オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

地球交響曲(ガイアシンフォニー)第六番

2007-05-27 | おすすめ映画

地球交響曲(ガイアシンフォニー)第六番の上映会に行った。
龍村仁監督のこのガイアシンフォニーは全て自主上映によって上映されている。
この最新作第六番の上映は広島では今日が初上映だった。

今回の作品のテーマは「虚空の音を聴く」。
全ての物質はその中に宇宙のビッグバンの記憶を持っているという。
私たちは第三の耳でその記憶の音=「虚空の音」を聴く。
「音」がテーマということで、これは是非観たいと以前から思っていた。

出演はインド音楽の巨匠でシタール奏者のラビ・シャンカール、光の音を紡ぎ出すというピアニストのケリー・ヨスト、クジラの唄を世界に初めて発表した海洋生物学者ロジャー・ペイン、 そして弓によって音を奏でる奈良裕之(ならゆうじ)、ディジュリドゥ奏者KNOB(ノブ)、コアガラスの笛を吹く雲龍(うんりゅう)、打楽器奏者長屋和哉(ながやかずや)。

ここには詳しく書けないけれど、是非是非、機会があったらここを読んでくれた全ての人に観て欲しい。
地球は音楽で満ちあふれている。そして宇宙も。

私はこの映画を観て、自分が音楽に携われて本当に幸せだと思ったし、やっぱり生涯、この道で生きていきたいと思った。
帰りにケリー・ヨストがこれまでに自費出版した4枚のCDのうちのCDを2枚買った。
今までに一度も聴いたことのないピアノの響きだった。
自分が目指すピアノの音の響きがここにある気がした。

人は美しいものに触れると、魂が美しくなるという。
ここに登場したミュージシャンたちは全て、本当に魂が清らかで美しい人ばかりだった。

87歳になるラビ・シャンカールが最後に話した言葉が印象的だった。
「私は今も、まちがいなく生徒です。私に言えるのはそれだけです。」
身の引き締まる思いだ。