アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ラーメンに海苔?ソバには海苔…

2011年07月20日 | Weblog
 座骨神経痛の間歇跛行…リハビリを待つ間に読むのが、東海林さだおさんの本。どこを読んでもいいし、第一気楽に読める。東海林さんの、「ゆで卵の丸かじり」に、「ラーメンに海苔は必要か」というエッセイが。

 確かに、ラーメンには、10×5cmほどの海苔がのっかって出てくる。ヒラヒラしているのもあれば、スープを吸って丸くなりかけているものも。
 東海林さんは、この海苔について疑義を述べている。凡人の私には、「ラーメンに海苔」は何の不思議もないし、疑問も湧いてこないのですがね。

 私はラーメンの海苔は、一旦どんぶりの縁にかけて干しておきます。頃合いを見計らって、海苔だけを食べる。海苔で麺を巻いて食べるという人もいるが、溶けかかった海苔で麺を巻くのは不可能に近いし、大きな意味がない。

 なぜ、ラーメンに海苔という発想が出てきたか?ラーメンはいかにも大陸から渡ってきたかのような印象を受けるが、日本生まれの日本育ち。「拉麺」という漢字をあてられるが、中国の「拉麺」とは別物。日本の拉麺屋が香港で大人気ということからも、「別物」であることが解る。

 これは東海林さんとは関係なく、私の説ですが…「日本そば」には、海苔がつきもの。ラーメンが走りだった頃、日本そばの習慣から、海苔をのっけた。まあ、こんなところでしょう。ラーメンのスープも、本来は「醤油」。コレも、そばからのもの。「みそラーメン」「塩ラーメン」は、市民権こそ得てはいるが、邪道。「味噌バターコーンラーメン」もあるって?邪道中の邪道だな!勝手にしなさい!海苔の代わりに板チョコでものっけとけ!

 カレーライス。ルーとライスを混ぜて食べるか否か?ある程度信頼できる統計によると、「混ぜないが、過半数」だという。その理由は、「汚い」「下品」「気持ち悪い」…。あ、あのね!別々に食べるのは困難だべ!よしんば、ルーとライスをきちんと区別して口へ入れたとしても、口の中で混ざるでしょ!口の中でも、なんとか区別したとしても、胃袋に入ってしまえば区別のしようがない。だから、「汚い」「下品」「気持ち悪い」と、いいふりこくんでない!(「いいふりこき」ってわかりますかね?「ええかっこしい」と、同じ意味です)

 私は、もちろん「ぐっちゃぐっちゃに混ぜて」食べます。
 東海林さんは、カレーの食べ方についてはどんな意見を持っているかって?そのあたりは読んでいないので不明ですが、勘としては、「混ぜ混ぜ派」だと思います。

 そば屋でいつも腹立たしいのは、「もりそば 650円」「ざるそば 950円」。もりとざるの違いは、きざみ海苔がのっているかいないかの違い。あの、パラパラのきざみ海苔で、300円も多く取ろうという魂胆が腹立たしい。きざみ海苔を隠し持って、もりそばにかけて食べようかとも考えるが、せこすぎるので今のところ実行にはいたっていない…。