今日は『アリス・イン・ワンダーランド』を観に行きました。
初3D映画体験
その昔ディズニーランドでマイケルジャクソン主演の3D映画『キャプテンEO』を観たので、正確に言うと2回目だけどね。
ほんとは字幕版も観たかったけど、映像に集中したいからとりあえず吹替版で。
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ出演。
主演のアリス役はミア・ワシコウスカという新進女優。可愛かった。
とにかく登場人物のキャラ設定がかなり面白くて、
衣装や背景などのデザインも色とりどりだし、観ててとっても楽しかったです。
不思議の国のアリスはお話そのものも大好き。
物語がワンダーランドなので不自然さも自然に受け入れられるし、全然飽きずに観れました。
よく映画の途中で、我に返って、
「これってどうやって撮ってるんだろう・・」
って思うことはあるんだけど、今回はそれもなく(笑)。
ただ3D映画は若干スピードに弱いような気が・・(汗)。
アリスが穴をどんどん落ちて行く縦移動のシーンはさすがに画面がチラチラ。きっと自分の目が3Dに追いついてないんですよね・・。
あんまり速い移動シーンには向いてないような気もしたりして。
その代わり奥行き間はたっぷりなので、
手前に物が飛んでくるシーンでは思わず避けちゃいそうになりました。
そういえばディズニーランドの『キャプテンEO』では、
雨のシーンで実際に水滴が落ちて来たり、
椅子の足下からヒュッと風が吹いて足下を何かが走ったように感じさせたり、
遊び心満載だった記憶があります。
3D映画の登場で、映画館がますます新しいエンターテイメント場としての存在価値を持ってくる気もします。
これからもどんどん楽しい疑似体験を提供してほしいものです。
ところで吹替え版ってどうしても声優さんの声のイメージに左右されますよね。
赤の女王のイラスベスが「にしおかすみこ」に見えたり、
双子のトウィードルダムとトウィードルティーが「ザ・たっち」に見えたりしたのは私だけではないはず(笑)。
しかもアン・ハサウェイ演じる白の女王ミラーナの吹替えを深田恭子がやってたとは。
どおりであの「おっとり」感が。
まあ、それはそれでなんか似合ってましたけど(笑)。
今度は通常版で字幕で観てみたいです。
オフィシャルサイトはこちら。(注:音が出ます)
今月は何かと多忙な私ですが、実は昨日は(岡山に行く前に)早朝から映画を観てきました。
以前ここでも触れた『午前十時の映画祭』。
「何度観てもすごい50本」の映画を週変わりで上映するというスペシャル企画です。
鑑賞料金もすべて1000円と嬉しい企画。
第1週目は超有名&超大作の1959年公開の『ベン・ハー』。
アカデミー賞を11部門(過去最高記録)で獲得したすごい作品。
これだけはなんとしても観たかったんですねーー。
もう何年も前に1度見たことあるはずなんですが、今回見てストーリーをほとんど忘れていたことがわかりました(笑)。
【解説】
19世紀末のルー・ウォーレスの小説「ベン・ハー」は幾度も映画化されているが、本作は1959年版、3度目の映像化作品となる。ダイナミックな演出と映像美で観客を圧倒するスペクタクル巨編。アカデミー賞史上最多の11部門を受賞。
【物語】
ユダヤの都エルサレムがローマ帝国支配下にあった西暦26年。ユダヤ貴族の青年ベン・ハー(C.ヘストン)の幼なじみであった男メッサーラ(S.ボイド)が、ローマ帝国軍の司令官としてエルサレムに赴任してきた。旧交を温める2人だったが、ベン・ハーはメッサーラの裏切りにあい、罪人として奴隷船に乗せられてしまう。護送中、ある男が彼に1杯の水を与えるが、その正体が何者なのか、ベン・ハーはまだ知らない。やがてローマのガレー船のこぎ手として海戦に参加した彼は、司令官アリアス(J.ホーキンス)を救い、その養子に迎えられる。
(オフィシャルサイトより)
212分つまり3時間32分。途中10分の休憩をはさんでほとんど4時間。
スタートするとまず6分半の『序曲』。その間スクリーンは真っ黒(笑)。親切な解説(「あと5分後にスタートします」など)が1分ごとに出てちょっと笑えました。
映画はそんなに長い映画なのに、あっという間の4時間でした。
エキストラの数も半端じゃないし、戦車競争や海の戦闘シーンなんてすご迫力でホントに体に力が入っちゃいました。これが全てCGじゃなくて実写だからねー。
ジェームス・キャメロンもビックリ!!(笑)。
ストーリーも「憎しみ」から「許し」へという、大切なメッセージが込められていてとっても感動的でした。DVDではとても味わえない大迫力!!
スクリーンで見れて良かった~~。
『午前十時の映画祭』は広島ではバルト11で毎朝午前10時から1回だけの上映です。
ぜひ皆さんもお気に入りの一本はこの機会にスクリーンで楽しんでください。
上映スケジュールは以下の通り。
(映画館によって違います。他県の方はこちらをチェック!)
2010/02/06(土)~02/12(金) ベン・ハー
2010/02/13(土)~02/19(金) アラビアのロレンス
2010/02/20(土)~02/26(金) 眺めのいい部屋
2010/02/27(土)~03/05(金) バベットの晩餐会
2010/03/06(土)~03/12(金) クレイマー、クレイマー
2010/03/13(土)~03/19(金) レインマン
2010/03/20(土)~03/26(金) ニュー・シネマ・パラダイス
2010/03/27(土)~04/02(金) 映画に愛をこめて アメリカの夜
2010/04/03(土)~04/09(金) スティング
2010/04/10(土)~04/16(金) 明日に向って撃て!
2010/04/17(土)~04/23(金) 裏窓
2010/04/24(土)~04/30(金) 北北西に進路を取れ
2010/05/01(土)~05/07(金) 刑事ジョン・ブック/目撃者
2010/05/08(土)~05/14(金) 追憶
2010/05/15(土)~05/21(金) ライムライト
2010/05/22(土)~05/28(金) チャップリンの独裁者
2010/05/29(土)~06/04(金) フォロー・ミー
2010/06/05(土)~06/11(金) アパートの鍵貸します
2010/06/12(土)~06/18(金) お熱いのがお好き
2010/06/19(土)~06/25(金) ショウほど素敵な商売はない
2010/06/26(土)~07/02(金) ショーシャンクの空に
2010/07/03(土)~07/09(金) フィールド・オブ・ドリームス
2010/07/10(土)~07/16(金) ロミオとジュリエット
2010/07/17(土)~07/23(金) ある日どこかで
2010/07/24(土)~07/30(金) ローマの休日
2010/07/31(土)~08/06(金) 昼下りの情事
2010/08/07(土)~08/13(金) スタンド・バイ・ミー
2010/08/14(土)~08/20(金) エデンの東
2010/08/21(土)~08/27(金) ウエスト・サイド物語
2010/08/28(土)~09/03(金) 雨に唄えば
2010/09/04(土)~09/10(金) 鉄道員
2010/09/11(土)~09/17(金) 天井桟敷の人々
2010/09/18(土)~09/24(金) 太陽がいっぱい
2010/09/25(土)~10/01(金) 男と女
2010/10/02(土)~10/08(金) 羊たちの沈黙
2010/10/09(土)~10/15(金) 薔薇の名前
2010/10/16(土)~10/22(金) パピヨン
2010/10/23(土)~10/29(金) ブリット
2010/10/30(土)~11/05(金) 大脱走
2010/11/06(土)~11/12(金) 戦場にかける橋
2010/11/13(土)~11/19(金) ゴッドファーザー
2010/11/20(土)~11/26(金) ワイルドバンチ
2010/11/27(土)~12/03(金) カサブランカ
2010/12/04(土)~12/10(金) 第三の男
2010/12/11(土)~12/17(金) アマデウス
2010/12/18(土)~12/24(金) ライトスタッフ
2010/12/25(土)~12/31(金) 2001年宇宙の旅
2011/01/01(土)~01/07(金) ミクロの決死圏
2011/01/08(土)~01/14(金) 十二人の怒れる男
2011/01/15(土)~01/21(金) 激突!
観ましたよ~~~。
お友達のこまきさんからも薦められ、前から観たい観たいと思っていた『ザ・マジックアワー』。
DVDを借りてきてついに観ました。サイコーでした!!
あ~~~ん、ネタバレしたい。
でもしませんね~~。
でもちょっとだけ・・・(笑)。
「マジックアワー」ってその映画のポスターが、レトロな雰囲気だったので「マジック」をモチーフにした映画とばっかり思っていたけど、全然違った(爆)。
「マジックアワー」っていうのは、日が沈み闇が世界を覆うまでの一瞬の時間。
世界が一番美しく見える時間帯のこと。
これはウィキペディアで紹介されているバンコクの写真。美しすぎです。
この映画での「マジックアワー」の意味は、誰にでもある「人生で最も輝く瞬間」のこと。
主人公の佐藤浩市演じる俳優の村田は一日に(一生に)一度しかないその人生のマジックアワーを待ち望み、絶対に逃したくないと思っている。
でも物語の終わり頃には、その一度しかないマジックアワーをもし逃してしまっても・・次(明日)を待てばいいってことに気付く。
それを教えてくれたのは村田の憧れの人・・・。
映画や音楽など物作り(作品作り)をしてる人なら誰でも「これに懸ける!」という一作があって、それが当たるかはずれるかはそれこそ人生の大勝負だったりする。
それは成功すればしたでもちろん素晴らしいんだけど、人生の前半でそんなに成功してしまうと、もう残りは余生になってしまってもう二度とあの素晴らしい瞬間は訪れないんだと錯覚してしまう。
だけどマジックアワーは明日もやってくる。
生きている限り何度もやってくる。
もしマジックアワーを逃したら、次を待てばいい。
そしてマジックアワーを掴んだら・・・、また次も掴めばいい(笑)。
人生は一生チャレンジ!!
自分の代わりはどこにもないんだから引退なんてしなくっていい。
この映画には映画監督の役で市川崑監督が出演されていて、これが市川監督の最後の出演作になったそう。
映画の中に市川作品のパロディが出てきたり、本物の市川監督が出てきたり、『有頂天ホテル』の香取慎吾が只野憲司役で出てきたり・・。
世界や日本の映画の黄金期を彷彿させるセットやカメラワークなど、三谷幸喜の映画好きなところが随所に現れる。
しかも、
「映画なんてね、役を演じようと思うから難しいんだ。自分のありのままを演じればいいんだよ。」
なんて村田に言わせておいて、もともとの俳優さんのイメージとかけはなれた冒険的ともいえるキャスティング(爆)。
このあたりに三谷幸喜のユーモアというか遊び心というか面白さがある。
映画も俳優も人生も、どこまでも予測不可能でどこまでも面白いんだよ、って教えてくれる。誰もが「まだまだ捨てたもんじゃないかもね、自分の人生も」って思えるんじゃないかな。
音楽界だって予測不可能。
私もまだまだいろんなことにチャレンジ中。
昨日の私とは全く違うイメージで皆さんの前に現れるかもしれないアルヨ!?
そんなワクワクした気持ちを提供してくれる『ザ・マジックアワー』。
あ~あ、できれば巨大スクリーンで観たかったな~~。
そう思ってもあとの祭り・・。
ってそんな、私みたいな人たちにちょっとした朗報です(笑)。
往年の名作たちをもう一度スクリーンで観ることのできる『午前十時の映画祭~何度見てもすごい50本』という企画が来年2月からTOHO系列の映画館で始まるらしいです。
自宅で一人でDVDもいいけど、やっぱり映画館で、あの迫力で、映画は観たいものです。
私の大好きな『ローマの休日』や『ニュー・シネマ・パラダイス』もやるみたい。
ちょっと嬉しい♪
秋の夜長。
読書とDVD鑑賞に浸る毎日。
そんな私のお気に入りの映画の1つ、三谷幸喜監督作品の『ラヂオの時間』。
三谷幸喜の映画監督としての初監督作品。
これはホントに名作。何度観ても笑って泣ける。
あらすじは、
「とあるラジオ局「ラジオ弁天」で、普通の主婦である鈴木みやこが脚本を手がけた作品が、初めてラジオドラマで使われることになった。ドラマは生放送で、熱海を舞台にした平凡な主婦と漁師の恋の物語。リハーサルも成功しプロデューサー牛島龍彦の言葉にみやこは期待を寄せるが、主演女優である千本のっこのワガママから端を発し、放送直前で次々と脚本に変更が加えられていく。そして舞台はアメリカのシカゴ、人物は女弁護士とパイロットに変更となった。途中、スタッフは辻褄が合わなくなってしまうことを知るが、生放送中なのでやり直しが効かず、SEも間に合わなくなる。急場を凌ぐ形で、様々な設定を変更して辻褄を合わせていった結果、メロドラマは大スペクタクル映画のように。しかし辻褄を合わせる度に、次々と様々な問題が浮上して来る。そしてラストまで変更されることになり、自分の作品を台無しにされた鈴木みやこは、ついに堪忍袋の緒が切れて、スタジオに立てこもってしまい……。」(ウィキペディアより)
唐沢寿明、鈴木京香などの主演役者はもちろん西村雅彦、戸田恵子など、脇を固める役者さんもみんなキャラが立っていてわかりやすい。
生放送のラジオドラマの本番中という設定なので、無駄な時間が少なくテンポがいい。
しかも普段は知ることのないラジオの舞台裏という設定で、私たちの好奇心を満たしてくれるところもいい。
そしてこの物語をさらに面白くしているのが、『沈まぬ太陽』でも今や時の人、押しも押されぬハリウッド俳優、渡辺謙の役どころ。
ラジオを聴きながら大型トレーラーを運転している長距離トラックの運転手という、一見物語に何の関係者もない渡辺謙が、イイ味を出してるんですよね。
ちょっと味方を変えれば、この運転手がこの物語の要とも言えます。
ラジオドラマの世界に浸りきって大感動してくれる、こういう視聴者がいてくれたら嬉しいな~っていう作り手の夢みたいな部分も見えてきます。
何度繰り返してみても「あ~~良かったなあ」と思える『ラヂオの時間』。
映画を観ながら私たちは映画やドラマの作り手になったり視聴者になったり。
結局はそこを描いたコメディ映画を観ているただの視聴者なんですけどね。
でも映画を見終わった後はなぜか、藤村俊二の真似をしたくなってる自分がいます(笑)。
まだ観たことのない人は、ぜひレンタルでもして観てみてくださいね。
ちょっとニンマリ幸せな気分に浸れることは請け合いです。
映画『プール』を観ました。
「理由なんて愛ひとつで十分だ。」がキャッチコピーのこの映画。
そうだよね。
「愛ひとつで十分」なんですよね。
「どうして?」
という問いには、
「そうしたかったから。そのときそうしたいと思ったから。」
私たちってホントはそれだけで十分なことってあるんです。
だけど頭は後付けで複雑な理由を並べてしまう。
セリフの少ないこの映画で、主人公や取り巻く人々の気持ちやいいたいことを想像する。
言葉や説明に溢れたテレビや映画と全く正反対のこの映画を観ながら、
たまには言葉のないのもいいもんだと思いました。
ラストシーンの朝の映像が印象的でした。
エンディングテーマを聴きながら、何故か涙が流れました。
タイの明るい太陽に照らされた青いプールはとても綺麗。
食べ物はおいしそう。
大笑いをするシーンもなく、大泣きをするシーンもない。
ハラハラドキドキもしない。
だけど、じんわり心にしみるいい映画です。
「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」という映画があります。
これは龍村仁監督が制作指揮を取り「地球(ガイア)の声が聴こえますか?」というコンセプトで
1992年に初めて公開されたドキュメンタリー映画です。
今までに「第一番」から「第六番」まで制作され上映されてきました。
これを観ると地球ってなんて素晴らしいんだろう、
生きているってなんて不思議なんだろうって思います。
このたび「第七番」の制作に当たって、制作資金への協賛のお願いが来ました。
「全ての生命が潔く、健やかに生き続けるために」
と書いたそのパンフレットには、ひん死の状態に苦しむ地球の心に寄り添い、
私たち人類は今、なにに気付き、なにを捨て、なにを取り戻すべきかを問いたい、
とありました。
キーワードは、
「変えられないことを受容する落ち着き
変えられることを変える勇気
その二つの違いを見分ける賢さ」
です。
変わることと変わらないこと。
「変わらないでいられるのは、変え続けてきたからである」
140年続く老舗の銘菓「とらや」の主人がおっしゃった言葉だそうです。
変わり続けていくことはピークを迎えないことでもあります。
「人生にピークを迎えない」これは、あるノートにあった心に残る言葉。
人生を振り返って「あの頃」をピークにしてしまうのは、あまりに哀しいですね。
何歳になってもどんな状態になっても、
その時その時に与えられた課題を精一杯楽しんでチャレンジをしていきたいものです。
それが一生エバーグリーンでいられるということかなあ、と思います。
今日たまたま24時間テレビを見ていたら、
広島の倉橋島に住む94歳のお婆ちゃんのことが取材されていました。
このお婆ちゃんは、助産婦として1万人の赤ちゃんを取り上げたそうですが、
7年前に助産婦を引退した後、小学校にもう一度入学して、
76歳年の離れた同級生と一緒に算数の勉強をしたのだそうです。
小学校へ上がる前に病気で亡くなった自分の娘のために、
もう一度小学校を卒業したいと思ったからだそうです。
7年ぶりに再会する今は大学生になった同級生たちに
「一生勉強して下さい。」と言われるお婆ちゃんの言葉にはとても説得力がありました。
「自分の道を見つけて下さい。そして見つけたら真っ直ぐ進んで下さい。そうすれば成功します。」
なんとも重みのある言葉でした・・・。
現在は新たに茶道を習っておられるそうです。
私にとっての音楽は、
「昔の曲も良かったけど、今の曲もいいねえ」という曲を発信し続けることです。
そのためにはいつも、今の自分にイエスという生き方をしていきたいなあと思います。
地球交響曲「第一番」の制作からから17年経った今もなお、
変わらない活動を続けておられる龍村仁監督にこれからもエールを送りたいと思います。
私が特に好きな「第一番」と「第六番」の予告編を紹介しますね。
機会があれば皆さんもご覧になって下さい。
自主上映情報などは公式サイトをチェックして下さいね。
引き続き映画のご紹介。
9月12日公開の映画『プール』
mixiの『めがね』のコミュに入ってるんだけど、そこで話題になってる映画です。
小林聡美さん、もたいまさこさんなど、『めがね』のキャストがまた出てます。
タイのチェンマイが舞台と言うことで、最近タイ旅行をして、にわかタイフリークになってる私にはまたまたたまりません。
タイ好きの方ぜひ。
そうでない方にもぜひオススメの映画です。
・・・最近たまに、いろんなことを思うんです。
なんだか急ぎすぎてるなーーって。
少しのんびりしたくなります。
そんな時きっとこの映画がヒントをくれるんでしょうね。
公開は9月。良かったら一緒に観に行きません?
「理由なんて、愛ひとつで十分だ。」
(映画『プール』より)
モアリズムがサントラを担当した映画『Dear Doctor』を観に行きました。
昨日の今日ですが、SecretのAkiちゃんとまたまたデート。
なかなか含みのあるいい映画でしたね。
そして「おあともよろしいようで・・」というのが何より。
西川美和監督の映画は『蛇イチゴ』『ゆれる』そしてこの『Dear Doctor』の3本を観たんだけれど、どれも共通しているのは人間の裏側のドロッとしたところを余すところなく描いているところ。
そしてそのドロッとした沼から咲く一輪の蓮の花のように、最後に何故か清々しいワンカットで救われるところ。
「その嘘は、罪ですか。」というキャッチコピー。
人は多かれ少なかれ、誰でも嘘をつきながら生きていて、その嘘を信じたい人がいる。・・・というようなことを感じましたね。
『裸の王様』や『王様の耳はロバの耳』のように、誰もが(本人さえも)ホントのことを言えない時と言うのは、苦しいです。
「ホントはこうだったんです」
笑福亭鶴瓶演じる伊野先生・・最後に年老いた自分の父親にホントのことを打ち明けるシーンに胸を打たれました。
ところで「生死」を扱う映画で、いつも私が心に引っかかる映画の1つにトムハンクス主演の『グリーンマイル』があります。
この映画の最後のシーンをを思い出す度に「現代医療が目指す延命や、不老不死って果たして本当に幸せなんだろうか」って思います。
先日105歳で亡くなった知り合いのFさんというお婆さんの夢は、「早く天国のお父さん(ご主人)に会いたい」ということだったと聞きました。
物事って1つの物差しでは測れないものだと、つくづく思います。
私は私自身の物差しでしか世界を測れない。
でもそれでいいのだと思います。
きっとそれが、生きている意味のようなものかもしれないから。
「僕が死んだらハイになって 笑う花を咲かせましょう
そのとき君が今のままなら きっと僕だと気付いてくれるでしょう
・・・・・
遠まわり 遠まわりするのさ どんな道草にも花は咲く」
(モアリズム『笑う花』より)
今日は映画『旭山動物園物語~ペンギンが空を飛ぶ』を観に行きました。
実話を元に作られたドキュメンタリー映画。
マキノ雅彦(津川雅彦)氏の初監督作品。
こんなにも温かく、こんなにも勇気がわいてくる映画には久しぶりに出会いました。
旭山動物園にはまだ行ったことないけれど、ぜひ行ってみたくなりました。
廃園寸前まで追い込まれた動物園が、一日の入場者数で上野動物園を抜いて日本一になるなんて。
夢ってほんとに叶うんだよねーー。
今個人的にも、企業的にも窮地に立たされている人はたくさんいると思うけど、この映画を観て、夢を持つことの大切さを思い出してほしいなって思います。
子供の頃から苛められっ子で育った中村靖日演ずる飼育係の吉田君と、西田敏行演ずる園長の最後の会話がすっごく感動的。
「自然界では強い者が残り、弱い者はすぐに死んでしまう。そうやって種を残していくもの。でも人間はその弱さを個性として認め、助け合って生かし合っていくことが出来る。人間って素晴らしい。」
ホントにそう思います。
マキノ監督の人生哲学が現れているなって思いましたね。
私も夢に向けてやっぱり頑張ろう!!
皆さんも機会があれば観てみて下さいね。