あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

子どもが変わったのか,それとも・・

2005年06月23日 02時26分18秒 | 裁判・犯罪
板橋区で管理人夫妻が殺害された事件で,警察は15歳の長男を殺人容疑で逮捕したという報道がありました。

なぜ,親を殺せる?

別に,儒教を学んだわけではありませんが,親に手をかけるということは絶対に許されないとたたき込まれてきたような気がします。もちろん,親の教育が良かったとかではなく,自然と身に付いたことではないのかなあ,と。
それだけで,20年位前に発生した「金属バット殺人事件」は,当時としては親に手をかけてはいけないというタブーを破った事件として,社会問題となり,検証ドラマなどもできたくらいです(今は,この方も出所して更正し,普通に社会活動をしているらしいため,これ以上は触れません。)。

しかし,ここ数年はどうでしょうか。親殺しのニュースは日常化しており,ショッキングであるとはいっても,他の殺人事件とさほど大差なく扱われています。つまり,それだけ件数が増えたということです
なぜ,今の子どもは,簡単に親を殺せるようになったのでしょうか。
これについては,戦後教育が悪い,政治が悪い,核家族が悪い,社会が悪い,地域が悪い,食べ物が悪いなどいろんな話が出てきます
もちろん,それぞれに原因があることは事実です。でも,この中の一つを直せばすべて解決,というほど単純なものでもありません。ようは,複雑に絡み合ったあやとりのひものような状態になっているのです
さらにいうと,視点を大人に切り替えてみましょう。するとどうでしょうか,最近では子どもの虐待や子どもを殺すというニュースが,これまた日常茶飯事に聞くではありませんか。
「子どもは大人の背中を見て育つ」,だから子どもに手をかける大人を見れば,子どもは当然その逆に走るという構造も成立しうると言えるでしょう(もちろん,そんな単純な話ではないのはいうまでもありませんが。)。

もちろん,私自身,この問題に対する明確な答えはありません。一つだけ考えられることは,「子どもが目標を持てる社会にすること」ではないかと思います。子どもが目標を持てば,目標達成のために努力するわけですから,教育も自ずと力が入るわけですし,逆に大人も子どもが目標を持てるような社会を構築する必要があることから,社会や地域に関する問題の解決への糸口が見えてくるはずです。
ただし,しつこいですが,そんな単純な話ではないことは,私も承知しています。
この問題,日本の将来のためにも,一度真剣に考えてみませんか?

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