オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

ブルガリアン・ヴォイス「 アンジェリーテ」@東広島芸術文化ホールくらら

2018-01-28 | ライブ・コンサート

今日は東広島芸術文化ホールくららで公演のブルガリアン・ヴォイス「アンジェリーテ」のコンサートへ行きました。
「この惑星で最も美しい音楽」と言われるブルガリアの女性聖歌隊。
原田知世のコンサートの時にチラシをもらって本コンサートを知り、すぐにチケットを予約しました。 
歌好きの声楽家玉ちゃんこと平田玉代さんご夫婦とウチの夫婦4人でのコンサート鑑賞。
本当に本当に素晴らしかったです。ちょっとだけレポします。


「ブルガリアン・ヴォイセス・アンジェリーテ」が織りなすハーモニーは、国境や世代、ジャンルを超えて、私たちの魂へダイレクトに届く。彼女たちは、何世紀も前から変わらない歌や衣装のスタイルを受け継ぎ、地域の伝統を守っている。同時に、世界にその名を知られる ブルガリアの女性合唱を象徴する存在でもある。世界的な成功を収めるとともに、多くの人々を魅了してきたという事実は、彼女たちのオリジナリティーや普遍性を表している。


1952年、国営テレビ局の合唱団メンバーらを中心に、合唱団マネージャーTanjaAndreeva によって結成された。現在は、指揮者ゲオルギー・ペトコフをリーダーに、全国から才能あふれる約20 人の歌い手を集め、活動している。1987年にドイツのレコード・ レーベル「JARO(ヤロ)」と契約を結んだのを契機に、国際的な活動を本格化させる。(日本公演ページより転載)


予備知識はなかったのですが今日のコンサートは完全なる生アカペラ公演。
ステージ上にあるのは指揮台のみ(音を取るための鍵盤ハーモニカが載せられています)。
コンサートが始まってメンバーがステージへ。
豪華な民族衣装は一人一人は各々違うのに統一感があってとっても華やかで素敵でした。

 

メンバーは以下の通り。(以下、メンバー紹介ページより)

【転載開始】

(指揮)
ゲオルギ・ぺトコフ Georgi Petkov

1961年4月24日ブルガリア北西部の町、ガブロヴォの音楽一家で生まれ育った。 1986年 コーラス指揮専攻でプロヴディフの音楽学校を卒業。 以来、多くのブルガリアコーラス隊の指揮者及び最高指揮者として活躍し、数多く のヨーロッパツアーにも参加。若手作曲家の先導者の一人としても尊敬を集める存在。
1999年よりブルガリア女性コーラスグループ「アンジェリーテ」の芸術監督及び指揮者として就任。 就任以来ブルガリア国内外合わせ600公演以上、その他、多くのレコーディングで指揮棒を振るい、その貢献度は計り知れない。 作曲家としても200曲以上を創作し、国際的な栄誉ある賞も数多く受賞。 ブルガリアンヴォイス“アンジェリーテ”の指揮者として、また、作編曲家として世界中の音楽家から 指名または、共作を希望される存在であり、地球規模での膨大な数の音楽プロジェクトに参加してきた。 現在は新ブルガリア大学の音楽学部で准教授としても活躍中。  

(メンバー)

ダノヴァ・ピラルスカ・ビセルカ Danova Pilarska Biserka
ソコロヴァ・ビリャナ Sokolova Bilyana
シメオノヴァ・エルカ Simeonova Elka
アレクサンドロヴァ・マリヤ Aleksandrova Mariya
ヅパリノヴァ・タチャナ Duparinova Tatyana
ケレメツチエヴァ・ソニャ Keremetchieva Sonya
イリエバ・ナデジュダ Ilieva Nadezhda
ヴェリチュコヴァ・タニャ Velichkova Tanya
ステファノヴァ・ラドスティナ Stefanova Radostina
コレヴァ・ユーリア Koleva Yuliya
ヴラディミロヴァ・ナヂャ Vladimirova Nadya
ペトロヴァ・ガリャ Petrova Galya
ラツォヴァ・コスタディンカ Ratsova Kostadinka
ヴァカリ・ヴァニャ Vakari Vanya
インコヴァ・コスタディンカ Inkova Kostadinka
チャウシェヴァ・ヴェリチュカ Chausheva Velichka
ペトロヴァ・ヴァレリア Petrova Valeria
ボグダノヴァ・エカテリナ Bogdanova Ekaterina
ヤンコヴァ・トニャ Iankova Tonia
ベコヴァ・ツェツァ Bekova Tzetza 
 
【転載終了】

ブルガリア全国から集められたという年齢層も幅広い20名のメンバー。
結成当初からいるメンバーもいてプロ中のプロの集団です。
独特の歌唱法で醸し出されるハーモニーは、なんというか、、とっても宇宙的。
今日の座席は中央の前から4列目だったこともあり、もう声のバイブレーションが体の細胞に響き渡るような至福のひと時でした。


今日のプログラム(一部曲の変更もあり)
 

プログラムには特別に『HIROSHIMA』という曲もありました。
原爆の悲惨さ、惨めさを、アンジェリーテなりに表現した、二度と繰り返しては行けないというメッセージ性の高い曲、と紹介されていました。不協和音や独特の拍子感の特別な一曲でした。


結成30周年の今回の世界ツアーで日本公演は東京と兵庫と広島の3箇所のみ。
前回の来日は23年前。ちょうど阪神・淡路大震災の復興イベントに参加されたそうで、今回の地方公演が兵庫と広島なのはそういう経緯もあるのかなと思いました。
広島でコンサートを体験することができたのは本当にラッキーでした。


音楽の感想を言葉にするって本当に難しいですが、全ての芸術には人の心を持ち上げる力があると思います。アンジェリーテの皆さんの歌声を聴いて心が洗われたりまた頑張って自分の人生を生きていこうという気持ちを持った人は多いだろうなと思います。
美しい音楽は人を生かす力がありますね。 
私も音楽人の端くれとしてそういう気持ちを大切にこれからも頑張っていきたいと思いました。


CDも買ってメンバーの皆さんのサインをもらいました。
コンサート終了後に玉ちゃんと記念写真。

 


幸せな気持ちで帰路につきました。
アンジェリーテの皆さん、主催者さん素晴らしいコンサートをありがとうございました。
最後に紹介動画を載せておきます。