アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

刑務所は二度と入りたくない場所にしなければ…

2011年07月11日 | Weblog
 杉良太郎さん、今春、「緑綬褒章」受章したのですが、「すきま風の男が、どうして勲章をもらうんだ?」と、不思議でした。ところがこの杉良太郎が単なる「すきま風」ではなかった。まさか、知らなかったのは私だけ?そんなことはないでしょうが、「法務省の特別矯正監」だった。私はといえば、「嬌声漢」…。「矯正監」は凄いことです。また、日本ベトナム特別大使でもある。私もベトナムに造詣が深い(単に旅行したことがあるだけ)が、「大使になって!」という要請はなかった。家にはすきま風が入るんだが…。

 NHKの番組で、杉良太郎の刑務所に関わるトークが。杉さんは、半世紀にわたり日本各地の刑務所を慰問して歩いているという。刑務所は、善良な市民にとって、縁のないところ。アメリカや中南米の刑務所は、「プリズンブレイク」を観た人は様子が分かる。しかし、日本の刑務所は、「牢名主がいる怖いところ」のイメージしかない人が殆どかと。えっ?牢名主さえも分からない?まあ、そんなもんでしょう。

 日本の刑務所についてですが…
 杉様からの驚くべき知識その1:グローバル社会の標準になっている!
 刑務所の部屋のドアに、「豚食禁止」や「ベジタリアン」などの表示があるという。これは、部屋内住人…つまり囚人の宗教上食べられないものを考慮しているということ。
 また、風呂場の壁の注意書きは、十数か国語で書かれているんだと!府中刑務所には47か国550人の外国人受刑者がいる。(府中刑務所は、2,800人収容)府中だけで、550人の外国人受刑者(府中の2割が外国人!)。強制帰国させてしまえば、国の予算が結構浮くんじゃないの?

 杉様からの驚くべき知識その2:刑務所内高齢化社会!
 日本の刑務所で、介護が必要な受刑者は、およそ11,000人。これは、大問題でしょう!その受刑者たちを介護しているのが刑務官。寝たきりの受刑者もいるというのだから…刑務所なのか、特別養護老人施設なのか判別不能だねコレ。三食付いて介護してもらう…これだもの、刑期満了で出所してもすぐに舞い戻るはずです。
 対策ですか?受刑者に介護士の資格を取得させ、刑務所内で介護の仕事をさせる。相互扶助ということで…コレ名案。刑務官は介護士の資格がなくてもいいのかって?刑務官にも介護士の資格を取らせなくてはね。早急に。刑務官と囚人が机を並べて介護の勉強をしている図…なかなかいいかも。

 杉様からの驚くべき知識その3:刑務所内引きこもり!
 懲罰房とか独房とか聞くと、囚人でなくても、「入りたくない」と思うのが普通かと。ところが、近年は、人との関わりを嫌い、「独房志願囚人」が増えているという。引きこもりもここまで及ぶようになったか!

 刑務所改善策…受刑者・刑務官に「介護士」の資格を取らせるのも改善策の一つです。しかしそれは、「刑務所の優しさ」。やはり、刑務所は恐ろしいところでなければなりません。入ったら、生きては出てこられないようなところにしなければなりません。居心地がいいから、再犯、再々犯、再々々犯…で舞い戻ってくる。
 生きては出てこれないところとは具体的にどんなところかって?…猛獣とか、毒蛇を房内で放し飼いするとか…。そのような人権に配慮しない発言をすると、法務省から委嘱状を取り上げられてしまうぞだって?いいんです。いつクビになっても。収入は減るが、あまりにも忙しすぎるので。