新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

敗財が重なる時

2015年08月10日 | 今日の出来事

上図はある男性の命式です。(順行10年運、30代の大運は比肩 冠帯、40代の大運は敗財 建禄)
時柱に敗財があり、この年は大運・流年にも敗財が並んでいます(2009年:己丑の流年)。
日干:戊で五行の土にも5つの星(●●●●●)が固まっていますが、この年は大運・流年で土(敗財)がプラス3個(●●●)増え、合計で8個(●●●●●●●●)の土が固まります。
一か所に7個以上固まると傾斜と言って命式が傾いた状態となります。…船も傾くと転覆しやすくなる。
そして、土尅水と太過した敗財が財星を尅しますので、お金が流れやすい年となります。

敗財は正財という宝(大切なもの)を流す星なので、お金の他、人間関係(夫婦)や健康面にも注意が必要でもある。

この命式から考えられることを簡単に…
1.日柱が戊(土)で、五行の土に星(●)が多く、仕事を表す官星が(木)。また、金の傷官なので、土木建築等に縁がある命式。この場合の金は道具や機械を表すこともある。
2.月上の正官に養があるので、人の面倒を看やすいところもある。
3.40代の大運に敗財が10年間来る。またこの年の流年は敗財 養。敗財の時期は人情に流される場合が多く、特にその十二運に養が付くと、誰かの面倒を看ることを通してお金を流す暗示も出てきます。…この年は特に五行のバランスが崩れる。
4.大運:敗財、流年に偏財や正財の時期も要注意(宝が敗れる暗示あり)。
5.命式中に敗財がある方は、人情に流されない様にして下さい。

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コメント (20)
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