ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

ぽっかりと空いた時間で

2011-04-12 09:36:16 | 第1紀 生きる
星空に予兆されたまぶしい朝。
昨夜、所用で店じまいのあと花巻の自宅に帰る。
地震のあと、いつもの2階のベッドではなく壊れた仏壇の無くなった1階の和室がねぐらとなっているようで、ワタシがもどると相方は横のソファーを倒し、ベッドにして寝る。

その「所用」が、はじめての相手に電話すると11時過ぎに来てほしいということで、2時間ばかしぽっかりと時間が空く。

本来なら事務所に閉じこもり緊急の課題2件をやっつけなければいけないのだが、まあやきもきしてもしょうがない。

時間に身をゆだねる。

書斎の青いソファーに寝そべり、ミュージックバードを流し聴きながら田中小実昌でも読むか。
ミュージックバードはノルウェーのJAZZシンガー、Inger Marie Gundersen をかけている。
これが、なかなかいい。
彼女自身の声もいいのだが、バックもなかなか。
さらりとして都会っぽい、大人びた感じで、感情の抑え方がほどよい。

ひところ、北欧JAZZというのが流行ったが、確かにヨーロッパのJAZZは情感の表現といい、抑揚された旋律といい、とぎすまされた演奏といい、なかなか耳にすんなりと入りやすいものがあり、好ましい。

さて、時の狭間に身を浸すか。