ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

やったらアカン! 塗装の上からガンダムマーカーのスミ入れ

2006年10月17日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 今回はタイトルそのまんまだけで終わってしまいそうな内容ですが…(汗)。
 以前Vガンダムのところでも書きましたが、ガンダムマーカースミ入れ用のインクは、ラッカー塗料の塗膜の上に塗ると染み込みます。
 グンゼ(現:GSIクレオス)の缶スプレーのキャラクターホワイトで塗装したVガンダムの頭部(顔面は先に塗装してからマスキングして、ヘルメットに接着してからヘルメットの前後を貼り合わせて合わせ目を消してありました)に当時発売されたばかりのガンダムマーカースミ入れ用グレーでスミ入れし、はみ出した所をタミヤのX-20Aアクリル溶剤で拭き取ろうとしたところ、きれいに拭き取れませんでした。
 しかもよく見ると白い塗料がグレーに染まっているような感じでした…OTL

 どうやらガンダムマーカースミ入れ用は、今でいう「パチ組み」とか「簡単フィニッシュ」など、塗装面ではなくプラスチックの表面に使うモノなのだということを学んだのでした。
 しかし、その代償は大きく、ヘルメットの再塗装のために顔面をヘルメットからもぎ取ってマスキングし直し、再び接着する必要がありました。

 でも、失敗から学ぶというのは必要なことですねぇ。筆者の場合、両親が失敗を許さない人たちだったので、小さい頃から失敗をしないようにする生き方になってしまいました。失敗する恐れのある事には手を出さない、小さ~い人間になったのです。
 小さな失敗から学ぶということを避けていたために、知識はあっても経験が無いので、人生において大事な時に大きな失敗をするハメになってしまいました。
 若い人たちには、失敗することを恐れて物事を成し遂げられなくなるような人間にだけはなってほしくないなぁと思います。老婆心ながら…。

 話が大きくそれてしまいました。ガンダムマーカースミ入れ用は、塩ビ製のフィギュアに塗ると染み込む場合もあります。
 ガシャポンのフィギュアぐらいだと、細かい部分の塗装が省略されているのが常ですが、そういう場合にガンダムマーカースミ入れ用を使いたくなるのが人情というものです。
 筆者も使いました。ペン先を細く削った改造ガンダムマーカースミ入れ用ブラウンで、フィギュアのまつ毛を描き込んだところ、いい感じになりました。「やっぱり、やっただけのことはあるわなぁ」と満足していましたが、数ヵ月後にはフィギュアの目の周りに茶色いアザが……(汗) どうやらまつ毛のインクが塩ビに染み込んで、周辺が染まってしまったようです。こうなると全塗装以外は修復不能です。あ~あ。

 というわけで、ガンダムマーカースミ入れ用は無塗装プラスチックの表面だけに使うようにしましょうね。
 塗装用のガンダムマーカーを塗った上からスミ入れしようとすると、先に塗ったガンダムマーカーのインクがスミ入れ用のインクによって溶かされ、その溶けたインクがスミ入れ用のペン先に入って固まり、使用不能になる場合があります。まあ、そうなった場合は紙にグリグリとペン先をなすり付けていれば、そのうち使えるようになるんですが、あまりやらない方が良いでしょうねぇ。

 明日はクロスボーンの製作記事の続き(の予定)です。そろそろ次のネタが気になりつつあるんですけどね(笑)。
 それではまた…。


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