今日はすっごく楽しみにしていたライブに行きました。
杉真理&伊藤銀次「トライアングルの軌跡」ツアーライブ。
杉真理、伊藤銀次と言ったら「ナイアガラ・トライアングル」。初めてナイアガラ・トライアングルを知ったのは高1の時。クラスメイトがカセットに入れて貸してくれたアルバムを聞いた時の衝撃ってハンパなかったですね。その音楽はなんて表現していいかわからない心地よさ。特にリーダーの大瀧詠一さんと伊藤銀次さん、杉真理さんの声が私のツボで、それ以来大好きなアーティストになったんですが、その気持ちを共有出来る友だちが周りにいないまま大人になってました。
何年か前に広島に単身赴任中だった神戸出身のシンガーソングライターのSIMMOさんと出会い、なぜだか杉真理の話になり、すごく好きなんだって話したら「ボク仲良くさせてもらってるからいつか紹介するね」と言ってもらえ、それから早数年。今回ようやくライブを見るに至りました。
いや〜〜見れてよかった。
人って好きとか憧れの思いが強すぎると、自分自身の遠心力で遠くに飛ばしちゃうことがある、って前にある人が話しておられたことがあって、なるほどなんて思ってたんですが、好きすぎて近寄りがたくなっちゃう人ってありますよね。好きが強すぎると、本当にその人が好きなのか自分の中で作ったその人の幻を好きなのかわからなくなっちゃって「本物に会って幻滅するのが怖い」って気持ちが勝手に働いて遠ざける感じ。
でもそんな気持ちも一瞬で吹き飛ばしてくれるくらいライブは素晴らしかったです。
杉さんも銀次さんも本当に心からいい人で、MCの言葉の端々からもそれが感じられ、来てる人がみんなハッピーになってしまうようなライブでした。
何と言ってもセットリストがヒット曲のオンパレード。
素敵すぎました。
バンドメンバーも最高。谷口守(Ba)、坂本洋(Key)、橋本哲(Gt)、杉未来(Dr)。杉未来くんは杉さんの息子で現在は銀次さんバンドのドラムだそうです。
銀次さんの有名曲、笑っていいとものテーマソング「ウキウキWathing」や杉さんの有名曲「ウィスキーがお好きでしょう」の演奏も。佐野元春の「Bye Bye C Boy」や大瀧さんの「君は天然色」を生で聴けたのも夢心地でした。
今回のツアーライブが実現したのは今年2月に亡くなられた村田和人さんが繋いでくれたご縁だそうですが、杉さんが村田さんを思って書かれた「平和な人」という曲もそれはそれは素敵な曲でジーンときました。銀次さんと杉さんが村田さんの思い出話をされるのも、しんみりというよりむしろ明るく楽しい雰囲気で、天国の村田さんがまるでそこにおられるようでした。
アンコールでは神戸から駆けつけてくれたそのSIMMOさんも参加で「幸せにさよなら」も。
ミュージシャンにはいろんな人がいていろんな活動の仕方があるけれど、やっぱり素晴らしい曲は20年、30年、と時を経ても歌い継がれるし素晴らしい人は語り継がれるんだと思います。
そしていい音楽はその人が死んでも残る。
自分の音楽や自分の人生にエールを貰えたようなそんなライブでした。
また明日から頑張ります。
アルバムを買ってサインをもらいました。
音楽仲間の多い杉さんらしい素敵なアルバム。
かくありたしと思います。
「ミュージシャン大行進」杉真理&根本要
モテたくてなった ミュージシャン
ハッタリはいつまで 続くのか
親戚縁者は 止めたけど
今ではこれが 生き甲斐
進め進め やれるところまで
やるぜやるぜやるぜ 気が済むまで
進め進め 勘だけをたよりに
自分だけの音を 目指して
評判は 気にかかるけど
時代なんて奴ァ 無責任
不安な夜だってあるけど
君の拍手で救われる
進め進め 行けるところまで
浮いて沈み 浮いてまた沈む
名声なんて 今は二の次だし
最後に残るのは 音だけ
That's What I want That's What I need
ここはHeaven それともStage
9回裏 とっておきの名曲を カッ飛ばせ!
同じ旅をする仲間に
助けられて歩き出す
進め進め進め ロック・ミュージシャン
やるぜやるぜやるぜ 気が済むまで
進め進め これが天職だと
胸を張れる その日信じて
(「ミュージシャン大行進」作詞・作曲/杉真理 )
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