おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

只今の待ち人数…90人くらい?

2006-10-06 05:19:16 | 我思う、故に書くなりよ。
ラーメン屋の話でも、弁護士事務所の話でも、どこぞの黒鼠屋敷のアトラクションの…行列の話でも無い。

刑務所の死刑執行待ち…の人数なんである。ちょっと正確な人数を拾えなかったんであるが、8月末あたりで80人の後半…って数字で、昨今も幾人か確定したりしているので、およそ90人くらい…が死刑を待っているんである。

本来の法律どおりで行けば、こうした数字にはならないのだが、何故だか許されて、是正もされないので、下手したらこの数字はもっと大きくなる。では、どうして待ち人数は増えていくのか?

答えは簡単で、法務大臣が死刑執行を命じないからである。先に解散した小泉内閣の最後の法相なんか、任期中に命じた執行が『ゼロ』だから。

まぁ、最初から『仕事しないよ…』と言ってるような人を法相に選んじゃう時点でおかしいワケで、そんなのが続いたりもしているんだけれど、刑事訴訟法で言えば法律に違反している事にはなる。確定してから、6ヶ月以内に執行命令を出さねばならない事は、有名な話にもなっているんだが、法相自らそうしたのは承知の上で『仕事しない…』っての決め込んで、なおかつ任期を全うしちゃうところがすげー。

まさに、法律なんか解釈しだいでどーにでもOK!…なモノになってしまっているんで、法務省としても頭が相当に痛いトコロなんだけれど、その『頭の頭』が肝心な『頭』だったりするからややこしいコトになっているんであるな…。

そんなに死刑がイヤなら進んで『終身刑』の成立にでも邁進すりゃいいのに、そうしたコトも無いから『仕事しない…』でお金もらってるなんて言われてるワケ。法相が拒否するなら、任命者の首相が責任取って署名するくらいの勢い無いとダメだよなぁ…。とりあえず、極刑として選択出来る刑罰なんだからさぁ、ちゃんとしないと。

死刑の有無がどーのこーのでは無い。既に規定されたモノであり、執行されて然るべきモノなのだが、『どーのこーの』が何故か優先されている事が問題なんである。まぁ、世の中の勢いとしては『死刑』ってのはマイナーな物に変わりつつあるのも事実なんだが、それとこれとは話が違う。それはそれとして、刑の執行は現在も有効なもんだし、それが行われないならば、法律なんかクソ喰らえ…で終わる。

そうしたモノをごっちゃにしちゃって、仕事をしない人を大臣に選ぶなんてのは、国税の無駄以上の何物でもない。幾ら払ってんだか…。

それとは別に、死刑をどーすんのか? って事を真面目に考える委員会でも作って、これから先はどーするのか? を考える…って事と、それらを実行していく…って動きがキチンと見えて来ない限りは、ちゃんと仕事しないと…。

そもそも、執行されないと、彼らは罪を償ったことにはならないハズである。死刑を受ける…って事以外の方法で、罪を償う事が認められていない。だから、拘置所の中で何もしていない状態でいるんである。まぁ、たまに舌噛んだり、首吊ったりして自ら償ったりする輩もいたりするが、それでは正しくは償った事にならんのだ。

見逃したり、手心を加えて良い様な事をしていないからこそ『死刑』を決められたにも関わらず、のんびりしちゃってるのはどーゆー事よ?

『いや、そうじゃない。来るべき日を、来るべき朝を、恐怖におののいて迎える恐怖の連続がそこにあって、それこそ残酷な事は無い…』

って話もよく聞くが、そうなったコトをしでかしたのはオマエだろ…ってのが抜けてる話が多い。死刑がいかに残酷だとか、無慈悲だとか、法という名の人殺し…とか言われたりもするんだが、そうなるに至る経緯でオマエは何をしたんだ? ってのがスッポリ抜けてるのはおかしいんだよな。

最近じゃ、死刑判決にガッツポーズするなんてのもいるんで、ちゃっちゃと執行しちゃって何ら問題も無いんだが、待ち人数は増えていくばかりなんである…。

かと言って、仕事しない、しなかった法相に何かペナルティーがあるとも聞かれないのは変だろう…。少なくとも、貰った給与は返納すべきじゃないのか? そうした曖昧さがおかしい事を助長させているんだとも思う。

少なくとも、そんな人間を選んじゃダメだし、受けちゃダメだろうになぁ…。そんな程度でよいんだったら、オレでも勤まるじゃん…法相なんて。

まぁ、おじたん。が法相にでもなったら、待ち人数は1日あれば解消しちゃうんで、誰よりも『仕事の出来る法相』って事にもなるな…。ん。幾人かはちょっとじっくりとそれまでの経緯を考えないとイケナイ事例もあるんで、正しくは『大幅な解消』となると思う。

そうした問題も実はあるのである。

『ホントに死刑でいいの?』

って事例が実際にあったりするのは有名な話。それ故、再三に渡る『再審請求』なんてのがあったりもするし、それらを見て行くと、『?』が、うじゃうじゃな事件もあるんだよね…。それ故に、一気に解消♪…ってコトもムズカシイのが事実なんだが、本来はそうした点を『仕事』としてやらなきゃならんのが『法相』だろ?

『タダメシ食わせといて、ゆくゆく病気で死んだら御の字…』

なんて考えで法相やられたんじゃ困るんであるのよ。それ以外に、何仕事してるんだかサッパリなんだからさ…。

『どう考えても、コイツは死刑だな…』

ってのは当然、死刑にすべきだし、

『おい、大丈夫かコイツやっちゃって…』

ってのはちゃんと調べるくらいの仕事はしておかないとさぁ…。死刑で自分が困るんだったら、死刑以外に償わせる方法を考えるとかするとかさ、しなきゃダメなんだよ。してるなんて話が全然聞こえて来ないのも問題なんだよねぇ…。

そうした点も『ゆるゆる…』。何かと『ゆるゆる…』なのがこの国なんだなぁ。
でも、法務大臣が仕事しないのは、やっぱりダメだよ…。なんせ、法律。社会のルールの1つだし、その上で社会が成り立っていたりもする。曖昧にしちゃいかんなぁ。

まぁ、死刑そのものはやはり考える時期に来てはいるんだろう。死刑も意に介さず犯罪が既に行われているし、言われているほど効き目があるのかどうか、疑問なのは間違いない。被害を受けた人にはほとんど関係ない…って点も含めて、法律自体を見直す時期なんだと思うのだけれど、なかなかなぁ…。罪への償いはともかく、被害を受けた人への償いがほとんど皆無で済んじゃうのは、やはり問題だよ。そうした補償がキチンとなされないまま、刑務所で数年過ごせば罪が償われた事になってしまう不公平がまかり通ってはいかんよね。どっちが優先すべきか、ちょいと考えれば判りそうなモノなのだが…。

でも、死をもってしても償えないほど悪い事するヤツも実際いるからなぁ…。終身刑との併用ってのも考えないとダメって気はするなぁ…。

いずれにしても、悪いヤツを悪いままにしておくのはダメだし、仕事しない法相もやっぱりダメだよな、普通…。


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