新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

劫財や敗財の時期

2015年08月28日 | 今日の出来事
比肩・劫財・敗財は、似た様な象意を持つ変通星です。
この、3つの変通星はそれぞれ、財星(偏財・正財)を尅す作用があり、良くも悪くも財星に大きな影響を与えやすい。
その中で、比肩星は地味で着実な星で、竹を割った様な真っ直ぐなところがありますが、劫財や敗財はやや身勝手で金銭感覚も乏しくそして欲深いところがあるかも知れません。
○比肩…自我が強く真っ直ぐな性格。マイペース。
○劫財…一か八か思い切ったことができ、星が固まると賭博的要素も出て来る。
○敗財…表面は人情的で優しく見えるが、内面には自分本位のところもある。人情に流される傾向があり。
流派によっては、比肩と劫財のみの流派があるが…
当方の流派では…例えば、陽干の甲から陰干の乙を見ると「敗財」となり、陰干の乙から陽干の甲を見ると「劫財」となる。
今年平成27年の干支は、乙未ですので…
日干:甲の人の流年は敗財 墓となり、日干:乙の人の流年は比肩 養となる。
比肩も敗財も上述したように「財」を尅す星なので、日干が木(甲乙)の人は、昨年・今年はやや注意の年となりやすい。特に比肩に星(●)が固まっている人は、より財星を尅しやすい年でもあるので、財星という宝が流れやすくなるので、注意が必要な年でもある。
財星=宝=大切なものという意味もあるので…
健康やお金や人間関係という大切なものが流れやすい(分離)傾向もある。
特に、8月・9月の月運が敗財(劫財)や比肩となるので、10月8日頃迄は注意が必要かも知れない…。
流年(年運)では、比肩・敗財(劫財)は2年間続くだけですが、長い周期の大運(例えば10年周期)に比肩・敗財(劫財)が10年も続く場合…特に命式本体の月上の天干星が財星(偏財・正財)の場合は、その人の大黒柱にシロアリが付いた状況となり、特に辛い期間となることが予測できます。
命式組織や年齢にもよりますが、目標を失って流されたり、お金や健康・人との分離をおこしたり、様々なことが予想されます。
また、比肩・敗財(劫財)の十二運に帝旺・沐浴等が付いている場合や比肩(敗財)が固まり、それを抑える官星が弱い場合や、比肩の気を抜く食傷が弱い場合には注意が必要かも知れません。
星の並びでは、比肩・敗財(劫財)と財星(偏財・正財)とが並んでいる場合はそれが表面化しやすいかも知れません。
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コメント (12)
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