おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

再会。

2010-06-06 02:32:57 | 我思う、故に書くなりよ。
…30数年ぶりになるかな…。

おじたんが中学生の頃には、もう既に会えなくなっていたが…ホタルが近所のドブ川に住んでいた事があった。

主に夏だけれど、エアコンなど無いので、夏場は網戸と扇風機だけに涼しさを頼っていたのだけれど、ホタルが何匹も網戸に止まり、ぼぉぉ…っと光るのを眺めて寝に入るなんてのが普通だったんである。

いつしか、川の水は変わらないのに、魚もザリガニもいなくなってしまい、そうした体験が皆無になってしまう。

ま、ホタルに限れば、エサとなる巻き貝がいなくなったのだから、それも無理はない。ドブ川はコンクリートに置き換えられ、フタすらも進んで設置されているのだから、文字通りのドブ川に…。

田んぼは埋め立てられて、家が建ち、わずかに残った休耕田なのか耕作遺棄地みたいな水たまりがビオトープ化して、カエルの声が聞こえるのがせいぜいだったのだが。

ふいに、外を見ると…まぁ星が出てるかとか、コウモリは飛んでるかとか、そうした様子をなにげに眺めたりする事はあるのだけれど、光った何かが「すぅぅぅ~…」っと飛んでいるのを見た。

あの光の色、光具合…ホタルである。でも、いなくなって久しい。遠くの自転車の灯りかも…って事で、よおく見てみると、やはり飛びながら発光している何かが…。

発光していたのは1つだけだったので、ホタルなのかどうだか判らないが、あの飛び方、光具合は昔見たそれなのである。

まぁ、鑑賞会とかやってるところもあったりするんで、そうしたところから拉致して来て離しちゃったとか…そうした事も考えられるので、この地で復活したとはまだ考えられないのだけれど、ちょっと調べてみる価値はありそうだな…。

確かに…ドブ川でホタルのエサになる巻き貝らしきモノを見た覚えもある。コンクリートの護岸の壁面に、びっしりと固まっていたりするが、ちょっとした豪雨なんかで増水があるとたちまち消えちゃったりするしねぇ…。

ちなみに、このドブ川は近隣に産廃の処分場が出来たおかげで、ダイオキシンが染み込んで有名になったことがある。それらがその後どうなってるのか報じられた事も無いので、おそらくダイオキシンは染み込んでいるままなんだと思うが、ホタルの水源になりそうな河川はこのドブ川くらいしか見当たらないし…。

ただ、まだまだ望みのありそうな環境が残っていたりもするので、ちょっと期待している…。

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