ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

東京物語7 築地で豪勢に朝飯を喰らう、、、、うん、幸せ

2011-01-28 12:50:20 | 第1紀 食べる・飲む
贅沢をさせていただきました。

本当にわがままでごめんなさい。

もう、こんな豪勢なことは二度としませんから。

     Sから相方へ


初めに断っておかないと、後でこっぴどく怒られる。

皆さんお分かりでしょうが、このブログはある単身赴任者の田舎グルメ、いやどけち小心者グルマンの愛する嫁さんに対する行動報告記録なのです。

敵は、、、、いや間違い、愛する人は毎日携帯で見なくてもいいものをチェックしているらしく、Docomoの請求書もそのぶん高くついているのだが、やはり野放しにしてはいけない動物を監視する目的は果たさねばならぬのなそうだ。

だから、これから書く行動を読まれる前に、先ず謝っておくのが正しい。
まあ、どうせぶつくさ言われるのだが、少しはトーンが落ちるかもしれない。

・・・・・・・・・

前置きは長かったが、東京出張の二日目。

さすがに起きるのはきつかったけど、足をさすりながらカーテンを開ける。

ここ「ホテル京阪浅草」の10階からは朝日とともに「東京スカイツリー」が見える。



楽天トラベルでお安くとった部屋にしては素晴らしい。

なんと140㎝ワイドの幅広ベッドの横には、ワタシの事務所にもあるシャープのプラズマクラスターもあるし、洗面所はもちろん風呂の水まで浄水器を使っているらしい。





ワタシのデカケツがやけに小さなトイレにはまらないのを除けば、つくばエクスプレス浅草駅の上、ロック座の横というロケーションも含めて、いうこと無しの選択だった。

朝シャンのあと向かうは首都圏の生鮮流通の要(今回の出張の勉強の目的ですね、はい)、築地であります。

そして、場外にたなびく飯屋をもろともせず向かったのは、場内、、、、



活気がありますね~~



そして、ここ。

「かとう」「やじ満」「高はし」と築地場内の名店が並ぶ。

これも毎日楽しみなグルメブログ「春は築地で朝ごはん」を思い浮かべて、え~い、ここは一番「張りそう」な「高はし」へ。

「刺身盛り合わせ」(1000円)とビールね、そうキリンを。
それから「(三陸産)カキ豆腐」も、ああ定食じゃなくね、ご飯はいらないよ。

なんて、お殿様気分のカウンター。



はいっと豪華な刺身盛り合わせ。

さすが築地、いいもんだすね~、グビグビッ。
   
  (エ~、神様、仏様、愛する相方様、ビールのおかわりは決してしておりません、念のため)



は~、三陸のカキはうまいね~、味噌仕立てがいい塩梅!!

とニコニコしながらも、実は既にココロは目の前の本日のおすすめメニューに釘付けになっていた。

そして、ココロの闘い。

節約節約、高い授業料なんだから、

イヤイヤ、日本一の魚河岸まできてなにをためらうのか、アンタノ一番好きなものでしょう

はやはや、しかし朝からちょいとね、、、

なにいってんでぇ~、ここは築地、江戸っ子だよ(いや岩手っ子です)

で、結果は知れている。

常に欲望と衝動とありふれた情熱がワタシを支配しているのだから。

「マカジキのお刺身を下さい!!」



ねっ、おいしそうでしょう、今の時期なんですよ、マカジキは。。。

     (で、これ2500円。会計は5170円でした、とさ、、)


豪華な朝飯を喰って、場内、場外を「勉強」のため視察して、、



ここは「吉牛」、一号店かな?? そうですね。







近くの神社で輪っかを三回くぐり、







おまけに築地本願寺もトイレを借りがてら拝みましたのであります。

家族と従業員とお客様と仕入先と、そして世界の幸福を祈願しました、とさ。

ついでに、



懐かしの「銀河プラザ」や、新しい三越や、松屋や、



日産の電気カーなど見て、



閉店した有楽町西武の貼り紙にうなったりしながら、さあ、池袋にセミナーを受けにいくのだぞっと!!

東京物語6 浅草 ムグンファ で チヂミ

2011-01-28 11:52:57 | 第1紀 食べる・飲む
東京出張の一日目からディープな下町探検隊。

三軒目は宿がある浅草へ戻る。

  (ほんとうは浅草で呑み喰うために宿をここにとった)

京成立石から森下に縦断し、そして浅草へ。



都営浅草から夜の雷門を通って、ウインズ浅草を横切ってしばらく歩く。

ウインズあたりは露天風に店を拡げる呑み屋も多く、必ず煮込みの鍋を出しているところがなかなかそそるのだが、こちとら正直、腹パンパン。

呼び込みのネエチャンに負けず、地図を頼りに向かう。

  (話はそれるが、今回、上京して、この呼び込みには驚いたね。昔からあるけど、なんか「どぎつく」なったし、まあ積極的というかなんというか、どこもかしこも呼び込み。日本人の恥じらいも関東人の気位もうかがわせない呼び込みの声に、少し、、ね。いや、けっして下卑てはいないんだけどさ。)

向かうは大好きなブログを毎日拝見させていただいている、「モモログ」の桃知利男さんの記事でいつも気になる「ムグンファ」。

花やしきを過ぎて浅草も本当にディープなエリアに突入。

横道を入ると住宅の中に小さな、しかし通りから見ても活気のある呑み屋さんがチラホラと散財する、いい雰囲気。

これが東京。
大好き。



そして到着。

切り盛りするお母さんと娘さん、そのちっちゃなお嬢さん(ってな感じでしたけど、たぶん家族)と、先客のハングル語のお二人。

ほんとうはスンドウブチゲを食べたかったんだけど、もう到着したことで目的を果たしたかのように疲れ切って、しかも腹はすでにパンパン。

お母さんのおすすめで、センマイ刺しとチヂミをいただく。

もちろん、酒はマッコリ。



このお母さんのセンマイ刺しがすごかった。

ぷりっぷりであります。

もう、とれたて新鮮であります。

いやはや牛の胃袋というよりは、磯に打ち上げられた肉厚の貝類みたいなかんじでもあります。

は~、たまげましたのココロよ。



もちろん韓国料理屋ですからお通しもマッコリもおいしかったよ。



そしてチヂミもね。

次に来たときはぜったいスンドウブチゲを頼むから。

お肉も焼くからとおかあさんに誓って、店を出た。


そして思った。

母は南国系のゆったりした幅広丸顔であるが、亡き父は、昔の韓国の大統領に似ていたから北方系。

母の家系図は京の落ち武者で京都から秋田に船で渡り、山を越えて隠れ里に住み着いたらしいし、父の方も侍の下っぱの家来だったらしく、従ってワタシも純和種なのであるが、なぜか韓国料理は口に合う。

いつか海峡を越え、本場韓国料理を食べたい。

かなわぬなら、、、、かなわぬなら、また浅草ムグンファに来て、今度こそスンドウブチゲを喰うかと誓った夜だった。

東京物語5 森下でモツ煮をフランスパンで食す

2011-01-28 00:26:01 | 第1紀 食べる・飲む
う~ぷぅっ、今夜も盛岡は寒いね。

ちょっと大通界隈を歩いてきたけど、夜7時半過ぎなのに人がいねぇや。

あそこも、ここも、夜なのに店は真っ暗でしまっちまいやがった。

ああ、工事しているとこもあるけど、この1年半で三軒目か・・


なんて、まぁ北国にもいつか春は来る。
来週は立春だっていうからね!!

 (なんて書いているうちに何組かいらしゃって、見送ったら外は、おい、雪だよ、、)

さて、東京出張一日目の夜。

立石の「宇ち多」に激しくカルチャーショックを受けた後、向かうは森下。

下町の縦断だい!!



さすが下町、50円焼鳥なんて看板が一等地の角地にある。

そして、ほんとうは昔のたたずまいの店の頃に行きたかったが、



すっかり新しいビルになって、情緒は無いが大提灯は残る「山利喜」へ。

大正13年創業という、焼きトン屋さん。

しかし、イタリアンで修行した(記憶で書いていますので正確かどうか?)息子さんが新しい風をこの老舗居酒屋に吹き込み、まるでビストロっぽいメニューもたくさんある。

嬉しい限りである。

午後6時過ぎ。

なんとか早い2巡目のテーブルにたどり着き、今夜の目的は「モツ煮、卵付き、ガーリックトーストもつけてね」。



そう、我が「をかしら屋」メニューに存在する「牛モツ煮」は、実はここをモデルにしたもの。

さすがに盛岡では(失礼ながら)パンを添えるのは定着しなかったが、隠し味のワインなんかはここのを少しばかりぱくっている。

うん、確かにモツ煮というよりシチュー的だが、ワタクシ的にはウチの方が洋風っぽく完成されている気がするのだ、、、、、ヨ。

そして写真の真中、後ろの方。

「酢ガツ」がまたいい。

「宇ち多」のガツ生の方が野性味あふれていいのだけど、この上品に仕上げた酢ガツはいい。

思わず、日本酒。。。

三階建てか、もう少しあるのか、横長ビルだが中階段に行列もできてきたので、さて、退散。

下町のモツ系居酒屋の老舗二軒を食べ歩き、さて次に向かうは、浅草だい!!