紳士服業界においてもいよいよ経営統合の波が押し寄せてきました。
九州の大手紳士服販売店のフタタを巡り,コナカとアオキとの間でTOB合戦が幕開け使用としましたが,結局フタタは従来から業務提携していたコナカとの経営統合の道を選択し,この争いはあっけなく幕を閉じました。
企業買収 フタタ、経営統合はコナカと 完全子会社化を決定 - goo ニュース
アオキの社長,悔しさを隠しながらスマイル会見でしたね
アオキの社長の会見,最後まで爽やかさをアピールしていましたが,本当は「ベストな提案だと思っていたら,ベストより背広の会社に取られちゃいました。ちくしょー」(by小梅太夫)っていう感じではないでしょうか。しかし,あのアオキの社長,フタタはあきらめてもまだまだ次の作戦をいろいろ考えていることでしょう。アオキの動き,今後も見物です。
ところで,今,紳士服業界も不況の波の影響か,各社業績は伸び悩んでいます。そうした中,九州に填補のないこの2社にとってフタタの存在は相当大きなものであったといえます。フタダを買収すれば,九州で数十店舗新規オープンし,かつ一から顧客獲得するという経費と時間を大幅に節約することができるからです。
一方,フタダとしても,バックに大手が付くということで経営の安定化が期待できるというメリットがあります。
では,なぜ,フタタはコナカを選んだのでしょうか。
1 CMキャラの名前の音だけを聞いたとき,役所よりも次長課長の方が何となく偉そうに聞こえた(シャレです)
2 CMキャラの新庄選手より松岡修造さんの暑苦しさにあこがれた(これもシャレです)
3 三井住友銀行の提言がすべて(銀行としては今のコナカとの業務提携を維持した方がこれまでの融資の回収や今後の融資の継続性が期待できると判断したのでは?)
4 コナカとフタタの社長は大の親友(ほとんどタメ年だし,2人とも2代目なので,何とも言えないプレッシャーを共感できた。ちなみに,アオキの先代とフタタの先代はこれまた大の親友らしい。)
5 経営統合後の方針に大きな違いがあり,紳士服業を維持していくというコナカの方針にフタタが共感できた(これが最大の要素ではないでしょうか。アオキは多角経営ということで店舗の異業種化を提案していたが,これがフタタとしては受け入れがたかったのでは?)
6 今までコナカにお世話になってきていたので,今さら,っていう感じ(この点も日本人的な視点からすると意外と決定打になったかも)
以上は推測ですが,いずれにしても紳士服業界,これからますます激しい争いが始まります。消費者としては「良い物をより安く」提供して貰えるのであれば,このような争いは大歓迎です。
ちなみに,今企業買収がいろいろ動きを見せていますが,ビックリしたのはあの大手学習塾「四谷大塚」が大手予備校「東進ハイスクール」経営会社に買収されたということです。学習塾もこれからは買収合戦になるのでしょうか。
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http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2335614/detail
http://blog.livedoor.jp/yssk222/archives/50445518.html
九州の大手紳士服販売店のフタタを巡り,コナカとアオキとの間でTOB合戦が幕開け使用としましたが,結局フタタは従来から業務提携していたコナカとの経営統合の道を選択し,この争いはあっけなく幕を閉じました。
企業買収 フタタ、経営統合はコナカと 完全子会社化を決定 - goo ニュース
アオキの社長,悔しさを隠しながらスマイル会見でしたね
アオキの社長の会見,最後まで爽やかさをアピールしていましたが,本当は「ベストな提案だと思っていたら,ベストより背広の会社に取られちゃいました。ちくしょー」(by小梅太夫)っていう感じではないでしょうか。しかし,あのアオキの社長,フタタはあきらめてもまだまだ次の作戦をいろいろ考えていることでしょう。アオキの動き,今後も見物です。
ところで,今,紳士服業界も不況の波の影響か,各社業績は伸び悩んでいます。そうした中,九州に填補のないこの2社にとってフタタの存在は相当大きなものであったといえます。フタダを買収すれば,九州で数十店舗新規オープンし,かつ一から顧客獲得するという経費と時間を大幅に節約することができるからです。
一方,フタダとしても,バックに大手が付くということで経営の安定化が期待できるというメリットがあります。
では,なぜ,フタタはコナカを選んだのでしょうか。
1 CMキャラの名前の音だけを聞いたとき,役所よりも次長課長の方が何となく偉そうに聞こえた(シャレです)
2 CMキャラの新庄選手より松岡修造さんの暑苦しさにあこがれた(これもシャレです)
3 三井住友銀行の提言がすべて(銀行としては今のコナカとの業務提携を維持した方がこれまでの融資の回収や今後の融資の継続性が期待できると判断したのでは?)
4 コナカとフタタの社長は大の親友(ほとんどタメ年だし,2人とも2代目なので,何とも言えないプレッシャーを共感できた。ちなみに,アオキの先代とフタタの先代はこれまた大の親友らしい。)
5 経営統合後の方針に大きな違いがあり,紳士服業を維持していくというコナカの方針にフタタが共感できた(これが最大の要素ではないでしょうか。アオキは多角経営ということで店舗の異業種化を提案していたが,これがフタタとしては受け入れがたかったのでは?)
6 今までコナカにお世話になってきていたので,今さら,っていう感じ(この点も日本人的な視点からすると意外と決定打になったかも)
以上は推測ですが,いずれにしても紳士服業界,これからますます激しい争いが始まります。消費者としては「良い物をより安く」提供して貰えるのであれば,このような争いは大歓迎です。
ちなみに,今企業買収がいろいろ動きを見せていますが,ビックリしたのはあの大手学習塾「四谷大塚」が大手予備校「東進ハイスクール」経営会社に買収されたということです。学習塾もこれからは買収合戦になるのでしょうか。
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