昨夜雪が降ったという名残がかすかに道端に残ってはいるが、やはり雪国から来た我々にはなんと平和な世界に思える仙台。
泉インターチェンジで降りて、娘のアンドロイドがどうこうのレグザがどうたらの新しい携帯に、なんでこんな機能もついているのか、いったい料金はいくらかかるのか恐ろしげな感じのそれに、ナビゲーションなんかもついていて、これが全くオモチャどころか誠に正確に目指す「利久 仙台本店」に導いてくれた。
「エンゲル係数限界値はるか越え一家」の仙台旅行の飯、一発目は娘の希望の仙台牛タン。
BSEの痛手をもろともせず、それまでは業界人しか知らぬ常識であったがまるで触れられていなかった仙台牛タンの神髄を、「仙台の牛タンはずっとオーストラリア産を使っていますから安全です」と、さらりとかわしたのはさすがに伊達の商売人。
それでも一時は原料高から牛タンの枚数が減り、薄っぺらになった時もあったようだが、もうすっかり復興しているのは素晴らしい。
どこにしようか迷ったが、やはり支持が高く安全パイの「利久」にした。
「利久」の牛タンは、なぜか、噛み応えがありながらも柔らかい。
いつもそれが不思議で、なんとかその技を引き出したかった。
「利久 泉本店」はそのワタシの疑問に少しカーテンを開けてくれるような「特等席」を用意してくれた。
それは、カウンターの端、ちょうど店の親方、焼き方と厨房裏が丸見えの特等席である。
いや~、素晴らしい。
名人技で牛タンを頃合いを見てひっくり返しながら、炭火の調整をしたり、客席の様子を窺いサブに指示をしたりするオジサンに感心しながらも、焼き方や原料の様子を観察したりする。
うん、なるほど!!
という点が、何カ所かありましたけど、これはワタシの仕事の事ですので伏せます。
そして、いつものように、「なぜ、繁盛店なのか」というポイントも、何点か掴み、MEMOをしてみました。
さて、あとは食べる事に集中しましょう。
ワタシの注文は「極(きわみ)」定食。
なんか、すごい名前。
ほれ、この分厚い牛タン。
これが、歯ごたえがありながらもかみ切れる。
そして牛タンから肉汁が口腔にあふれでるおいしさ。
いや~、たまらん。
麦飯がまたこの牛タンに合う。
そして、トロロ。
話は三十数年前に飛びます。
大学2~3年の時、東小金井の長屋に住み、吉祥寺の駅前のあのバラック小路のカウンター居酒屋でアルバイトをしていたころ。
学業はそっちのけで、昼から材料の仕入れ。そして仕込み。
その間にたまに外で飯を食ったが(ほぼ賄いで二食すませていたんですが、たまにはね)、その小路の一角に、ちょっと小太りの優しいおばさんがやっていたのが牛タン焼きの店。
やはり仙台出身らしいおばさんの作るタン焼きには、麦飯、とろろ、南蛮ミソ、テールスープがお決まりで、それが貧乏学生にはものすごく豪華に思え、月に一度の給料日あとにしかいけなかったですね。
そんな、想い出・・・・・・
おっと、話はそれたが、そういう事を想い出しながら、とろろをぶっかけて麦飯をほおばったわけです。
娘は定番の「牛タン定食」。
あらら・・・、ぜったい量が少ないから「1.5人前」の定食がいいと思っていたのに、なかなかのボリュームではありませんか。
確かに、一頃と比べれば輸入牛タンの相場は大幅に下がっていますが、ここまでサービス精神が旺盛だとは、利久もあなどれません。
ただ、、、ただね、ワタシが心配なのは、
はい、小心者の臆病者の先行き不安論者の頭でっかちのワタシが不安なのは、オーストラリアの洪水。
なんせ、洪水とともに鰐や毒蛇が流れてきているとか。
まあ、そんなことより洪水の地域が大規模酪農地区なんで、ね。
などと、ワタシが昔に思いを馳せていたり、世界の食肉事情を危惧している間に、相方は「牛タン丼」を平らげてしまいました。
しかし、このテールスープ、やたらおいしいね!!
参考にしよう!!
じゃ、第1話はこのへんで。
泉インターチェンジで降りて、娘のアンドロイドがどうこうのレグザがどうたらの新しい携帯に、なんでこんな機能もついているのか、いったい料金はいくらかかるのか恐ろしげな感じのそれに、ナビゲーションなんかもついていて、これが全くオモチャどころか誠に正確に目指す「利久 仙台本店」に導いてくれた。
「エンゲル係数限界値はるか越え一家」の仙台旅行の飯、一発目は娘の希望の仙台牛タン。
BSEの痛手をもろともせず、それまでは業界人しか知らぬ常識であったがまるで触れられていなかった仙台牛タンの神髄を、「仙台の牛タンはずっとオーストラリア産を使っていますから安全です」と、さらりとかわしたのはさすがに伊達の商売人。
それでも一時は原料高から牛タンの枚数が減り、薄っぺらになった時もあったようだが、もうすっかり復興しているのは素晴らしい。
どこにしようか迷ったが、やはり支持が高く安全パイの「利久」にした。
「利久」の牛タンは、なぜか、噛み応えがありながらも柔らかい。
いつもそれが不思議で、なんとかその技を引き出したかった。
「利久 泉本店」はそのワタシの疑問に少しカーテンを開けてくれるような「特等席」を用意してくれた。
それは、カウンターの端、ちょうど店の親方、焼き方と厨房裏が丸見えの特等席である。
いや~、素晴らしい。
名人技で牛タンを頃合いを見てひっくり返しながら、炭火の調整をしたり、客席の様子を窺いサブに指示をしたりするオジサンに感心しながらも、焼き方や原料の様子を観察したりする。
うん、なるほど!!
という点が、何カ所かありましたけど、これはワタシの仕事の事ですので伏せます。
そして、いつものように、「なぜ、繁盛店なのか」というポイントも、何点か掴み、MEMOをしてみました。
さて、あとは食べる事に集中しましょう。
ワタシの注文は「極(きわみ)」定食。
なんか、すごい名前。
ほれ、この分厚い牛タン。
これが、歯ごたえがありながらもかみ切れる。
そして牛タンから肉汁が口腔にあふれでるおいしさ。
いや~、たまらん。
麦飯がまたこの牛タンに合う。
そして、トロロ。
話は三十数年前に飛びます。
大学2~3年の時、東小金井の長屋に住み、吉祥寺の駅前のあのバラック小路のカウンター居酒屋でアルバイトをしていたころ。
学業はそっちのけで、昼から材料の仕入れ。そして仕込み。
その間にたまに外で飯を食ったが(ほぼ賄いで二食すませていたんですが、たまにはね)、その小路の一角に、ちょっと小太りの優しいおばさんがやっていたのが牛タン焼きの店。
やはり仙台出身らしいおばさんの作るタン焼きには、麦飯、とろろ、南蛮ミソ、テールスープがお決まりで、それが貧乏学生にはものすごく豪華に思え、月に一度の給料日あとにしかいけなかったですね。
そんな、想い出・・・・・・
おっと、話はそれたが、そういう事を想い出しながら、とろろをぶっかけて麦飯をほおばったわけです。
娘は定番の「牛タン定食」。
あらら・・・、ぜったい量が少ないから「1.5人前」の定食がいいと思っていたのに、なかなかのボリュームではありませんか。
確かに、一頃と比べれば輸入牛タンの相場は大幅に下がっていますが、ここまでサービス精神が旺盛だとは、利久もあなどれません。
ただ、、、ただね、ワタシが心配なのは、
はい、小心者の臆病者の先行き不安論者の頭でっかちのワタシが不安なのは、オーストラリアの洪水。
なんせ、洪水とともに鰐や毒蛇が流れてきているとか。
まあ、そんなことより洪水の地域が大規模酪農地区なんで、ね。
などと、ワタシが昔に思いを馳せていたり、世界の食肉事情を危惧している間に、相方は「牛タン丼」を平らげてしまいました。
しかし、このテールスープ、やたらおいしいね!!
参考にしよう!!
じゃ、第1話はこのへんで。