goo blog サービス終了のお知らせ 

オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

映画『落下の王国』

2008-11-21 | おすすめ映画

前から観たい観たいと思っていた映画『落下の王国』を観てきました。監督はジェニファー・ロペス主演の『ザ・セル』のターセム監督。
構想26年撮影期間4年の歳月で完成した大作という。
なんと言っていいかホントに「美しい映画」でした。

ストーリーは、映画の撮影中に足の骨を折って病院に入院中の映画のスタントマンのロイが、家業の手伝いでオレンジを収穫中に木から落ちて腕の骨を折った5歳の女の子アレクサンドリアに物語を語ってきかせるというシンプルな物語。
その2人の心のふれあいはさることながら、その劇中劇の中で使われるシーンが、世界の名所旧跡、世界遺産、美しい場所のオンパレード。

とにかくCGでもなくアニメーションでもない、その映像美に圧倒されます。
そしてその映像をさらに美しく引き立てているのは、石岡瑛子の衣装デザイン。トム・クルーズ主演の『ドラキュラ』、北京オリンピック開会式の衣装デザインも彼女のデザインといったらわかってもらえるでしょうね。

黒澤明監督の『乱』や、金城武とチャン・ツィー主演の『LOVERS』の衣装デザインを手がけたワダエミさんといい、石岡さんといい、日本人衣装デザイナーの活躍が嬉しい昨今ですね。
宮崎アニメもそうだけれど、日本人の美的感覚や色彩感覚が世界で評価されているというのは改めて嬉しいこと。

いや~~ホントに奇麗な映画でした。
2月にはDVDも発売されるらしいので、もう1回観てみようと思います。
みなさんも機会があったら観てみて下さいね。


少しだけマジメな話

2008-10-07 | おすすめ映画

ソウル大臣Shibaさんが、ブログで中国の労働者の実態を描いたドキュメンタリー映画『女工哀歌(エレジー)』の紹介をされていました。
日本や欧米諸国向けのジーンズを生産している中国のジーンズ工場で働く10代の女の子たちの日常を描いた映画。
時給7円・・。なんてこと・・。

私の大好きなコーヒーにも。
この1杯のコーヒーの代金はいったいどこに支払われているのという入り口から今の世界の仕組みを描いた『おいしいコーヒーの真実』という映画もありました。
劇場上映は見落としてしまったけど。

私たちはもうこの巨大な経済の仕組みを見つめ直さなくちゃいけない時代に来ていますね。
フェアトレード(正当な取引)がいかに大切か。
そしてどうしてこんな正当でない取引が今まで成立してきたのか、みんなが目を覚ましてしっかりと知らないといけないですね。

今日はまたまNY為替市場で4年ぶりと言われるNYダウ工業株の暴落が起きました。それに伴い世界の同時株安が進んでいます。
巷では明後日10月9日(木)をさらに金融が大暴落するXデーと予測されています。

今までこの世界を支配してきた闇の勢力は、第三次世界大戦を引き起こそうと躍起になっていて、あれやこれやと手を替え品を替え、戦争の引き金を作ろうとしているみたいだけど、一方でそれを食い止めようとしているいろんな力も感じます。

911のテロが自作自演で対イラク戦争を引き起こすためのものだった真実も次第に知る人も増えてるようだし、そのことをきくちゆみさんは立教女学院に招かれて講演してきたらしいです。
こちらこちらをご覧下さいね。

平和な社会、貧困や病気のない社会は真実を知ることから作っていけます。
戦争も貧困も病気も、全部人間が作り出してしまったものだから。
その真実を知ることによって全部なくすこともできます。
私たちは無力ではないよね。

きくちさんのブログにあったメッセージを転載します。

「911事件の闇に光をあて、すべての人に真実が行き渡り、もう戦争を選ばないような地球社会にしたい。戦争するより、助け合う方がいいよね。わたしたちは殺し合うために生まれきたのではありません。だからサインにはLove&Peace(愛と平和)と書きました。

こどもに健康に幸せに育ってほしい、って思う親の心。
その願いはユニバーサル(万国共通)。
そんな当たり前の思いを打ち砕く戦争は、もう卒業したいですよね。

戦争は勃発なんてしない(歴史教科書にはそう書いてあるけど)。
必ず仕組んでいる人がいる。
シナリオを書いている人がいる。

敵対する双方に戦争資金を貸し付けている銀行家がいて、武器を売って儲けているビジネスマンがいる。一部の超エリートと呼ばれる人たちの利益のために、戦争はつくられていく。マスコミもその一端を担っている。

戦争している国や戦争に協力している国のマスコミ(日本もね)は、政府にとって都合の悪いことを伝えてくれない。現場には良心的な記者がいるけど、都合悪い事実は上からストップがかかり、報道されない。

だからわたしやあなたが、自分で調べて、メディア(伝い手)になろう、というのが今日の話でした。

日本中の高校生にも911の隠された事実と、「対テロ戦争」がうそで始められ、続けられ、今も続いている、ということが伝わりますように。

日本の自衛隊が「対テロ戦争」に参加することや、米軍のための無料ガソリンスタンド(インド洋での給油活動)を続けることに反対の声をあげる人が増えて、次の選挙でその結果がきちんと出ますように。

こういうことにお金を使わなければ、日本から貧困はなくせます。私学助成だってもっと増やせるし、医療や教育(大学まで)だって無料にできるのです。(日本より経済的に貧しい国でも、やっている国はある)

次の選挙では、アメリカに貢ぐばかりじゃない新しい自立した日本政府を選びましょう。高校生のみなさん、あなたたちは無力じゃありません。小さな声を合わせて、大人たちに伝えてください。

みんながお母さんになるころには、この地球上の誰もが爆弾に怯えずに子育てができるような地球にしたいです。1人ではできないけど、平和を願うみんなが力を合わせれば、きっと実現できると思います。

ちょっとずつ勇気と智慧を持ちよって、戦争を過去のものにしましょうね!」
(「きくちゆみのブログとポッドキャスト」より)


映画『陽気なギャングが地球を回す』

2008-08-14 | おすすめ映画

今日も自宅で映画の日。
『陽気なギャングが地球を回す』を観ました。
いや~~~文句なしに面白かった!!☆5つです!!

やっぱりジャパニーズコメディ映画はこうでなくちゃね。
三谷幸喜の『マジックアワー』はまだ観てないけど、佐藤浩市はこの映画でも好演。ていうかこの人、私結構好きかも。
大沢たかおもカッコイイし、鈴木京香は魅力たっぷりだし、松田翔太もめちゃキュート。
脇を固める俳優の皆さんもどの人も魅力たっぷり。
これは私の中ではかなり高ランクの映画です。

監督は前田哲。伊丹十三監督や周防正行監督と一緒に仕事をして来た期待の若手監督。これからの作品も楽しみです。

音楽は佐藤“フィッシャー”五魚。
村上“ポンタ”秀一さんなんかと一緒にお仕事をして来た人で、劇中でもポンタさんのドラムが光ってます。
こちらのHPでもBGMが流れるよ。

ラストに流れるエンディングテーマの『(Everything Will Be)All Right』は、Scoop on somebody+Akiko Wadaの異色の組み合わせ。
これがなんともフランクシナトラの『ニューヨーク、ニューヨーク』のようなハッピーな気分にさせてくれる気持ちのいい1曲なんですよね~。
エンドロールの最後の最後まで見逃せない。
気分が塞いだときには、こんな痛快コメディーが一番です。

さて、最後にクイズです。
「ゾウを冷蔵庫に入れるための3つの条件」と「キリンを冷蔵庫に入れるための4つの条件」は?


映画『恋愛寫眞』

2008-08-13 | おすすめ映画

昨日の夢に永井大くんが出てきて、昔の恋人でした。
あ~ぁ、正夢ならいいのに・・・

それはそうと、ここ何日かいろいろあって日記が滞りました。
今週は借りてたDVDやらビデオを観ようと、やっとまずは1本目『恋愛寫眞』を観ました。
監督は堤幸彦。『ケイゾク』や『TRICK』の監督です。
主演、広末涼子&松田龍平。
ストーリーはまあまあだけど、カメラワークやアングル、物語の中で広末涼子演ずる静流が撮影した写真を実際に撮ってるフォトグラファーの斉藤清貴という人がちょっと気になりました。
すごくカッコイイ写真です。
あと、アヤ役の小池栄子の演技もすごく迫力がありました。コワいけど(笑)。
個人的には静流が使ってるカメラがCanonのF1だってことにかなり注目でしたねぇ。
MAN3あたりはちょっと気になるでしょ?

写真と言えば、PHaTPHOTO写真教室時代の友達が日記で紹介していた写真家の松田弘子さん。
この人、かなりスゴイです。
現在70歳を越えているそうですが、都内のライブハウスに毎日通いライブ写真を撮り続けているそうです。

写真集の紹介はコチラ


これヤバイです~~。
いや~私もまだまだ頑張るぞ!!


映画『崖の上のポニョ』

2008-07-22 | おすすめ映画

結構多忙な私ですが、今日は家族で映画『崖の上のポニョ』を観に行きました。
「ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、魚の子~~♪」のテーマソングが現在大ヒット中の宮崎駿のジブリアニメ。
どうせ子供向けだろうってあんまり期待してなかったんだけど、予想外にとっても素敵な映画でした。

深い海の底で生まれた魚の子ポニョがクラゲに乗って家出をするところから物語は始まります。ジャムの瓶に入って動けなくなっているところを人間の男の子宗介に助けられて、そこからポニョは「人間になりたい」と海を出て人間になる決心をして・・・。

アンデルセンの『人魚姫』の現代日本版ともとれる『崖の上のポニョ』。
そこには生命、海、月、親子愛、夫婦愛、お年寄り、子供、古代、現代、いろんなものが組み込まれていて、とっても感動的。

地球って素敵!!!命って美しい~~。
それにしても宮崎アニメのアニメーションの美しさ、色彩の美しさ、これは言葉ではとてもとても説明しきれません。
興味のある方は、とにかく劇場へGo!!
公式サイトはコチラです。


最近感動した映画

2008-06-05 | おすすめ映画

5月末に日本でも公開になった『幸せになるための27のドレス』
『プラダを着た悪魔』のスタッフが贈る・・・というコメントで紹介されていて、公開を心待ちにしてたらサンディエゴ行きの飛行機の機内上映でラッキーにも観ることができました。

主人公ジェーンは友達思いの優しい女性。ブライドメイド(花嫁付添人)を27回も引き受けてると言うお世話好き。そんな彼女はある時には同時に2つの結婚式のブライドメイドを掛け持ちする羽目になったりするほど。
そんな彼女に興味を持つ新聞記者のケビン。そんな2人にロマンスが芽生えて・・・というお約束な内容。とっても楽しい映画でした。

でも、自分が密かに思いを寄せていた上司が妹と結婚することになり、しかもその妹のブライドメイドまで引き受けてしまったジェーンに
「どこまでお人好しなんだ。誰に対してもノー!って言ったことないんだろう?」ってケビンが呆れて言うシーンでは、私もちょっとドキッとさせられました。
私にも思い当たるふしがあったので。

「ノーと言えない日本人」って言葉もあるけど、私も昔からちょっと断り下手。
みなさんご承知のように頼まれると、ついイヤと言えない性格。
昔々思いを寄せていた男の子がいて、同時にその子を好きになった女の子から「私、○○くんのことが好きなんだ。応援してね?」って言われてしまい、結局打ち明けないまま自分の恋を諦めたことも何度か。
何であの時「私も好きなの。だから応援できない。」って言えなかったんだろうね。

「自分を大事にしないと、他人も大事にできないよ」って人には言いながら自分はなおざりになることはしばしば。
もっと自分の心に正直に「ほんとはどうしたいの?」って問いかけながら生きていこうって思ったのでした(笑)。



もう一本の機内上映映画『最高の人生の見つけ方』も感動の名作。
アカデミー賞俳優のジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演。
「人生があと余命6ヶ月だったら?」
全く違う人生を生きてきた二人が人生の最後に一緒に旅をする。

「本当に伝えたかった気持ちは?」
「本当に生きたかった人生は?」

自分の人生はこれ1回限りで、いつ終わりを迎えるかわからない。
だから私は私の人生で私にしかできないことを、いつも私らしくチャレンジしていこう、と気持ちを新たにしました。

2本ともとてもいい映画でした。
みなさんも良かったらぜひ観てみて下さいね。


映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

2008-03-26 | おすすめ映画

ノラ・ジョーンズが主演で話題の映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』を観てきました。
ウォン・カーウァイ監督がグラミー賞ミュージシャンのノラ・ジョーンズをスクリーンデビューさせたという映画だけあってちょっと期待の映画でしたが、その期待を裏切らない素敵な映画でした。
なにしろ映像が美しい。色がとてもキレイ。
そして音楽、もちろん特にノラの歌と声がすごくいい。

ストーリーは、ノラ演ずるエリザベスが、失恋の傷から立ち直っていくまでの様子を描いたどこにでもありそうなストーリー。
でも、案外深い・・。

恋人に捨てられたエリザベスが立ち寄った街のカフェ。
そこのオーナーのジュード・ロウ演じるジェレミー。
彼の出してくれたブルーベリーパイ。そのパイの味に次第に傷を癒されていくエリザベス。
カフェのオーナージェレミーもやはり、昔仕事で挫折し、恋人に捨てられた傷を持っておりそのことが忘れられない。忘れないために置いてある彼女の部屋の鍵。
そんな傷ついた2人が出会えば、簡単に恋が始まりそうなものだけど、エリザベスはその傷を癒してくれた相手のジェレミーと、簡単には恋に落ちない。

失恋や挫折から立ち直るために必要なのは、次の恋人ではなくて自信。
エリザベスはジェレミーに何も告げずに旅に出る。
遠い距離を旅して自分を見つめ自信を取り戻し、そんな心の変化をジェレミーに宛てて手紙を書く。そしてジェレミーはそんな彼女からの手紙を読みながら、自分のいる此処という場所でまた自信を取り戻していく。
そして300日後にカフェに戻ってくるエリザベス。
同じカフェ。同じシチュエーション。
だけどそこには、旅を通して変化したエリザベスとその彼女がいない間にやはり変化したジェレミーがいて、2人はもう一度出会い、新しい関係が始まる・・・。

ウォン・カーウァイの映画は、カメラワークが独特。
前ボケや背景のボケ具合がなんともいい感じ。
ストーリーもさることながら、その映し方にうっとりする。
ニューヨークの街やカジノでさえも、ノスタルジックに映る。
失恋して悲しいときって、街の景色も何もかもがにじんで見える、そんな感じ。

ジュード・ロウはもちろんカッコいいし、レイチェル・ワイズやナタリー・ポートマンなど脇を固める俳優も素晴らしく、期待を裏切らない出来映えでした。

あとね・・・。

人は、他人に話さないだけで、誰でも心に挫折や失恋の傷を持ってる。
生きていくことは苦しいことも多いし、お酒やギャンブルで紛らせたいような煮え切らない思いもある。
でももうそんなふうに逃げたりせずに、正面から立ち向かってみようよ、っていうエールをもらったような気がしました。

そんな素敵な映画。ぜひ皆さんも観てみてくださいね。


『キリクと魔女』

2008-03-16 | おすすめ映画

突然ですが、あなたは今、苦しいですか?

仏教の教えに三苦や八苦という言葉がある。
この世は「思うようにならない苦しみ」に満ちていて、その「苦」から「悟り」の状態に近づく方法を「方便」と言うそう。
ちなみに「ウソも方便」とはそこから来ている。

とりあえず私はクリスチャンですからね。
イエスキリストはそれを「福音」と言いました。

苦しみの大きさは、人それぞれ。
小さくても死んでしまいたいほど苦しんでいる人もあれば、大きくて他の人には「さぞかし苦しいだろう」と思うこともなんとも思わない人もいる。
つまり受け止め方次第。

苦しみに負けてしまうのは「ダメなやつ」と言われ、それに打ち克つことが立派だと言われることは多いけど、そのことはとりあえず置いておいて。
知っておいた方がいいことがある。
苦しみは、他人へのそして自分自身への攻撃のきっかけになる。
自分自身への攻撃とは自傷行為。
やめられないタバコ、お酒、薬物などもそうらしい。

「キリクと魔女」という2003年に公開されたフランスのアニメがある。
(もうDVDも出ています。レンタルにも並んでるよ。)
そこにはある村を苦しめ続ける魔女カラバが出てくる。
村はカラバに常に支配され、常に貢ぎ物(黄金)を要求されている。言うことを聞かないとカラバは呪いで戦いに挑んだ働き手の男達を食べてしまったり、村の泉の水を止めてしまったり、「どんだけ~~~」っていうくらいの意地悪をする。
村に残るのは女と老人と数少ない男と子供たち。

その希望のない村に生まれた少年キリク。知恵ある少年。
あきらめる前に解決を考える。次々に魔女カラバの意地悪を解決していく。

ついに少年キリクは母に訊ねる。
「どうして魔女カラバは意地悪なの?」
「それはカラバが魔女だからよ。」
答えになってない答え(爆)。

納得しないキリクは、答えを求めて「その答えを知る」賢者に会いにいく。
行く手を阻む魔女の城を越えて。

途中はハラハラ・ドキドキ!!
観たことない人には申し訳ないけど、答えを言ってしまうと、実は魔女カラバの背中には「毒のトゲ」が刺さっていた。
カラバの背中には、かつて村の男たちによって「毒のトゲ」が打ち込まれ、その「トゲ」が与え続ける痛み。それが村人達を苦しめ続ける理由だったというわけ。
そしてその「トゲ」こそが魔女に力をも与えていた。

「どうして抜かないの?」
少年の問いに賢者は答える。
「その毒のトゲは魔女の背中に深く深く食い込んでいて、抜く時には刺された時以上に苦痛をともなうのさ。」

そしてキリクは勇気をふりしぼりその魔女の毒のトゲを抜きに出向く。そして・・・
あとは映画(DVD)を観てのお楽しみ。
美しい絵本も出ています。映画とともにこれもオススメです。

苦しいあなたの背中に刺さったトゲは何でしょう?
あなたに意地悪する誰かに刺さったトゲは何でしょう?
過去誰かに傷つけられたこと、誰かを傷つけたこと、自分の犯してしまった過ち、失敗、敗北、期待していた愛情や評価を得られなかったこと、裏切り、失望・・・etc.。

抜く時にはちょっと(場合によってはかなり)痛いかもしれないし、ある意味の力を失うかもしれないけど、もうそのトゲ抜いて捨ててしまいましょう。

「ああ、これが毒のトゲだったんだ。」って気づくとトゲは抜けます。
苦しみから解き放たれるには、それが1つの答えかも。
苦しみを攻撃で紛らすのは、もう止めようね。

「心のトゲならば 僕が抜いてあげる
 傷ついた心 癒してあげる
 悲しみの夜には ずっと傍にいよう
 ああ あなたが 立ち直るまで」

(オレンジブルー『始まりの朝』より)


映画『人のセックスを笑うな』

2008-03-03 | おすすめ映画

話題の映画を観てきました。
『人のセックスを笑うな』
永作博美と松山ケンイチ主演。
「19歳のボクと39歳のユリのいかれた冬の物語」というサブタイトルが付いてるこの映画。ストーリーもさることながら映像や音楽のトーンにちょっと興味があったので観てみました。

なかなかいい映画でした。
うん。でもワタシ的には☆3つかな。

もちろんキャスティングは良いし、音楽もいいし、ストーリーや描き方は面白いんだけど、全体的にちょっと間延びした感を拭えなかったかな。
間延びしちゃうとつい「我に返っちゃう」のよね。
上映時間2時間17分。もうちょっと編集に力を入れて欲しかったですね。

原作は山崎ナオコーラの同名の小説。
読んでみないとわからないけど、自由奔放なヒロイン永作博美演じる「ユリ」はなんだか江國香織の小説「落下する夕方」に出てくる「華子」に似て、浮遊感たっぷりでつかみどころがない感じ。
松山ケンイチ演じる「みるめ」はどんどんその彼女のペースに巻き込まれていく。
二人の関係は涙もなければ熱くもなく。現実感もなく修羅場もない。

「寒いね。」って言っては、抱き合って温めあって・・。

映画の全体的な雰囲気もつかみどころがなく、恋愛って、つまるところそんなもんなのかもしれない、ってどこか思考停止しまう感じ。

確かに恋愛って答えがない。
「正しい」とか「間違った」なんてないよ。
でも、少なくとも作り手には「こう思うよ」っていうなんらかの意見があってほしいなって思うのは私だけでしょうか?
もしかして「恋愛に答えはないのよ(だから自分で考えなさいね)」というのが意見?

蒼井優演じる「えんちゃん」が言った台詞、
「みんな寂しいんだもん。だから「寂しい」って言っても意味ない。」っていうのが妙に心に引っかかりました。

音楽は元フィッシュマンズのHAKASE-SUN。
レトロ感漂うサウンドが心地よかったです。サントラ買おうかな。
HPの中に裏公式サイトっていうのがあって、これも面白いです。


地球交響曲(ガイアシンフォニー)第六番

2007-05-27 | おすすめ映画

地球交響曲(ガイアシンフォニー)第六番の上映会に行った。
龍村仁監督のこのガイアシンフォニーは全て自主上映によって上映されている。
この最新作第六番の上映は広島では今日が初上映だった。

今回の作品のテーマは「虚空の音を聴く」。
全ての物質はその中に宇宙のビッグバンの記憶を持っているという。
私たちは第三の耳でその記憶の音=「虚空の音」を聴く。
「音」がテーマということで、これは是非観たいと以前から思っていた。

出演はインド音楽の巨匠でシタール奏者のラビ・シャンカール、光の音を紡ぎ出すというピアニストのケリー・ヨスト、クジラの唄を世界に初めて発表した海洋生物学者ロジャー・ペイン、 そして弓によって音を奏でる奈良裕之(ならゆうじ)、ディジュリドゥ奏者KNOB(ノブ)、コアガラスの笛を吹く雲龍(うんりゅう)、打楽器奏者長屋和哉(ながやかずや)。

ここには詳しく書けないけれど、是非是非、機会があったらここを読んでくれた全ての人に観て欲しい。
地球は音楽で満ちあふれている。そして宇宙も。

私はこの映画を観て、自分が音楽に携われて本当に幸せだと思ったし、やっぱり生涯、この道で生きていきたいと思った。
帰りにケリー・ヨストがこれまでに自費出版した4枚のCDのうちのCDを2枚買った。
今までに一度も聴いたことのないピアノの響きだった。
自分が目指すピアノの音の響きがここにある気がした。

人は美しいものに触れると、魂が美しくなるという。
ここに登場したミュージシャンたちは全て、本当に魂が清らかで美しい人ばかりだった。

87歳になるラビ・シャンカールが最後に話した言葉が印象的だった。
「私は今も、まちがいなく生徒です。私に言えるのはそれだけです。」
身の引き締まる思いだ。