ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

大もりそば屋

2007-05-07 16:28:08 | 第1紀 食べる・飲む
月曜日は「をかしら屋」の定休日。

先週は、盛岡ー花巻ー仙台と車で行ったり来たり。ゴールデンウィークの忙しさが後を追い、体が本当にしんどい。
ということで、朝早く起き、6時からあいているいつもの台温泉「精華の湯」へ。
まあ、早朝から五つある洗い場は満杯。
こちらは熱い湯にひたりながら疲れをとる。
帰って、朝飯に素麺を食い、寝る。

おっと、起きたら一時前だ。
娘も起こし、今日の昼はここと決めていた「大もりそば屋」へ。
ここは、前々回書いた「ぽんぽこりん」と同様、「酒麺本舗 藤根食品」の直営店。
記事を書いている間にホームページでこの店を知り、そういえば四号線沿いにあったなと、早速食いにいった次第です。

うん、「ぽんぽこりん」同様、量が多い。うまい。やすい。
わたしは石鳥谷産そばのとろおぶっかけ大盛り。たまご(50円)、えび天(大振り二本で350円!!お得)。娘は「変わった物を」とねぎとろ丼。
いいそばですね。肩の凝らない贅沢です。

で、おなか一杯でかえりました。
(といいながら、「だあすこ」よこの「ちゃい」でカレーパン(揚げていない!!)を買い、即食い)

ミノサン ド~

2007-05-07 15:56:37 | ホルモン・肉
私の母やこの年代の方に「みのさん」は絶大なる人気があり、その発言の絶対力は彼女らの信仰心を醸しだし、スーパーの店頭を空にさせるほどのものらしい。

私は嫌いだ。
この方と、占いのおばちゃんがでると、嫁さんはチャンネルを変える。
私が不機嫌になるらしい。
もっともこんな事を書くと、絶対的な数とパワーを誇るこのかたがたたちの信者からパンチを見舞う事になる。(くわばら、くわばら)

さて、写真は「をかしら屋」のミノである。
処理前の原体である。
 (注:冒頭に関係ない「みのさん」を入れたのは、文章の頭をみて見に来るブログ読み達をおびき寄せる罠、いや技、または小細工であります。)

「をかしら屋」で「ミノ」を頼むのは、いわゆる「俺は、私は、焼肉通族」と「やっぱり牛が一番だべ、牛ホル、マルチョウ、ギアラ、ミノ、和牛カルビ・・などと頼むのだ派」である。
で、頼んだ品物が手元にくると、ちょっと首をかしげる。
「変わったミノだね。」

ミノは牛の第一胃。
反芻動物特有の反芻胃。牛は四つある胃の、ミノとハチノスが反芻胃。食べた物を口に戻し、咀嚼させる。いったりきたり。だから、牛の口はいつもモグモグ。

このミノ。差し気の好きな日本人は、だいたいの肉はホルス(ホルスタイン、乳牛の去勢雄が多い)より和牛を好む。輸入牛より国産牛を好む。
しかしミノだけは、このホルスや輸入牛がいいといわれる。
なぜなら、和牛のように穀物を主にした牛より、ホルスのように草を主食にした牛の方がこの第一胃:ミノが発達しているからである。モグモグ。
つまりミノが厚い。
コリコリ族ミノ派はこの厚いミノを好むのである。

して、「をかしら屋」はいわちくさんから国産のミノを仕入れるため、上品にして軟弱な肉の薄いミノが手に入るわけである。
しかし、しかし、この国産ミノ。身は薄いが写真のように身と身の間に脂があるところが多い。
この脂がうまい(少し臭みがある場合もあり、好き好きではあるが)。
これをさして、「ミノサンド」という。
珍味である。

ですから~、「をかしら屋」へきたら、だ~いたいがこのミノサンドがでると思って~下さい。
切り方も、食べやすく格子にナイフを入れるのはそのままですが、焼肉のように細切りになっています。
一般の焼肉屋のような分厚いミノでなくて申し訳ありません。
あしからず。