ロマンチカはパーカッショニストの田中倫明さん率いるユニット。倫明さんの作られるオリジナル曲が特に好きでライブもいつも楽しみにしています。今回は5年ぶりのツアーということでとっても楽しみにしていました。
オリジナルアルバムはいつもヘビロテです。
聴いてると風景が広がるというか物語を感じるというか。
何がそうさせるのかわからないんですけど。
今回のツアーメンバーは、田中倫明(パーカッション)、梶原順(ギター)、早川純(バンドネオン)、伊藤ハルトシ(チェロ)という編成。この編成でのライブを見るのは初めて。本当に素晴らしいライブでした。
軽くライブレポします。
セットリストは主に前半は前回のアルバム「Pabro X」の中の曲、そして後半が「ORACION」の曲からでした。
倫明さんのライブの魅力はそのドラマチックなパーカッションはもちろんのこと、半分は倫明さん自身の曲解説。
オリジナルの1曲1曲について曲を作られたエピソードやそれにまつわるテーマをお話くださいます。それがとっても面白くて曲を聴いてさらにそのイメージが膨らむんですね。
ライブのMCって言うのはなかなか難しくて多くもなく少なくもなく丁度良い曲解説っていうのは絶妙なんですね。その辺のさじ加減って難しいなって思うんですが。倫明さんのおしゃべりはとっても楽しくて、それでいて演奏を邪魔しない丁度良い長さです。パーカッショニストならではのリズム感かな。
私もライブで取り入れたいなと思います。
今回のライブは、まずフランスで修行されたという早川純さんのバンドネオンの音色が優しく紳士的で倫明さんの曲がさらに優雅に感じられました。テクニックももちろん凄い。
そしてチェロの伊藤ハルトシさん。エレクトリック6弦チェロを演奏されるんですが、これが普通のチェロより上下に2弦多いということで、ウッドベースからバイオリンの音域まで出せる。つまり一人で3人分の演奏をされるわけですね。いやー凄かった。
そしてハーモニーの要は何と言ってもギターの梶原順さん。ギターだけどバンドネオンのバッキングに聞こえたりピアノのように聞こえたり。順さんの丁寧なバッキングを聴いてると自分が音楽の基本に帰れる気がします。
今日の演奏を心の糧にまた自分も頑張っていこうと思えました。
アルバムを買ってサインをいただきました。
「ORACION」はスペイン語で「祈り」の意味。
沖縄の「神の島」と呼ばれる久高島で湧き上がったメロディーが元になってできた「KU・DA・KA」からアルバムはスタートしています。聴いてるとあっという間にトリップできるようなそんなアルバムです。
いい音楽って本当に素晴らしいです。
皆さんも良かったら聴いてみてくださいね。
こちらが『ORACION』。
ORACIÓN | |
スタジオ・パライソ | |
スタジオ・パライソ |
前回のアルバム『Pablo X』。
Romantica Pablo X | |
田中倫明 | |
SPACE SHOWER MUSIC |
またライブで広島に来られるのを楽しみにしています。
引き続きツアーの成功もお祈りしております。
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