ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

春の気配

2011年03月31日 | 木馬の事

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

 偉いもんだ。
陽射しの明るさを裏切るような肌寒さに、私は気持ち的にはまだ冬から抜け切っていない。朝ホント寒いんですもの。
なのにそんなことおかまいなしに、生きものたちは春を迎える準備をしている。

そんな畑でトンンボ一家三人が長閑に 畑の土起こしをしておられる所をお邪魔しました。
”木蓮が綺麗に咲いているからブログの写真にどうですか” との連絡をもらったのでちゃとび号で、わっさわっさと太ももあらわに出かけた昨日の午後のことです。

野菜作りの名人のおばあちゃんが、高齢のため、ここのところの気温の変化についていけず、土起こし作業は若い者に任せて、現場監督として仕切っておられました。
「兄さん もう少し腰を入れて、もう少し深く掘って!」と結構細かいのがおかしい。
御年92歳にして、まだまだ畑のことは任せられん、という気概を感じる。

   

畑の隅に咲いている、薄紫の八重の木蓮と純白の木蓮。最後はこぶしかな?
確かに見事に天に向かって花を付けていました。綺麗!!

春になるたびに、首をひねってしまうこと。
「こぶし」と「もくれん」の見分け方。
つぼみのうちは、なんとなく区別がつくものの、花びらを広げて咲き乱れるほどに、さっぱり分からなくなってしまい、見あげる首が痛むほどに、立ち尽くしてしまうのだ。

で、足もとには

  

蕗のとうと 裏山からのせせらぎにセリが一面に広がっていた。

ゆるゆるとした陽射しに初恋色の檸檬が揺れている。
ゆったりとして見えるのは気のせいか。

 

勿論ぜーんぶ頂いて帰りましたとも・・・。
だって、トンボ家では食べないっていうんですもの。
勿体ない、私はどれもこれも大好物なんです。おまけに無農薬ですよ。
 

 これはソメイヨシノだとか。↑
子供さんが生まれたときに植えた記念樹だそうです。

まだまだ固い蕾でした。
けど、まだ固いから大丈夫などと思っていると、明日にはぷっくり膨らんでいる。
これだから桜は、油断がならない。

綺麗に咲いたらまたお知らせください。
写真に収めようと思います。なーんて、お土産が楽しみだったりして・・・

晴れ 15℃ 


予兆

2011年03月30日 | 四方山話

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

♪人生いろいろ・・・水仙もいろいろ・・・

  

   

 昨日桜と梅の写真を撮りに行ったトンボ邸の畑の水仙です。
タイハイスイセン、キイスイセン、ラッパスイセン いずれもいい匂いがしていました。
どれでも好きなだけ持って帰って、とトンボ邸の竹下景子さんが言ってくださったので、両手に抱えきれないほど摘んで帰りました。
そして店に飾っています。うん、
 満足満足・・・

 さて暇な木馬の昼下がり。
週刊誌を読んでいて面白い記事が目に付いた。
それによると、今回の地震の起きる前 様々な異常現象が起きていた。
地震発生7日前、茨城県鹿嶋市の下津海岸に約50頭のイルカが打ち上げられた。これらは正確にはクジラ目マルイカ科に属する「カズハゴンドウ」という哺乳類らしく、遠洋を好む性質のため、普段は海岸で目にすることはない。専門家によるとこれらの現象は地震と関係なくはない。地震が起こる際の地殻変動によって海中や大気中に様々な変化が生じる。
地震が起こるプレート境界では、地下深くから熱水や硫化水素などのガスが噴き出すことがある。これによってイルカやクジラ達が、方向感覚を失った可能性が高い。犬やカラスなど動物の異常行動もこれが原因という説もある。

地震雲も今回石川県小松市上空の空で2月24日に観測したとか。
地震雲とは地殻が動くことで発生する電流により生じる雲で、地震が大きければ大きいほど地震雲は発生しやすい。

私は古い人間だからかもしれないが、世の中まだまだ科学では解明できないことがたくさんあると思う。
様々な異常気象は大地震の前兆だったと信じる。


晴れ時々薄曇り    12℃ 


梅と桜

2011年03月29日 | 木馬の事

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

  

やはり時空のずれを感じる。
トンボ邸の桜と梅です。同じ時期に満開になったのはあまり記憶にないとか・・・
トンボネタはこんな時勢だから自粛するはずだったけど、トンボの奥様が、「梅と桜が綺麗に咲いているから是非写真に撮りに来られたら?近所の人も見に来られるんですよ。」と連絡をもらい うす晴れの昨日の午後行ってみました。
    

ホントだぁ・・・
梅も桜も もうほぼ満開になっているこれは、寒桜?(名前は知らないらしい。)
毎年いち早く春を運んでくれる愛らしい桜の花。
ソメイヨシノより少し花が小ぶりだけれど、それでも見上げると枝の先までびっちり花が付いいて 中々堂々の咲きっぷり。桜色が心持薄いように見えるけど、全体に見ると梅の白に桜の桃色の違いがくっきりとわかります。
寒かったのにね、もうじき4月だというのに、まだセーターが離せないでいるのにね。
なのにちゃーんと咲いている。
でも桜は、寒さが厳しい冬には、それなりの対処をするのだという。
ほんとに植物ってたくましい。
寒いのは嫌い、かと言って暑い夏も苦手、などと文句ばっかり言ってるワタクシメは、生きものとしてどうなのよ、植物にも劣っているんじゃない?と、ちょっと情けなかったりする。
震災に会い、避難所暮らしを余儀なくされている多くの方々のことを思うと、生きものとしても何かしなくちゃ、しっかりしなくちゃと思う。
トンボ家でも 最近夕餉の食卓が心なしか皿数が少ないような気がして奥様に「お前、なんか手抜きしてない?」というと「なーに言っているんよ、被災地の人のことを考えてみんさい、おにぎり一個の生活しているんよ。皿の数が少なけりゃ、食先機も使わんで済む。贅沢は禁物。これで十分、ブツブツ言わんで、三度三度お腹いっぱい食べられるだけでも有難いと思って、はよ食べんさい。」と一括されたとか。
ううむ。・・・ みな反省ですね。

薄曇り 時々薄晴れ 13℃


ふたご

2011年03月28日 | 木馬の事

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

 普通の卵のようでこれが、普通じゃないんです。
カラスの卵?かって?違いますよニワトリの卵ですよ。
これが双子の卵なんだとか、ナンちゃんが「絶対にはずれがなから食べてみて!もらったんだけど、なんか気持ち悪くて。」と言いながら持ってきてくれたのです。それじゃ我々は食べ物実験台?でもま、いいや。
「茹で卵にしてみよーと。」
卵をうまく茹でるのは、結構これが難しい。
私は沸騰したお湯の中に壊れないようにスプーンでゆっくりと入れて茹でる。お湯の中に入れたとたん、卵の表面から、小さな気泡がプクプクと湧きあがる。5分くらいで丁度いい茹で卵が完成。
さぁ~ 出来ました。  流水で冷やしながら剥くとうまく皮も取れました。わぁ・・・
「丸い卵も切りようで四角、ものも言いようで角が立つ」 とぶつぶついいながら切ってみました。          
本当だ!!縦に割っても、横に割ってもちゃーんと黄身は二つある。
横に割ったのはわかりずらいかもですが、この黄身の下にちゃんともう一つありました。  
ここの鶏舎の卵はほとんど双子の卵ということで、なぜだろう?双子の卵はどうしてできるのか?とネットで調べてみました。それによると・・・
『卵を割ったときに2つとか3つ黄身が入っていてびっくりする事があります。これは人間にも双子、三つ子とあるように不思議な事ではありません。これは2個又は3個の成熟した卵胞(卵黄)が同時に排卵されたり、先に排卵された卵胞がまだ、鶏の卵管の上部にある時に、再び排卵され、複数の卵胞が輸卵管を通っていく時に、卵白分泌部から分泌された卵白に包まれてしまい、そのまま一つの卵殻で産卵されたものなのです。この現象はまだ産卵を始めた若い鶏に多く、人間で言えば女性の生理不順と考えれば判りやすいでしょう。若い鶏はまだ産卵期間が成熟していない事が多く、産卵リズムやホルモンバランスが不安定であるのでそのような事が起きるのです。初産後2ヶ月程度たつとそれらの期間も安定してくるので二黄卵を生むことが無くなってきます。しかし、これらの複黄卵の出生は遺伝する事が多く、遺伝率は約40%ぐらいあると言われています。もちろん、食べる事になんら問題もありません。』
そういえば思い出したのだけど、 いつだかある養鶏場で生まれる卵がほとんど双子で、その地域は子供たちも双子が多いということで、ある学者不思議に思い、因果関係を調べたら なんでも飲料水に使っている山水が関係しているのではないか、という結論に達したと新聞で読んだことがある。
でも 能書きはどうであれ 一度で二度美味しい、得した気分になりました。
曇り時々薄晴れ 13℃ 


緑色

2011年03月27日 | 私ごと

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

     

 寒い、寒い、何でも二月の半ばの気温が続いているんだとか・・・
春は来るのか来ないのかはっきりしろ!!。と叫んでいる。
重苦しい日々が続いている今年ほど春が待ちどうしいことはない。 

それというのも、春は人の五感を目覚めさせてくれる。
まだ厳しい寒気が地面をはっていても、よく目を凝らしてみてみると薄いベージュ色の草むらがうっすらと色が付き始め、それより何より、日脚の伸び、一日一日明るくなる陽光がうれしい。
散歩していても影の色が、薄い灰色から濃い鼠色になってきた。
春は葉物野菜がみーんな甘い、それなのに、放射能汚染で関東のほうは風評被害で売れ残っているとか、卵がないとか、お魚が売ってないとか、牛乳も一家に一本だとか、、千葉の愛想なし家の監理部長が近況報告をしてくれた。

ついつい話が余談になってしまったけど、冒頭の写真はメカブです。
春の野菜は美味しい。葉ものが、みんな青々としてキラキラ輝いているし柔らかい。
最近はほとんどの野菜が年中スーパーの店頭に並んでいるので これが春の野菜だ!と断言できるのは少ないかもしれないけれど、キラキラ感を見れば旬だとわかるはず。

放射能汚染も今のところ心配ない地元の、おいしい野菜をむしゃむしゃ食べられる幸せを噛みしめながら、緑は春の色だよね、と炒めたり、生だったり、煮たり、茹でたりしながらキラキラ野菜を味わっている顰蹙者の私です。

そうそうメカブの話でした。
メカブは大好きだ、最もメカブばかりじゃなくて海の幸が大好きなのだけど・・・
メカブは花のような形というか、花をかたどったナイロンの浴用タオルのような形をしていて、生は鈍い茶色だけど、これが熱湯をかけると みるみる鮮やかな緑色になるのだ。
わかめの根っこの部分がメカブです。

熱湯をかけたメカブを、細かく刻み、三杯酢でも、ネギや生姜を混ぜて麺つゆで頂いても、納豆のように卵と混ぜてご飯にかけても、どのようにしても、本当に美味しい。

お魚屋さんの店先に売っていると喜々として買う。
そして、たちまち色が変わるのを楽しみながら、さて今日はどのように食べようかと頭の中でレシピを考える。(写真のメカブは頂いたものです。)

曇り時々薄晴れ 10℃


今週の頂き物の料理(写真をクリックしてくださいね。)

2011年03月26日 | 料理

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

    
     ①                 ②                      ③                  ④        

     
           ⑤                ⑥                     ⑦                       ⑧ 

 
     
            ⑨          ⑩                  ⑪              ⑫         

  さぁ 今週の料理です。

時計回りに左から

① 兜エビの天丼  ② 八宝菜   ③ イカ刺し ④ イカのウニ和え  ⑤ 煮しめ  ⑥ かぼちゃのソボロ煮 ⑦ 五目ずし ⑧ ワケギのぬた  ⑨ おからの信田巻  ⑩ ワカメスープ  ⑪ シーフードカレー ⑫ 豚のピカタ  

レシピです。 

⑥ かぼちゃのソボロ煮
かぼちゃを食べやすい大きさに切り分けておく。
フライパンを熱して、豚ミンチを炒める。油をとりながらポロポロのなるまで炒める。
そこに切り分けたかぼちゃを入れて一緒に炒め合わせる。
ここに出汁を入れ煮立ったら灰汁をとる。酒、醤油、みりん、を入れて落としブタをしてかぼちゃが柔らかくなるまで煮る。
仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がり。

⑨ おからの信田巻
おからをから入りする。
刻んだジンジン、シイタケ、グリンピース、鶏ミンチも一緒に炒める。
冷ましたらボールに入れて、
ここに春雨を戻したもの(刻む)片栗粉、全卵、塩、こしょうを入れて粘りが出るまで混ぜる。
油揚げを脂抜きをして広げる。
ここに先ほどのおから団子を入れて形を整えたら、和風だしでコトコト、落としブタをしてコトコトと煮る。
煮汁がなくなったら出来上がり。

晴れ 9℃ 


春の選抜高校野球

2011年03月25日 | スポーツの事

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。

『宣誓 私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われています。私たちの心は悲しみでいっぱいです。被災地ではすべての方々が一丸となり仲間とともに頑張っておられます。人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えられると信じています。 私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい、元気を出して戦うことです。
頑張ろう!日本。生かされている命に感謝して、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。』

春の選抜高校野球で岡山県代表 創志高校野山主将の選手宣誓です。

今大会の注目度ナンバー1だった創志高校。
創部1年目、全ての選手が1年生という中での甲子園出場は、これまでの最速出場記録(創部1年4ヶ月)を超え、高校野球史上最速の出場記録なのだ。

そんな高校のキャプテンの素晴らしい選手宣誓。これこそ勇気を与えてジーンときますよね。賛否両論だった今大会、しかしやはり私は開催してよかったと思う。

その創志高校と北海高校の試合、2-1と惜敗したが、野山選手はよく頑張った。
一番ショートで出場。
初回にチームの初安打を放つ。
それより7回の超ファインプレイに思わず「凄い!!」と声援。
七回1死三塁の守りで、センター前に抜けそうな打球、あわや二塁打か、と思った瞬間、横っ跳びでキャッチ。素早くファーストに送球してアウトにした、プレイ。
宣誓も素晴らしかったけど、このプレイも100点満点でした。

まだ一年生、これから何度か出場するでしょうね。要チェックの選手です。

雨 9℃


自粛

2011年03月24日 | 木馬の事

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。



 匂い水仙です。
天女のような神々しい香りが漂っています。
純白な6枚の花びらと思いきや、内側の三枚が花びらで外側の三枚はガクなんだとか・・・
そして水仙には真中にも筒状の花弁があって、これって花びらの数に入るのかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「あんたね、あることないことブログに書くんじゃないよ、まるで俺がなーんにも考えずにふらふら生きているみたいじゃない。まったく!!当分 今回の日本列島に起きた非常事態が落ち着くまで、俺のこと話題にせんで!」
とこの”ブレンド日記”にクレームをつけたトンボさん。
「それより吉野屋を見習いんさい、無料で牛丼を災害地に提供しているのに、ここくらいなもんで、この非常時に何食わぬ顔して色つき水を定価で販売している店は。せめてコーヒー代半額にしんさい、そしてその半額の代金を俺が撤収して、責任もって災害地に寄付するけ。あんたんところも、震災セールしんさい。」
やれやれ、相変わらず寒いおやじギャクです。それにしても一番危ないじゃないですかね。

そんなこと話していた暇な木馬の昼下がり。
テレビでまたもや福島原発3号機で黒煙があがったとのニュース。
「それにしても、スマイリー島どころの騒ぎじゃないね。チェルノブイリレベルよ。」とトンボが言う。
「え?スマイリー島じゃなくて、スリーマイル島じゃないの?」
「そのスリーマイル島でスマイリー小原がジャズを勉強したんよ。」
「もう 嘘ばっかり・・・」
「それにしてもこの前どこかの局の女子アナもスマイリー島って言っていたよね。間違えやすい島だよね。」
「笑っている場合じゃないでしょう、国民みんなで力を合わせて立ち上がらねばならない時に。」
そうですよね、茶化している場合じゃありません。
そんなわけで 当分この震災が落ち着くまでトンボネタは自嘲いたします。

 新聞読んでいたらこんな記事が目に付いた。
朝鮮日報の記者が今回の事故でソウルから取材に来た。
その記者が東京でレンタカーを借り、通れる道を選びながら、28時間かけて仙台に着いた。
そこの避難所で一日の食事がおにぎり一つ、みそ汁一杯と水一杯、という避難民の情況に接して驚いた。なにもわからない外国人でさえ自力でいける場所になぜ救援の手が届いていないのか。
「日本はマニュアル化されたシステムが、想定を超える被害の中で融通性を欠き、初動の救援が遅れたのではないか」とこの記者は書いたといっていた。

うーうむ、この記者の言い分 外から見ているせいもあるでしょうが、言い得て妙だと思いませんか?

 雲り時々薄晴れ 10℃ 


リーダーの次第

2011年03月23日 | 四方山話

日記@BlogRanking←最初にクリックおねがいいたします。


これが最後、これが最後 と言いながら今回は三回目の星高山の薄化粧の写真です。
本当にこれが最後だと思います。(今朝の写真です。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 シーベルトやベクレルという言葉を聞いてもなんのことやら ちんぷんかんぷんでさっぱりわからなかったが、 なんとなしにうっすらと理解できるようになった。(放射線による人体への影響度合いを表す単位を「シーベルト」、放射性物質が放射線を出す能力を表す単位を「ベクレル」といいます。)

 連日 リアルタイムで放送される福島第一原発中継から目が離せない。
想像を絶する大津波に冷却機能が失われて、次々に起きる爆発。
放射能汚染の恐怖は、国境を越えて世界中に拡散していて、この悲劇の結末はいまだ見えない。
早くなんとか国民を安心させてほしい そう願うばかり。

国難に直面した時、「大黒柱」「リーダー」の姿勢がどれほど周囲を安心させたり、逆に不安にさせたりするものなのか、しっかりと自覚してほしい。
誰も予想できなかった未曾有の危機克服の債務を 政権党の閣僚の肩に追わせるのは酷だとは思わないでもないが、それでもそういうこともありなんと思って、総理になったのだから、「しゃんとした」姿で国民に信頼感を与えてほしいそう思う。
 
この危機を乗り越えたら支持率だって上がるだろうし。

話は少し長くなるが、ヘンリー・フォンダの映画「怒りの葡萄」を思い出してしまった。
大砂塵の自然の猛威で開拓民らが追われる話なのだけど、本来この地は耕作には向かない牧草地であったのに、無理やり開墾して耕作地にしたがためにこの地方をしばしば襲う干ばつにより乾燥し、折からの強い強風により砂塵となり、この地を襲うのである。
便利さを求めたがために災害を招くのだ。

うがった考え方かもしれないが、今回の原発事故も、原発誘致による恩恵のために受け入れを容認した結果、当然にして起こった人災とも言えなくもないのではと思ってしまう。

話は映画に戻るが、土地を追われて行く小作人の家族らがそれでもくじけずに生きて行こうと思うのは、女たちも子供たちも、男たちの顔に今までの苦労より他に大事なのもが残っていると思えるから、ブドウ畑などどうなってもかまわない、一家の主の男たちさえしゃんとしていたら決して耐えられないことはないと思っているからなのだ。

リーダーの資格がこの映画には詰まっていると思う。

いい映画です、もしチャンスがあればぜひ見てください。

いつものように原発の話から、映画の話に飛び火してしまいました。
にわか映画評論のそのでした。 

 曇り時々薄晴れ 9℃