あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

最近のニュースはベタニュースなり(第2版)

2006年08月05日 13時11分49秒 | ニュース
以前,ライブドアブログの方で一度書いたものですが,案の定ベタニュースに合致する事件事故がその後も相次ぎましたので,若干修正した上で,以前の記事を改めて掲載します。

最近の事件報道ニュースは,かなりパターン化されてきています。そこで,「くりいむしちゅうのたりらり」という番組でやっているベタドラマをパクりまして,「ベタニュース」を作ってみました。

第1 殺人事件のベタニュース
1 事件現場は必ず「閑静な**」。
2 レポーターは歩きながら現場を説明。
3 被害者の近所の人は皆「あの人はいい人だった」という。
4 容疑者の親族がモザイクで登場する。
5 容疑者の家をモザイクで紹介してしまう。
6 容疑者の卒業アルバムを紹介する。
7 容疑者の学校時代の知人が,モザイクで「彼は普段おとなしいのに,たまにキレると手がつけられなくなる」と証言する。
8 容疑者の学校時代の教師が,「目立たなくておとなしい子」と証言する。
9 容疑者の近所の人が,「あまり付き合いがないが,挨拶をしてくれるいい人だった」と証言する。
10 容疑者は借金で困っている。
11 弁護士が接見内容を全部話してしまう。
12 元警視庁刑事がいろいろ推理してしまう。
13 起訴後,「実は被害者やその家族が事件前に警察に相談していた」という話が出てくる。
14 警察は,「適切な対応だった」と汗まみれになって記者会見を開く。
15 記者から「対応が不適切だったのでは」と批判を浴びる。
16 事件の矛先を警察の対応に向ける。

第2 事故のベタニュース
1 ヘリコプターによる上空撮影。
2 レポーターが息を切らせて,「大変な惨状です。」と言う。
3 目撃者の証言はほとんど擬音。
4 事故原因は調査中だが,最近おかしな音がするなどの話があったと伝える。
5 被害者の評判は「ものすごくいい人」。
6 事故の被害者遺族が小走りに走るシーンを追いかけて撮影している。
7 被害者遺族の告別式をモザイクにして報じる。
8 聞いたこともない**評論家が登場する。
9 その**評論家が事故原因の解説を始めるが,みんな言っていることが違う。
10 事故調査委員会が,「事故の原因は人災の可能性もある。」と説明する。
11 企業の責任追求が始まるが,スポンサー企業の場合は,このニュースが小さくなる。
12 「事故原因は,管理体制の甘さにある」と報じる。
13 企業の社長ら3人が記者会見で頭を下げる。
14 つまらない問題点を大げさに次々と指摘して,肝心な論点が見えなくなる。
15 再発防止策や事故防止策として,コメンテーター自身が絶対できないような無理難題を平気でいう。
16 「あってはならない事故」「防げた事故」というコメントを連発する。
17 企業の社長がとりあえず謝り,「再発防止策を講じる」と記者会見で話す。
18 似たような事故が数日間報じられる。

第3 政治家スキャンダルのベタニュース(野党編)
1 冒頭は「大変なニュースが飛び込んできました」で始まる。
2 内容は,小さいもの。
3 コメンテーターが「議員失格だ,すぐに辞任するべき。また,党の責任問題もある」と批判を続ける。
4 与党幹事長が「議員として合ってはならない。我が党としても厳正に対処する。」と強気のコメントを出す。
5 一つのニュースを何日も引っ張る。
6 街頭インタビューや世論調査を実施する。
7 世論調査で半分以上が「議員の対応はおかしい」との結論がでる。
8 議員はとりあえず平謝りする。
9 党幹部も,仕方ないよなあ,という態度で謝罪する。
10 内閣支持率が上昇したと報じる。

第4 政治家スキャンダルのベタニュース(与党編)
1 冒頭は,「衆議院議員の**議員が」と軽く報じる。
2 内容は実は重い。
3 コメンテーターが「ちゃんと党内で再発防止策を考えるべきだ」と弱めの批判をする。
4 野党幹部のコメントは小さい,または報じない。
5 2日以上引っ張らない。
6 与党幹部のコメントが影アナウンサーの低い声による吹き替え。
7 その後誰も突っ込まずにうやむやに。

以上がベタニュースです。他に,どんなベタがあるでしょうか。引き続き研究したいと思います。

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