アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

竜巻が身近になってきました…竜巻雷之進以来久しぶり…です

2012年05月15日 | Weblog
 少年時代、グラウンドに「つむじ風」が発生し、埃を巻き上げることがありました。度胸がある子は、「竜巻だ、竜巻だ!」と、つむじ風の中へ入り、空を飛ぼうとしました。私は慎重派というかぁ、臆病でしたから、空へ舞い上がった後、地面に叩きつけられやしないかと心配しました。そのため、つむじ風への突入はしませんでした。つむじ風で空中遊泳した子は…おりませんでしたぁ。

 子どもでしたから、「つむじ風」と「竜巻」を混同しておりまして…(つむじ風と竜巻は、根本的に異なる気象現象)。私が子どもの頃、つまり50年ほど前は、日本で竜巻はほとんど発生しなかったのではないか?
 では、なぜ50年前の子どもが、「竜巻」を知っていたか?それは、マンガ、「赤胴鈴之助」を読んでいたから。鈴之助は、江戸へ出て千葉周作に弟子入りしました。千葉道場の兄弟子に、「竜巻雷之進」がおりました。竜巻雷之進は、鈴之助に辛く当たったので、読者である子ども達にとって嫌なやつでした。「竜巻ってなんだ?どういう意味じゃ?」そんなわけで学習したので、「竜巻」を知っていたわけです。
 鈴之助は、すごかったですよ。「真空斬り」で、竜巻を真っ二つに斬りましたから。さらに、両手を使って、竜巻を4つに斬る、「十文字斬り」までマスターしましたから!

 地球が「小氷河期」から「氷河期」へ移行する端境期だからなのか、異常気象が起こっております。日本でも、竜巻が起こりやすくなってきました。
 北見の竜巻では、プレハブ住宅が、200mも飛ばされました。この度の関東の竜巻でも、家や車が巻き上げられる被害がありました。
 日本では、1年に約15個の竜巻が発生している。米国では、年約800個。1日に、2個以上発生する計算。ラジオで頻繁に、「トルネード情報」を流している所以ですね。

 竜巻がやっかいなのは、「予報が当たる確率が極めて少ない」という点。平均時速36kmといいますから、「えーと、竜巻の進路は…」と、予測しているうちに、そこらじゅうを巻き上げて突っ走っていますから!

 見つけたら、頑丈な建物に入るしかありません。あと、「真空斬り」をマスターするとか…。