田代（荒原）百話における田代の御滝群

田代（荒原）百話という本に載っていた滝の考察です
まずは新城市作手田代の田代川にある御滝群
入り口はココ

神社の前から川沿いに下る道がある
５分ほど下ると本滝がある


本滝
普段からわりと水量があるので
正面から見ると迫力がある
滝右手に不動様が祀られている

ここから道は細くなるが、更に下って行くと


すぐに小さな滝がある
この滝は樋から水が落ちるような流れをしていることから
「トヨ滝」の名がある


そのすぐ下流に二条に落ちる小滝がある
この滝は無名であるが、落ち口に取水跡のコンクリが残っていて
以前はココで水力発電が行われていたという
近くには水路跡や、発電機が入っていた小屋の基礎が残っているという

さらにずっと下っていくと白滝がある


白滝

「本滝」「トヨ滝」「白滝」を「田代の三滝」という

では作手村誌に記載のある「産滝」は？というと
この本には記載がなかった

だが、不動様が祀られる「本滝」の霊験あらたかな水を
産湯に使うと共に産婦の体をいたわる清めの水とし
また産屋の四方を清める水としたなどの記載があり
それらを考慮すると、産滝＝本滝の可能性もあるのかな～