手前味噌ではありますが、当店のアイスココアフロートは、美味しい。やはり評判がいいはずだ。芳醇なまったりとした味がする。
特にトンボに奢ってもらったのでまた格別の味がする。
「何で・・?」
突然、トンボが言った。
「イリコ、誕生日おめでとう。おれの心棒にリボンをつけて、プレゼントするよ。」
「カド(イリコさんの旦那の名前)一人で間に合っています。」と、けんもほろろ……
というわけで、私までご相伴に預かったわけ……。ご馳走さん!
さて、今日とてもダンディな男性のお客さんが来てくれて、ニコニコしながら言った。
「あんたがイリコさん?こちらがそのさん?、全然太っていないじゃない?」
毎日ブログを読んでくれてるそうな・・(本当に木馬に来て下さり有難うございます。また是非お立ち寄りください。)
なんだか突然有名人になったようで、気恥ずかしい。
「いいえ、デブです。」
「何キロあるの?」
「○0キロ以上あります。」バカな私達、そんなに太ってないといわれてつい誘導尋問に引っかかったように、現体重を暴露してしまう。
「へぇ そんなにあるとは見えないよ。」
さぁ、さぁ、!「どう?このポーズ!綺麗に見える?」
二人して、斜に構えてポーズをとる。
厨房の姿見の鏡を磨いて、全身を写してみる。何時から磨いてないかと言うように汚れていた。「鏡よ、鏡、そんなに我々はスマート?」
スマートなんていわれなかったよ、丁度いいといわれたんよ。
口さがない常連にいつも色気がない、とのレッテルを貼られて、色気に関しては、耳たこ状態だけど、「太ってない、丁度いい」と言われたのは何年ぶり?ルンルン♪
春だよ、春が来るよ、薄着の季節、何年か振りにシースルーのすけすけファッションでこの場末の吹き溜まりに来てくれる黄昏族共を悩殺しようよ、ねぇイリコさん!少々乳下肉が垂れ下がっていてもかまうものか・・
お世辞に浮かれて喜んでいる我々に、トンボが冷たく言い放った。
「その前に、一反木綿のような胸にブラは必要ない、シャラポアのように見せ乳首を購入したら?」
さらに毒舌は続く。
「二人は、発酵寸前の果物みたいで、捨てようかな?食べようかな?と躊躇している間に、青カビが生えて、どうにもならない状態よ。」
それって美味しいと言う事?それとも臭くて食べれないと言う事?
暫くして「いくら?」と聞いたトンボに「○○円です。」
「俺は、何でも好きな物を注文しんさい、と言う時は気持ちいいし大好きなんだが、金払う時はいつも、言わなきゃよかったと後悔するよ。」
チラッとサイフを覗いたら、虎の子の半分が一枚しか入ってない。
おろかなとんぼが、ブツブツ言いながらドアにつまずいて帰って行った。
心なしか、肩を落としているように見えた後姿に私は元気よく叫んだ。
「ご馳走さーん!またどうぞ!」
曇り 時々晴れ、時々雨 7℃
特にトンボに奢ってもらったのでまた格別の味がする。
「何で・・?」
突然、トンボが言った。
「イリコ、誕生日おめでとう。おれの心棒にリボンをつけて、プレゼントするよ。」
「カド(イリコさんの旦那の名前)一人で間に合っています。」と、けんもほろろ……
というわけで、私までご相伴に預かったわけ……。ご馳走さん!
さて、今日とてもダンディな男性のお客さんが来てくれて、ニコニコしながら言った。
「あんたがイリコさん?こちらがそのさん?、全然太っていないじゃない?」
毎日ブログを読んでくれてるそうな・・(本当に木馬に来て下さり有難うございます。また是非お立ち寄りください。)
なんだか突然有名人になったようで、気恥ずかしい。
「いいえ、デブです。」
「何キロあるの?」
「○0キロ以上あります。」バカな私達、そんなに太ってないといわれてつい誘導尋問に引っかかったように、現体重を暴露してしまう。
「へぇ そんなにあるとは見えないよ。」
さぁ、さぁ、!「どう?このポーズ!綺麗に見える?」
二人して、斜に構えてポーズをとる。
厨房の姿見の鏡を磨いて、全身を写してみる。何時から磨いてないかと言うように汚れていた。「鏡よ、鏡、そんなに我々はスマート?」
スマートなんていわれなかったよ、丁度いいといわれたんよ。
口さがない常連にいつも色気がない、とのレッテルを貼られて、色気に関しては、耳たこ状態だけど、「太ってない、丁度いい」と言われたのは何年ぶり?ルンルン♪
春だよ、春が来るよ、薄着の季節、何年か振りにシースルーのすけすけファッションでこの場末の吹き溜まりに来てくれる黄昏族共を悩殺しようよ、ねぇイリコさん!少々乳下肉が垂れ下がっていてもかまうものか・・
お世辞に浮かれて喜んでいる我々に、トンボが冷たく言い放った。
「その前に、一反木綿のような胸にブラは必要ない、シャラポアのように見せ乳首を購入したら?」
さらに毒舌は続く。
「二人は、発酵寸前の果物みたいで、捨てようかな?食べようかな?と躊躇している間に、青カビが生えて、どうにもならない状態よ。」
それって美味しいと言う事?それとも臭くて食べれないと言う事?
暫くして「いくら?」と聞いたトンボに「○○円です。」
「俺は、何でも好きな物を注文しんさい、と言う時は気持ちいいし大好きなんだが、金払う時はいつも、言わなきゃよかったと後悔するよ。」
チラッとサイフを覗いたら、虎の子の半分が一枚しか入ってない。
おろかなとんぼが、ブツブツ言いながらドアにつまずいて帰って行った。
心なしか、肩を落としているように見えた後姿に私は元気よく叫んだ。
「ご馳走さーん!またどうぞ!」
曇り 時々晴れ、時々雨 7℃