アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

コロンビア大学?OK牧場!

2012年05月19日 | Weblog
 米国の良さは、枚挙にいとまがないが、「教育」に関しては尊敬に値するほど「自由」です。40歳代、50歳代の大学生は珍しくない。

 そんな米国で、ガッツさんに国民が感動している。
 OK牧場を広く日本に知らしめたからかって?…お、OK牧場の、ガッツ石松さんではなく、「ガッツ・フリーパイさん(Gac Filipaj52才)」なんですけどね。
  
 ガッツさんは、ユーゴスラビア(当時)から、紛争を逃れアメリカに移民してきた。今からおよそ20年前のこと。アメリカに着いた当初はお金もなければ仕事もない。当たり前です。英語が、全く話せなかったという。そんなガッツさん、いくつかの職業を経てコロンビア大学に用務員として務めることになった。

 コロンビア大学では職員に対して無料の講座を開いている。日本の大学でも、地域の人々に講座を公開している例はあります。しかし、職員に対しては…?

 ガッツさんは、英語の講座を受けたあと、一般課程に入学した!コ、コロンビア大学へですよ!コロンビア大学出身者のノーベル賞受賞者は…世界一かどうかは知らないが、とんでもない数。日本人の出身者も数百人いる。宇多田ヒカルが、飛び級でコロンビア大に入ったのが話題になりました。ヒカルさんは、優秀だったそうですが…結局卒業できませんでしたけどね。第44代合衆国大統領のバラク・オバマさんもコロンビア大学出身です。

 ガッツさんは、午前中はコロンビア大学学生。午後はコロンビア大学構内清掃員。夜の11時に仕事が終わった後は、猛勉強。そんな生活を12年間続けた。言葉は悪いが、呆れてしまいます…。今春、単位を全て取得し卒業及び学位の取得が認められた!

 ガッツさんは、今後も用務員を続けながら大学院へ進学し修士号、博士号にチャレンジするという。学業と仕事を両立させて!
 話す言葉も、クールです。
 「豊かさは私の中に…私の心のなかにあります。ポケットではなくね」…鳩山友紀夫(由起夫)が言えば、「オマエのポケットの中は、子ども手当てだべ!」と腹立たしいのですが、ガッツさんが発すると、一幅の山水画となります。いいぞ、ガッツさん!

 「今日は、ガッツさんを褒めるだけか?オチはないのか!」って?
 じ、実は、「ガッツさん、ガッツがあるなあ!」というダジャレを書きたかったのでが…。あと、名字が、「フリーパイ」…「無料のパイ」ですから、魅力がありますよ!