ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

雪で想う

2007-03-30 08:24:17 | 第1紀 生きる
なごり雪にしては、ちょっとしつこい。
こちとら、昨日の湿った雪かきで、腰が壊れそう。腰バンドも限界かな。

盛岡は今朝も雪。予報では午後まで。
また、雪かきか。
多分、知ってる人は、わたしは雪かきが好きだと想われているかもしれないけど。

社会人になり、仙台支店赴任を命じられた最初の雪の日。
いつも厳しく修行(!!)させられていたH支店長から、いつものように雷が落ちた。冬の稲妻?
「雪の日は早くでて来い。営業車も事務所の前もきれいに雪かきをして、早めに営業に出て、得意先のスーパーの雪かきの手伝いをしろ。」と。
早く出ろといっても、いつも寮をでるのは7時前。事務所に来て、女子社員より前に掃除、先輩の机を拭き、営業車を掃除して、朝刊に目を通す良い子たちなのに。
「務める」(「勤める」ではない)ことにはきりがないなと、若干23歳で思った訳です。
今思えばいい教えでした。わたしも、その後、鬼先輩として後輩に同じようにしつけてきました。

ある格式あるゴルフ場では、秋の落葉季、プレー中、係員がずっとホールの落ち葉を掃いていました。お客様のボールがロストにならないように。落ち続ける落葉。いつまでも、プレーが終わるまで掃き続けます。これがお客様をもてなす心なのだと思います。

だから、鬼先輩は、雪が降り続ける間は、雪かきを続けなさいと。
「どうせ、そのうちやんで溶けるべ」という輩には、お客様も遠い「そのうち」にしかきません。お客様に不快におもわせないため。今いるお客様だけではなく、これから来るだろうお客様を万全にお迎えするためにどうするかイメージしなさい。とは、わたしがいつも言う言葉であり、厳しい支店長の教えでした。

さて、ある会社。冬の遅いボーナス支給日に、毎年、必ずというほど雪が降る。管理職は8時集合、といいながら、これも必ず遅れてくる役員さんたち。・・あたたかくいただく身と、しかたなくやる身の違いかな。もっとも従業員はお客様ではないか。