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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

かめっチ式モノアイの作り方(中編)

2006年10月28日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 モノアイの続きです。前回裏面を平らにしたHアイズにラピーテープを貼ります。
 適当に切った(シワや傷やホコリや指紋が付かないように注意!)ラピーテープの粘着面(シルバーの面)に、Hアイズをそっと乗せ、上手く置けたら指でグリグリと圧着します。


 しっかり密着したら、周りをデザインナイフで切っていきます。

 何かのシンボルマーク、ではなく切り方(ナイフの刃の運び)です。クル~っとナイフを回して切ろうとすると案外難しいものです。少しずつ切っていく方が確実でしょう。


 切れました。
 今度はラピーテープと同じ要領で両面テープを貼り付けます。切るのも同様ですが、裏面に剥離紙(はくりし)が付いたままだと切りにくいので(意外と剥離紙は固いですので)、剥離紙をはがして、ガムテープを平らな場所に貼ったものの上で切ると楽です。


 両面テープが裏に貼れた状態です。ガンプラにたまに付いている「ジュエルシール(最近ご無沙汰ですねぇ)」に似たものが出来ました。モノアイもジュエルシールだと楽なんですけどねぇ~、バンダイさん!
 ラピーテープや両面テープが少しでもはみ出ているときれいに丸ノズルに収まらないので、切り残しが無いか確認しましょう。


 丸ノズルの方は、レンズのワク(「ベゼル」っていうんでしょうか?)らしくなるように質感を高めます。内側の壁の部分にガンダムマーカーの「メッキシルバー」のインクを綿棒に染み込ませて軽く塗ります。
 マーカーのまま塗ると厚塗りになってしまうので、軽く「メタリックになったかな?」程度で済ませます。
 丸ノズルパーツの透け(横から見るとHアイズのピンク色がうっすらと透けて見えるんです)防止と、Hアイズの色が反射して少し大きく見えるような効果を狙いました。
 外側はマッキー極細の黒で塗りました。


 丸ノズルの内側に、Hアイズを慎重に近付けて位置を見定めてから、そっと組み込みます。位置がズレないように注意しましょう。
 はまったら綿棒で押さえて圧着します。これでレンズは完成です。


 ここからが作業の最大の難関です。モノアイシールドのパーツにモノアイレンズが入る穴を開けます。逆に言うと、これが成功したら勝ったも同然です! 気合いを入れていきましょう。

 まず、顔面の下半分のパーツにモノアイシールドのパーツを組み込み、キットのモノアイシールを貼って穴を開ける位置を確認しやすくします。
 頭部の上半分のパーツも組みつけて、顔つきのバランスが好みになるように何度もシールの位置を調整します。

 「これでいいかな?」と思ったら、分解してモノアイシールの中心をデザインナイフの刃先で突いて、ナイフを軽く回し、目印の穴を軽く付けます。
 今回は、丸ノズルの直径4ミリに対し、シールの径が3・3ミリほどなので、目印をつける時にやや上の方に修正しました。ひさしがモノアイの上の方にかぶっている方が、目つきが悪くなってカッコイイですからねぇ!

 目印を付けると、もう一度頭部パーツを組み立てて、「この穴を中心に直径4ミリ(レンズは3ミリ)のパーツが入るけど、バランスはおかしくないか?」と何度も自問自答します。
 決心が付いたら、またパーツを分解し、シールごとピンバイスの1ミリドリルで穴を開けました。それが上の写真の状態です。シールの中心よりもやや上の方にドリルが刺さっているのが分かるでしょうか?
 位置をキレイに修正できるのはこの作業までです。

 1ミリの穴が開いたら今度は穴を広げます。いきなり大きな径のドリルを使うと穴の位置がズレたり穴の形がおかしくなったりします。2ミリのドリルで穴を広げましたが、ドリルの直径よりも広い範囲をえぐってしまう恐れがあります。
 ドリルの刃先が入りやすくなるように、前もって1ミリの穴を中心にナイフをグリグリ回してすり鉢状の穴にしておきましょう。


 穴の中心からズレないように、2ミリのドリルで穴を広げ、同様に3ミリのドリルでも穴を広げました。(あ~、また写真撮ってないよぉ:汗)

 3ミリではまだ穴の大きさが足りない(丸ノズルの外径を測ると実際には3.8ミリでした)ので、ドリルの刃の反対側(ただの棒の部分)に両面テープで耐水ペーパー400番を巻いたモノを使って、これまたグリグリと穴を広げました。
 回す方向は一定ではなく、左回転と右回転を同じくらい交互にやりました。こうしないと穴の位置がズレたり穴がゆがんだりします。
 穴が大きくなってきたら、ドリルに巻くペーパーの量を増やして太くしたモノを使います。

 穴あけの全ての工程は、モノアイシールドの垂直面に対し、工具が垂直になるようにしましょう。

 こうして穴の直径が約3.8ミリになりました。

 穴の上の方が欠けたようになっているのは、パーツの天井にドリルもしくはペーパーを巻いたドリルが当たると力のかかり方が一定ではなくなって穴の位置や形が変になるので、前もって天井をナイフで切り崩しておいたからです。
 ここはヘルメットで隠れる部分ですから完成後の見た目には影響ありません。

 さて、穴の位置は大丈夫でしょうか? 続きは後編にて…。最近毎日コメントが届くようになってとてもうれしいオッサンでした。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは~~ ()
2006-10-28 11:33:52
こちらとしてはカメっちさんのレビュー、返信が楽しみなので、こんなコメントがうれしいと思われるとわ~(^-^これからもどしどし送りますよ~。なるほど、ここは慎重にやらねばいけませんね~。パーツが小さい上加工中に割れるのが怖い・・;最初から上の方を欠いておくのはいいですね~。目つき悪いのが幸いカモ(笑。できるだけペーパーで削って穴広げるのが吉かも・・;モノアイ回しててきずいたんですが、所々硬くて回せなくなる事が・・;加工前に軽くペーパーがけしておいた方がいいかも・・?
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回らない時ありますねぇ (かめっチ)
2006-10-28 20:56:18
 こんばんは~。パーツが小さいですから、持つ所がないのが難しいんですよねぇ…。あと、カーブになっている所に真っ直ぐ穴を開けなければならないのが…(汗)。

 ペーパーで少しずつ穴を広げるのは、「やっちゃった!(泣)」となる危険性がドリルで最後までやるよりも少ないからと思っています。微調整がききますし

♪ 

 「リーマー」という、穴を広げるための道具があるんですが、モノアイシールドのパーツは、穴を開けた部分の奥行きに余裕がないので、リーマーが入らないんですよぉ(泣)。

 天井部分はドリルなどが引っかかると必ずといっていいぐらい穴が変になります。力の逃げを作っておくんですねぇ。



 モノアイが回らなくなるのは多いです(汗)。意外な場所に引っ掛かる部分があるようですねぇ。

 この記事の参考のために格納庫から引っ張り出してきた1/144HGのザクヲは、ユルユルだったモノアイがなぜか固くなって動かなくなり、モノアイのシールがハゲかけました(汗) 動かした際の摩擦熱でプラが溶けて固まってしまうんでしょうかねぇ…?

 でも、ペーパー掛けはやっぱり有効ですね。

 ではまた…。
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