ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

今日もありがとう

2007-03-09 23:29:33 | 第1紀 をかしら屋
今日の予約は、先々週土曜日、従業員の娘さんの急病で代役をこころよく受けてくれた「家むすめ」ことお杉さん。お友達と四人でご来店です。
先週に引き続き、金曜日だというのにさっぱり暇な当店で、おおいに飲み、楽しそうに過ごしていただきました。四人なのに、まるで満席のように賑やかでした。ありがとう。

事件はそのあと。帰り際にレジの窓から外を見ると、こちらをじっとみている女性。三十前後、小柄丸顔おかっぱで、小さいお子さまがいる主婦かな。従業員に「お客様だからご案内して」というと、早速外に出たようだが、「誰もいませんよ」って・・・。
「困ったな」。家娘のおこぼれを頂戴してご機嫌だった私は、すっかり酔いも醒めて。「見ちゃいけないものを見たかな?」
その後、店の神様(三名、写真参照)に柏手を打って、家娘を送った後、いつもの金曜日のように、遅いお客様、常連様が入店して終わったんだけど。

何だったんだか。IKさん(従業員)は「犬の散歩をしている奥さんかな」と言ったけど、それじゃ家娘のお友達の車にションしていたのかな。
怖がりの私は、今日は部屋の灯をつけたまま寝ます。

さて、家娘。今頃、カラオケですかね。
注:「家娘」とは、跡取り娘を指す地方語。概して、明るく、さっぱりして、おおらかである・・とは私の良い方の解釈。後は・・省略。家娘たち、好きですよ。

黒の証拠

2007-03-09 07:44:03 | ホルモン・肉
昨日の続き

龍泉洞黒豚ホルモン一頭セットの見分け方

「いわちく」さんからは、内蔵一頭セットはビニール袋にごろんと入ってくる。
木曜日は岩泉龍泉洞黒豚一頭分と一般豚数頭分が入荷する。
見た目は同じである。
岩泉龍泉洞黒豚は「久慈工場」製造であり、一般豚は当店の場合は紫波の「本社工場」製造である。袋に貼付される表示ラベルで確認する。
内蔵セットは、シロ系が大腸、小腸、ガツ、直腸(テッポウ)。アカ系がタンからつながる気管支系、レバー・ハツ・ハラミへとつながっている。ただし、本社工場と久慈工場では若干違う。あまり詳しく書くと、いわちくさんに迷惑がかかるかもしれないので少しだけいうと、
1.アカ系の切り分け方が違う。特にタンまわり。
2.ハラミ・サガリのつきかた。
3.もちろん、技術面の違い、洗い、付着物や脂肪のつきかたなど。

久慈工場は丁寧に「黒豚の証拠」として直腸肛門部に黒豚の皮(当然、「黒い」)をつけてくれる。まさしく、私は黒豚よと一目瞭然である。と畜証明書やDNA鑑定より見事に証明してくれる。
写真をアップします。(写真右側の黒い皮が「黒豚の証拠」。直腸とコブクロまわり~これについては後ほどじっくり~がついている。)

ということで、ぜひ当店で岩泉龍泉洞黒豚ホルモンを賞味ください。
いや~、昨夜も常連さんとつっついたけど、うまかった。