エッセイを書いているのでシーナさんナマコが大好物なのかと思いきや、ただのナマコと思うなよ。正体はシイ(ナマコ)ト。らしい。発想がいいよね。やはり文才のある人はそういう発想にたどりつくんだ と感心したのであります。

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晴れ 9℃

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2010年01月23日 | 料理
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今週の料理です。

  

① 黒豆の煮豆          ② 蕪とがんもどきの煮しめ     ③ ねぎ卵焼き

  

④ マカロニサラダ          ⑤ ビーフシチュー        ⑥ 鯖のお刺身

  

⑦ サーモンの紅白膾        ⑧ 白菜とサバ缶の煮物    ⑨ かつ丼

  

⑩ 鯖の塩焼き             ⑪ 卵の袋煮         ⑫ 里芋の煮っころがし

  

⑬ ナマコ酢              ⑭ ワカナのお刺身       ⑮ 焼き鯖混ぜ寿司 

レシピを書くほどの料理はないので、今回はこれです。

⑤ ビーフシチュー        
材料はカレー用の牛肉、セロリ、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、それに赤ワイン。
牛肉に塩、粗引き黒こしょうをふる。フライパンを中火で熱し、油をひかずに牛肉を入れてニンニクも入れて全体をさっと焼きつけ、スープ、ローリエを加える。煮立ったらアクを取り、15分ほど煮る。スープはコンソメ顆粒。
ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎはフライパンで炒める。
炒めたら、先ほどのスープに入れて柔らかくなったらそこに赤ワインを1カップくらい入れてくつくつと煮る。
バター、塩、胡椒、ウスターソース、ケチャップで味付けして、とろみがたりないようなら水溶き片栗粉を入れる。味の決め手はセロリ。これを入れると一味違う。

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雲り 6℃