ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

今年も半分終わりました。

2009年06月30日 | 四方山話
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  朝 プランタンにオレンジの薔薇の小さい蕾を見つけた。
写真を撮りたいと思ったけど、あまりに雨足がひどく、カメラが濡れるので、小降りになったら滴付きを撮ろうっと!
と思っていたのに、ちょっと油断した隙にイリコさん摘んでるの。もぅ 写真に撮りたかったのに、といったら、「またすぐ咲くよ、蕾がもうひとつついてるけ。」

この雨に咲くバラが撮りたかったのよ、といったけど後の祭り・・
ま、いいか、どうせ腕がいまいちなんだけ。

次の機会を待ちます。

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 さて。
今年もカラ梅雨かと思っていたら、ここにきて、結構な雨が降り続いている。
雨が少なければ少ないで文句を言い、雨が続けば続いたで文句を言いう。とかくこの世の人は天邪鬼。
幸いに、わが江津は、江川が滔々と流れているお陰で、水不足はないし、今のところこれくらいの雨では危険水域には達してない。
けど、麻生政権は危険水域を超えている、死に体だと騒いでいる。

そんな六月も終わります。
2009の丁度半分、楽観主義者は「まだ半年ある。」というだろうし、悲観主義者は「もう半年しかない。」と嘆くだろう。私は後者ね。多分生き方に自信がないのと、将来に夢がないからだと思う。残り少ないからいいかぁとも思うけど。

う~ん、それにしても時間とは厄介なもの。若いころは長く感じるし、年を取るに従い「短くなった、あっという間に月日が経つ。」と焦るし・・。

思い起こせば、日本はこの半年、「100年に一度」の大合唱に開けくれたような気がする。これに対して麻生総理は「4段ロケット」と称して景気対策を打ち上げたが、全然効果が現れたも思えず、地方はますます冷え込むばかり。
そういえば 税金ばらまきの低額給付金の経済効果は いかほどだったんだろう。
願わくば(任期満了まで、総理の座にしがみついているなら・・)総理自らの口で、この国をどういう国にしたいのか、はっきりと聞きたいと思う。

ちょっと余談。
毎日新聞に面白い記事があった。
高速道路 1000円とタダの違いはということなのだけど、自民党が今度の選挙で勝てば、土、日、祭日、のみ、首都高速や阪神高速を除き、ETC搭載の車に限り来年3月まで「1000円でどこまでも」が続く。しかし民主党が勝てば、首都高速や阪神高速を除き、平日も含めて、無期限にタダ、ETCなんていらない。

実はこれは自民党と民主党の戦いではなくて、政党と官僚の戦いなのだと。その理由は、無料化にすれば料金所がいらなくなり、ETCを管理・運営する天下り法人も整理され、官僚の権益も狭まる。1000円だとそうはならない、ということらしい。
今日、高速道路の受益者は一般ドライバーだけではない。宅配便、農産物から工業製品まで高速道路のありとあらゆる物流が国民生活に直結している。なのに官僚は「受益者」を狭くとらえた古い常識に縛られて、変化に対応できないでいる。官僚にねばられて そのことに妥協せざるを得ない政府も 考えものだ。

というようなことが書かれてあった。

ふうむ、選挙は近い。
日本の夜明けが来るのか、私もしっかりと、悪口ばかり言ってないで、政策論争を我が国の将来のために見定めねばならない。

いずれにしても来たる7月は、呆けてはいられない。

曇りのち雨。 29℃ 蒸し暑い。

キャッシュレス時代

2009年06月29日 | 四方山話
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  この花に始めて出会ったのはいつだか忘れたけど、なんと情熱的な花だろうと思った。
鮮やかな色といい、逆さになったように咲く形といい変っていて 調べてみたらグラリオサで、日本名はかがり火の花とか。なんとなしに納得。

梅雨の鬱陶しい時期、自由奔放に咲いている、この花を見ると元気が出る。
近所のソーメンさんちの庭で咲かせたのを頂いた。

早速 アールデコ風の花器(といってもドレッシングが入っていた空きビンですが)に活けて楽しんでいます。(写真をクリックしてみてくださいね。)

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 ううむ、一日が早い しかるに一週間も早い。だから月日が逃げて行くのも早い。こんなこと言いながら年をとっていくんでしょうね。
時代の流れや変化に追いつくことなく 空しく人生終わるのか~・・・
朝からカウンターでそんな話をしていたら、一見さんの男性が入ってきて窓側の席に座った。
モーニングサービスのオーダーを静かに食べ終わって、窓の外を眺めながら煙草を一服吸い始めた。
そして煙を吐き出しながら「ふぅー、ふぅう、ふうう・・ううううう」といかにも苦しげにうめきながら煙草を吸っている。そんなに苦しけりゃタバコ吸わんにゃええのにね。

ちょうど居合わせた暇なトンボが「しゃーないかね、あのお客、救急車呼んだほうがいいんじゃない。」
「でも まだ倒れとらんけ、呼べんよ。」
「そのうち倒れるけ、下で待機していてもらいんさい。」

といつもとなんら変わらぬ一週間の始まりは 鬱陶しい梅雨空たっぷりです。夜半に大雨が降ったしね。
さぁ頑張ろう!!なにを?ブログの更新を?仕事です、仕事。

 さて今日の記事です。

少し前だけど 毎日新聞に興味のある記事があった。
芥川龍之介の小説「歯車」に第二の僕ーーつまり自分の分身が人に目撃される気持ち悪い出来事が書かれていると・・これはドッペルゲンガー現象というらしい。
勿論 私が知るはずもなく、本も読んでいないので調べてみました。

『自分の姿を第三者が違うところで見るまたは、自分で違う自分を見る現象のことである。自ら自分の「ドッペルゲンガー」現象を体験した場合には、「その者の寿命が尽きる寸前の証」という民間伝承もあり、未確認ながら、数例あったということで、過去には恐れられていた現象でもある。』

でも、人がコンピューター上のデーターとして処理されている今日のデジタル社会では、分身は簡単に生み出せると思う。自分の知らないところで個人情報が売買され、データーは当人の知らない世界を勝手に歩いているんだもの。
こういうことがよくわからないのだけど、三菱UFJ証券のデーター売買の件ね。

どんどんハイテク化する現代社会に ホント、アップアッツプして対応できないでいる私は、アマゾンで本を買うたび、お金を払わずにパソコン上で売買できるのが信じられないでいる。
勿論後で通帳から引き落とされているのだけど、お金をまだ払っていなくても、二・三日したら私の手元には本が届いているのだ。(信じられなくても買っている私はデーター上の分身の私。)

私は思う。
いつからか 銀行にATMが登場してから日本人の金銭観というものが少しづつ変って来たのではないだろうか。
お金というものの具体性がどんどんなくなってきた。そこに「キャッスレス時代」といってカードも一般化してきたし、ありとあらゆるものが通販で簡単に買えるようになってきた。お金のやり取りが、自分の手を経ずに、通帳の数字の変化だけで終始してしまうことが多くなってきた。自分の財布から離れたところで勝手に動いている。

どうも私は古い人間だからか、それともお金がないからか、カードで支払いができない。どんぶり勘定が心底身に付いている私は、財布の中にあるお金がなくなったらもうおしまい のほうが安心していられる。

 ところで自分の分身の話から少し横道にそれてしまったけれど、今回のデーター売買の三菱UFJ証券の記事を読んでいて、へぇ 警察にこんな部署もあるんだと、新発見したのだ。
それは警視庁ハイテク犯罪対策総合センターという部署。
警察の隣に30年以上の私も知らなかったわ・・
これも時代なんでしょうね。

曇り時々雨 29℃

海苔弁

2009年06月28日 | 私ごと
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  またしても半世紀以上前の話でごめんなさい。
小学校(国民学校じゃありませんよ。)二年生の秋 母が3ヶ月ばかり入院したことがあった。
その時 学校で遠足があり 明治生まれの祖母が作ってくれたお弁当を限りなく思い出のまま作ってみた。
(いんげんの胡麻和えのところは定かでないが、青い色はホウレン草だったかもしれない。)
 
 行先は確か畳ヶ浦だった。
母の代わりをしてくれていた祖母がその朝 「ハイ 出来たよ。」と言いながら 水筒と少々のお菓子と一緒に 新聞紙に包んだお弁当をリックサックに詰めてくれた。

その楽しみにしていたお弁当を開けてみてびっくりした。 アルマイトの弁当箱に入った海苔弁だった。
友達はみんな、折箱に綺麗に詰めてある海苔のまいたおにぎり弁当だった。
私は悲しくなった。そしてなにより恥ずかしかった。
母がいつも作ってくれたような、みんなと同じおにぎり弁当がいいと思った。

でも 一口口に入れて食べた時の 美味しいこと、忘れられない。

それからすっかり海苔弁のファンになった私。
時々作る。やはり美味しい。イリコさんお休みなので今日も作ってきた。

まず、おいしいかためのご飯を炊く。
十分に蒸したら、お弁当箱にふんわりと三分の一ほどご飯を平らに詰める。鰹節をお醤油でしめらせたものを、うすくでもたっぷりと敷き、その上にあぶった海苔を八枚切りにして乗せる。これを三回繰り返して出来上がり。

さぁ いただきーまーす。もぐもぐ、うん、美味しい。余は満足じゃ・・


晴れ 30℃

今週の頂き物の料理(写真をクリックしてくださいね。)

2009年06月27日 | 料理
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 今週は玉ねぎ料理をたくさん作りました。
新玉ねぎは甘くて、シャキシャキして とても美味しいよね。大好物です。


  

① 新玉と豚バラ肉のカレー炒め  ② ビシソワーズ           ③ じゃがいもと竹輪の煮しめ 

  

④ 新玉ねぎのステーキ        ⑤ 厚揚げのふくめ煮     ⑥ ちゃとびホウレンソウの卵焼き

  

⑦ 冷汁                  ⑧ 梅干しの甘辛煮     ⑨ モロッコ豆のきんぴら

   

⑩ モロッコ豆と玉ねぎのかき揚げ      ⑪ きゅうりとカニカマの酢もの  ⑫ 翌日のかき揚げ丼




⑬ タケノコご飯



② ビシソワーズ           
大好物です、ジャガイモとか、サツマイモとか、カボチャとか、そのままでは のど太くて、流石の食いしん坊の私も少々苦手ですが、他のもにに形を変えるともう大好物に変身します。たとえば、このようにスープとか、コロッケとか、サラダとか・・・もうパクパクです。
名前は偉そうですが、要はじゃがいものスープです。
作り方はいたって簡単、美味しい新じゃがの季節 是非作ってみてください。
まず玉ねぎとジャガイモを薄切りにします。次にバターを熱し、たまねぎとジャガイモを焦がさないように注意をして すき通るまで炒めます。しんなりしてきたら水をひたひたくらい入れてコンソメを一つ入れます。こうしてじゃがいもが柔らかくなるまで、アクを取りながら煮ます。
このまま少し冷まして、ミキサーでガバーっとペースト状にします。
これを鍋に戻して、牛乳を入れてゆっくり焦がさないように混ぜます。塩コショウで味を整えたら、生クリームも入れると一味違う。
粗熱を取り これを冷蔵庫で 冷たーくしていただきます。パセリの千切りをのせました。うん、どれどれ 美味しい、美味しい・・・

④ 新玉ねぎのステーキ        
輪切りにした玉ねぎは 形が崩れてバラバラにならないように爪楊枝で止めて、塩コショウをしておきます。
フライパンにバターを溶かし、裏表こんがりと焼きます。少し焼き色が付いてきたら、お酒をふりかけて、ふたをして蒸し焼きにする。
仕上げに鍋肌からお醤油をタラーリ・・
う~ん香ばしいいい匂い。
この後のフライパンで豚バラ肉を焼き、これもお醤油で味付けました。

⑦ 冷汁
暑くなったら食べたくなるものがある。それは冷汁。
大好物、あたたかいご飯にぶっけかけて口にかきこむとき、鼻からゴマと青じその香りが、そしてきゅうりのしゃきしゃきの食感が、程よく混ざり、あぁ~日本人に生まれて本当に良かったと感じるんです。

作り方は。
まずすり鉢で炒り胡麻をする。
鯵の干物もむしっておく。
胡麻をすったすり鉢に、鯵の干物を入れて、一緒にすりつぶす。
本当は味噌も焼くといいと聞いたけど 私は濃いめの味噌汁を作ります。
これを、先ほどのすり鉢に入れて混ぜて、そして青じそ、きゅうりの薄切り、お豆腐があれば潰して入れてもいいし、茗荷も入れてもいいよ。
味を見ながら、すり鉢に氷を浮かせて冷たくして ご飯にぶっかけて食べます。

 ちゃとびさーん!!、ホウレン草収穫したよ、イリコさんが 早く食べないと頭が立つっていうから。

塩ゆでして 卵焼きに入れてみました。
とても美味しかったよ、ありがとう。
ちゃとびさんを 思い出しながら、イリコさんと食べました。
「何しているのかな、大阪で歩いているのかな?」といいながらパクパクと・・

で、カイワレも挑戦したのだけど、間隔があき過ぎて密集しないから、薬味で頂きましたよ。
ネギはなんかうまく育ってるらしい。
イリコさんのいうことだから当てにはなりませんけどね。

雲り 時々薄晴れ 30℃

今週の頂き物 181番目~186番目まで。

2009年06月27日 | 料理
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梅、製菓、レタス、モロッコ豆、タルト、生花

以上です。

過去帳をめくる。

2009年06月26日 | 四方山話
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  我が家の中庭に咲いているどくだみ。
雨の少ない梅雨、流石に紫陽花はしょんぼりしているけど、どくだみは 元気だ。
梅雨時の木陰に群れて咲く純白の十字型の花。

どくだみといえば あの独特の匂いで嫌われものだけど、でも昔は薬草として 随分重宝したものだった。たとえばおできができた時、どくだみの葉っぱを数枚銀紙に包んで焼き どろどろになったものを おできにつけて二・三日置くと、中から膿が出て、傷が早く治ったし、お風呂に入れると皮膚病によく効くといわれた。
祖母などどくだみといわず ジュウヤクといっていたのはきっと十の薬効があるからだと思う。

そしてどくだみといえば 向田邦子のエッセイを思い出す。ちょっと今その本が手元にないので確かではないが、昔どくだみは くみ取り口のあたりにいっぱい植わっていた。汚穢屋さんが帰ったどあと、どくだみの葉が白くなっていたのは、石灰を撒いたからだ。というよなことを読んだことがある。
ということは消臭にもなっていたのかもしれない。

東京の平町に住んでいる頃、くみ取り券という10枚綴りの切符を買い、祖母がそれをミシン目に沿って切り離して、汚穢屋の色の黒いえらの張った顔のおじさんに渡していたのを覚えている。

そういえば話は飛ぶけど、そのころ お米を買うのは米穀通帳がないと買えなかった。
米穀通帳を辞書で調べてみたら
『第二次大戦中・戦後にかけて、政府が米穀統制のために各世帯に配った通帳。』 と出ていた。

で、あれどうしたんだろう、いつ廃止になったんだろうと検索してみたら、昭和十六年に先ず六大都市で交付を始め、翌年施行の食料管理法によって全国に実施された。昭和五十七(1982)年の食糧管理法改正により廃止されるまで残っていたらしい。

ふうむ、そうだろう そうだろう・・
島根に引っ越しした時も、私が結婚して所帯を持つ時もすべて米穀通帳を移動したり、新規に作ってもらったりした。それをお米屋さんに持参して お米を購入していたもの。
家族の名前が全部記入してあった。家族構成もこれだけですべてわかるのだ。
台所の柱に打ち付けた釘に、通い帳と一緒にかけてあった。
個人情報云々の今の時代には考えられないことだと思う。

ごめん、また話が脱線するけど、黒澤明の映画「野良犬」でやくざの三船が拳銃を手に入れるのに米穀通帳を持ってくるように指示されているシーンがあるよね。

 どくだみの話から随分 古い話になってしまったけど、何かのはずみで、ふっと頭の中の記憶の過去帳をめくって、そして、あーあんなことがあった、そうそうこんなこともと 思い出してしまう。これも年を取ったせいだと思うけど、向田邦子は何かの本で 思い出というものは、ねずみ花火のようなもの、いったん火をつけると不意に足元で小さく火を噴きあげ思いかけないところに飛んで行って はぜ人々をびっくりさせると書いていた。
最近 ねずみ花火ってあるのかな?小さくてクルッと丸くなっていたけど、危ないからもう無くなったのかな?
昔の子供は避けるのうまかった、最近の子供は危険なことはさせないよね。

ううむ、これってどうなんだろう、自己防衛力が乏しい子供になるんじゃないだろうか。

さぁ、今日は又 半世紀以上前の古い話で恐縮す。人間シーラカンスの異名をとる私のこと、どうぞお許しを・・

晴れ 29℃

『志ん朝の走馬灯』・・京須偕充著 (ちくま文庫)を読む。(6/15読了)

2009年06月25日 | 本の事
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 ある日 週刊誌の新刊紹介で見つけた。
大好きな志ん朝の本、勿論すぐ買った。

著者はなんでも志ん朝の落語の録音プロデューサーらしい。
志ん朝が好きで好きでたまらなかったんだろう。随所に 尊敬と敬愛を感じる。
そしてずうっと志ん朝を追いかけ、その高座をあまた見聞きしてきた著者だけに、志ん朝の芸の魅力を全方位的に紹介しているのだ。

たとえば「〈志ん朝七夜〉をめぐって」の稿で、こんなことが書いてあった。
古今亭志ん朝が高座へ出る。まずその姿勢がいい。着物が泣いて喜びそうなやや小太りの体型.目鼻立ちの整った容貌。
そして私もいつも思っていた、声が耳に心地よいのだ。

その声を魅力を見事に書き表している。例えばこんなふうに・・・

「高すぎず低すぎず、細めでも太めでもないその声。だが、中音中声に小さくまとまっているのではなく、実に伸びやかで、張らなくても通る。高声と低声--
甲(かん)と呂(りょ)の使い分けも巧みだから、ダイナミクスの幅は広く、声の色合いも変化に富んでいる。」と・・・そして

「声帯の発する音が口蓋、胸郭、そして体全体にうまく共鳴するようだ。だから無理な発声をする必要がなく、声の艶と若さが保たれる。
響きが豊かなのに少しも喧しくないのは、濁りや不純物が少ない声質だからなのだろう。」とも書いてあった。
偉そうだけどファンとしていわせてもらえば 何度聞いても飽きないということは言葉に艶があるからだと思う。

この本を読み そうか、井戸の茶碗の録音にはそのようないきさつがあったのか、とか、枕でお客が笑っているのはそういういきさつがあったのかと、今更ながら、高座を一度も直接見に行けなかったことを悔やむ。
「井戸の茶碗」の収録のとき枕で「風邪をひきまして・・・」といってたそうで このころから体調を崩していたんだとか。

話は少し飛ぶけど、この前 一人旅のとき帰りのバスでたまたま聞いたのは「お直し」
後ろの座席の親父が車の中でずーっといびきをかいていたので、ボリューウムを目いっぱい上げて聞いて帰ったのだけど・・
おなじみの郭噺ね、
牛太郎と花魁がいい中になり、本当はご法度の職場結婚を、お情けで所帯を持たせてもらうのだけど・・・

とにかく枕がいい。
「吉原は金のない若いもんでも行ったといいます。あのう、ひやかしですな、格子窓の間から、花魁が火をつけた煙草を一服すわせて、あがっておくれよ、なんて言います。若いもんは今度くるよ、本当だよ、といって煙草だけ吸って逃げます、いまでいうウインドショッピングですな。」

ま、それにしても今でもこういう本が出版されるとは やはり落語の天才だったのかもですね。

昨日のブログに書いた枕の噺ですが・・
「目病み女と風邪ひき男とよく申しますが・・」崇徳院です。

え?私が言わなくても皆さん知ってた?

どうもすいません。

晴れ 30℃

暇な木馬の昼下がり・・

2009年06月24日 | 木馬の事
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 光陰矢のごとし・・
早いものだ。同級生で、そして毎日木馬に通ってくださっていたMさんが、亡くなられてもう7年になるのだ。
そうそう 思いおこせば、美空ひばりの命日の前日、Mさんは亡くなられたのだった。
昨日Mさんの奥様と、娘さんが東京からお墓参りに帰られて突然寄ってくださった。そしてお土産をくださった。

 何かの記念日とか御礼とか、そういうふうにして頂くものももちろん有り難いものだけれど、でも思いがけない頂き物というのは、なんだか胸がほっこりして、とても嬉しい。故郷に帰れば木馬があるということを 思い出してもらえたというそのシンプルな気持ちが何よりも嬉しい。
7年前 同じ境遇であるお節介そのは、突然大事な旦那様を失って、さぞ寂しい思いをされているだろうと、毎日元気づけるために奥さんに声をかけてあげたのだった。

「当時より 少しですが 前向きに生きる希望が持てるようになった気がします。」そんなうれしい言葉が聞けた。
もともと東京出身の奥様だけど、嫁いできたこの地を離れて暮らすということは人には言えない色んな事情があり、それだけに大変だったろうと思う。 
だから余計にその胸の内では、色んな思いが渦巻いているはずだけれど、自分の今の状況を 受け入れて、そして自分自身を納得させながら、歩いていくしかないのだ。人生ってそういうものなのかもしれない。

お土産ありがとうございます。

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  さて。
暇な木馬の昼下がり、汗かいて、スマートになる。足を丈夫にして元気になる。そう言いながらウォーキングです。志ん朝と一緒に歩け歩け・・

昨日の今日だから雨を覚悟していたのに、空は雲をたっぷり抱いたまま、降らせようか降らせまいか思案顔。そのうちお日さまが顔を出した。
海岸までのでこぼこ道には 昨日の雨で、あちこち水たまりができていた。水たまりを見ると覗きたくなる。

子どもの頃、雨上がりが好きだった。そこかしこにできていた水たまりを覗くのがすきだったのだ。淵にしゃがみこみ、ぐっと顔を近づけると、落ちていきそうで怖かった、空の底へ・・。
水たまりは浅いのに 映る景色は深かった。
底なし沼みたいに、果てしなく深かった。傘の先で、突いてみたり、勇気を出して踏み込んで、空の真ん中に立ってみたりした。

いまでも水たまりに写る景色は なぜか地上より深く感じる。トンビが水の空に一羽・・
カメラを構えたら 空の底から地上に飛び出していった。
うーん残念。

水たまりに小石を投げて揺すってみた。
水の中の深い空が、遠い記憶みたいに、あやふやになる。泥水が深い空を揺らしながら景色を曲げていく。
水たまりはメルヘンの世界。
いつまで見ていてもきりがない、さぁ 仕事に戻らなくちゃ。

落語を聞きながら帰りましょう・・

正月というのは嫌い、正月に仕事もしたくない。の枕からから始まって、色気の病というのがあります、「目病み女に風邪ひき男」、ご婦人が目を患っているのと男の風邪ひきには色気があると、これはどういうことかと申しますと、昔はご婦人が目を患うとみんな赤いモミのきれで目をなぜてたんだそうです。そおして目を治そうという・・色の白いところに赤い布が来るもんだから何ともいえず色気がある、で、野郎のほうはってぇと・・
風邪をひいてるのは大変に色気がある、人にもよるんでしょうけどね、でもそういうことを言うと、味もそっけもなくなっちゃいますから、ま、早い話が熱がありますと、なんとなしに目がうるんでくるから色気があると・・
で、本当に色気がある病はっていうと 昔からいう恋患いですな。

あ、もう店に帰ってきてしまった。
お後がよろしいようで、チャラチャンチャン、チャンチャン・・

演目は?・・内緒でもないのですが・・

雲り時々薄晴れ 29℃

大雨でした。

2009年06月23日 | 木馬の事
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  雨が少ない梅雨だと言っていたら、なんとまぁ 大雨の月曜日。

夜中は雷と大雨、昼間も断続的に雨風が猛威をふるい、はめ殺しの窓からは風にあおられた大雨が、瓦屋根にあたり煙のように舞う様子が窺える。
生憎と今日はゴミ出し日、傘をさしても頭から濡れるような雨、家のゴミと店のゴミと 両方でまるでお風呂にはいったようにズブ濡れの、一週間の始まりでした。
で、久しぶりの雨の江の川河口に行ってみたけど、あまりにも大粒の雨に車から降りられず、車窓から撮った江川橋です。

この雨で、国道9号線の温泉津町小浜で、土砂崩れのため、全面通行止めだったとか、そして江津高校の石垣が崩れて市道をふさいでいるとか、山陰本線、三江線も運転を見合しているとか 久しぶりに雨の災害ニュースが地方紙一面を飾っていた。

この記事の隣に、ダムカラカラとの記事も・・
四国の早明浦ダム(毎度おなじみの)の貯水率が低下し、第3次取水制限にはいった、第3次取水制限は3年連続で、6月の時期の制限は二番目の早さと書いてある。ふうむ、うまくいかないもんだね。

自然は人々が暮らしていくために必要な癒しや、心の栄養をふんだんに与えてくれるけど、一度怒らせると、手のつけようがなくなる。
ヒトと自然は共存共栄、仲良く大事にしていかなくちゃ駄目だなと つくづく思う。
今日の山陰地方は昨日と うってかわって晴れています。

 話は変わりますが・・先週のこと。
朝 店に出てパソコンのスイッチを入れても 画面が立ち上がらなくなっている。うん?雷でも落ちたのかな?
しばらくして またスイッチを入れてみたけど、やはり立ち上がらない。
何度もスイッチのところ触っているうち、画面下の小さな黄色や 橙色の明かりが点滅していて、怒っているように見えてきた。なんじゃこりゃ・・
もしかして、また裏のバッテリーをチョコチョコっとはずしてハメ変えればいいのかな?とも思ったのだけど、それにしてもねぇ、また買ったばかり。
というわけで、購入店の開くのを待って 抱えて行きました。
「これ 立ちあがらないのですが・・」
思った通り、裏のバッテリーをはずして付け変えたら元通りになった。
「どうしてこのようなことが起きるのですか?以前使っていたパソコンではこんなことになった試しがありません。」
「その理由はよくわかりませんが、立ち上がる前に スイッチを入れたり消したりしてパソコンがパニクっているんじゃないかと思うのですが。」
「専門家がよくわからないじゃ 困ります、ソニーに聞いて今度こういう状態になったらまた持ってきますので ちゃんと説明責任を果たしてください。」
とまたいつもの恫喝!?いいえ、アドバイスです、そういいながら帰りました。

その翌日の事。
トンボが「パソコンちょっと貸して」といってひっぱって自分のほうに向きを変えた。
しばらくしたら「あれ インターネットが繋がってないよ。」
「そんなことないよ、今までブログの更新していたんだから。」

でも本当にインターネットが、繋がっていない。
おかしいなぁ、ルーターの線を引っこ抜いたり、無線ランの電源を差し替えたり、色々してみたが、うんともすんとも言わない。
なんか変、プロバイダーに聞いてもらちが明かないし、NTT聞いてもらちが明かない。ルーターの故障なら購入店に聞いて下さいといわれる始末。

「トンボが触るとおかしくなる、乱雑に扱うからよ。」「じゃ俺のせいかね。」
「パソコンにも人との相性というものがあるんよ。可愛がってやらんけぇたまにストライキおこすんよ。」
とぶつぶつ言いながら またぞろ、鼻息も荒く パソコン抱えて購入店に出向く。

私の顔見ると 「またクレーマーおばさんが来た。」というような顔する店員の方々。
私は善意のある苦情というか、サービス業としてのお客の扱い方を身をもって教えに来ているんですよ、と心で叫びながら、「インターネットがつながらないんですけど・・」といった。

しばらく触っていたてた店員さん、「ここのスイッチが切れていますから、これじゃ繋がりません。」
「え?どこにスイッチがあるんですか?」
店員さんが指さす先は パソコンの左隅の”WIRELLSS”のスイッチがOFFになっているのだという。
そんなこと初めて知りました。インターネットのスイッチがパソコンについているなんて。

今度こそ 新しいのと交換してもらおうと勇んで行ったのに、これぞまさしく勇み足。

持ち帰り、やっぱりこの原因は無知の私にもあるけれど、スイッチを触ったトンボにも一因あった事をこんこんと説明しました。

けど、また一つ偉くなりました。

晴れ 29℃

来し方、行く末を思い巡らせる時

2009年06月22日 | 私ごと
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JR都野津駅・・朝 7: 38 発。7: 59 浜田駅着

  

 急に思い立ったのではない。
以前から私の心の中でいつかこの計画をと、決めていたのだ。

   

そう、高速バスで着いた先は、雨の広島です。
家の中にいて雨を見ているのは好きだけれど、雨の中を歩くのは好きじゃない。
それにしても人の多さに驚くばかり、田舎では考えられない。
人がどこからか湧いているようだ。
尤も プロ野球のセパ交流戦(対日本ハム戦)が最後ということと、それがマツダ球場であるということで、その方向に向かって人がぞろぞろぞろぞろと人物の大移動のように列をなしているのだ。もしチケットが買えれば 新球場の雰囲気だけでも味わいたいと思ったけど、完売の文字が大きくあちこちに張り出されている。
結局 諦めたけど・・此処まで来て少し残念。

 折角来たのだからいい写真を撮りたいと思ったけど、写真を撮ろうにも、バック抱えて傘さしていたんじゃ うまくカメラが構えられない。
いつも車で連れてきてもらうから、何でもかんでも車に積み込んでその時必要なものだけ出せばいいけど、自力の旅は、バックの中身一つにしても考える。
必要なものだけ入れたつもりが、相当重たいのこれが・・。
カメラ、携帯、傘、ハンカチ、テッシュ、時刻表、お財布、文庫本二冊、少々のお化粧道具、アイポット、手帳、ボールペン、メガネケース2ヶ、
これだけ入っているんだもん。

八丁堀のそごうの飲食店街で、食事をして、そして 平和公園に行く。

  

ここはいつ来ても何度来ても、その悲惨さや、むごさを肌で感じてしまうけど、今回の旅で 爆心地が島病院であることがわかったのは収穫だったかな。

そして私は、資料館に展示してある残酷な写真を見て映画純愛物語を思い出す。

 

雨がやんだので、平和公園の芝生のベンチで腰かけて、かぐや姫じゃないけれど、(自分のいるところがわからず、海の中で行方不明になってしまいそうだったという) 来し方行く先を思い巡らせていたら、可愛い子供たちの笑い声が聞こえた。
そして足を蚊にいっぱい噛まれてしまった。
 

このあと(広電)17:10→19:18→20:23(鈍行)→20:49 無事我が家に到着しました。

というわけで 充実した 満足のいく冒険の旅でした。
また行きたいなぁ・・・
でも 浜田の駅は新しくなっていたけど、(一部ですが・・)最近の駅って座るベンチがないのですね。一時間余り 立ったままアクアライナーを待ってました。この方がくたびれました。

ところで 本当に一人旅だったのかって?

フフフ・・・御想像にお任せいたします。

大雨 雷 29℃ 蒸し暑い