参議院で,12月3日に守屋前次官と額賀財務大臣の証人喚問を野党単独で議決しました。これに対し,自民党は「数の暴挙だ」などと大反対しています。
額賀、守屋両氏を喚問へ 12月3日、野党単独議決 (共同通信) - goo ニュース
人のこといえるか
今まで数の暴挙で必要な証人喚問を行わず,一方で法案の強行採決,さらには無意味な懲罰決議を行ってきたのはどこのどいつだーい?,ってにしおかすみこから突っ込まれるようなおもしろコメントだと思います。自民党がこれまで行ってきた議決の中に数の暴挙は全くないといえるでしょうか。人のことを言うには,まず自分のことを振り返って考えるべきでしょう。
とはいうものの,この証人喚問,本当に必要でしょうか?個人的には若干疑問があります。
まず,小さな問題としては,「喚問前に守屋氏逮捕の可能性」があるということです。特捜部は近く事情聴取を行うことから,状況如何では証人喚問前に逮捕もありえます。
次に,「民主党の持っている証拠の危うさ」です。民主党の証拠とは守屋氏本人であるということでした。しかし,人の証言なんて,いかようにでも操作できます。極端,守屋氏が誰かと通謀してどちらかに有利,または不利になるような証言をすることくらいやろうと思えばできます。そうかんがえると,民主党は「第2の永田メール事件」のリスクを背負った上で強行したといえます。
ただ,一番の問題点,それは「この証人喚問で一体何を追求したいのか」という点です。単に12月4日の接待に参加していたか否かを調べ上げればそれで満足なのでしょうか?そうではないはずです。今,ここでの関心事,それは「政官癒着」にあるわけです。そう考えた場合,額賀大臣に尋ねるべき内容は,「12月4日のアリバイ」よりも「業者との恒常的接点の有無」と「職務への反映の有無」にあるわけです。
ところが,今は12月4日問題に両党固執しています。ここに固執すると,確実に「そもそも論」にたどり着きません。
民主党は,本気で政官癒着にメスを入れたいのであれば,12月4日問題に固執せず,かつ自民党からの誘導には応じないべきでしょう。枝葉に固執する限り,進展は全くありません。
よろしければ1クリックお願いしますm(__)m→人気blogランキングへ
TB先一覧
http://uesama.antena.ne.jp/archives/article/18473.html
http://selgae.exblog.jp/6643386
額賀、守屋両氏を喚問へ 12月3日、野党単独議決 (共同通信) - goo ニュース
人のこといえるか
今まで数の暴挙で必要な証人喚問を行わず,一方で法案の強行採決,さらには無意味な懲罰決議を行ってきたのはどこのどいつだーい?,ってにしおかすみこから突っ込まれるようなおもしろコメントだと思います。自民党がこれまで行ってきた議決の中に数の暴挙は全くないといえるでしょうか。人のことを言うには,まず自分のことを振り返って考えるべきでしょう。
とはいうものの,この証人喚問,本当に必要でしょうか?個人的には若干疑問があります。
まず,小さな問題としては,「喚問前に守屋氏逮捕の可能性」があるということです。特捜部は近く事情聴取を行うことから,状況如何では証人喚問前に逮捕もありえます。
次に,「民主党の持っている証拠の危うさ」です。民主党の証拠とは守屋氏本人であるということでした。しかし,人の証言なんて,いかようにでも操作できます。極端,守屋氏が誰かと通謀してどちらかに有利,または不利になるような証言をすることくらいやろうと思えばできます。そうかんがえると,民主党は「第2の永田メール事件」のリスクを背負った上で強行したといえます。
ただ,一番の問題点,それは「この証人喚問で一体何を追求したいのか」という点です。単に12月4日の接待に参加していたか否かを調べ上げればそれで満足なのでしょうか?そうではないはずです。今,ここでの関心事,それは「政官癒着」にあるわけです。そう考えた場合,額賀大臣に尋ねるべき内容は,「12月4日のアリバイ」よりも「業者との恒常的接点の有無」と「職務への反映の有無」にあるわけです。
ところが,今は12月4日問題に両党固執しています。ここに固執すると,確実に「そもそも論」にたどり着きません。
民主党は,本気で政官癒着にメスを入れたいのであれば,12月4日問題に固執せず,かつ自民党からの誘導には応じないべきでしょう。枝葉に固執する限り,進展は全くありません。
よろしければ1クリックお願いしますm(__)m→人気blogランキングへ
TB先一覧
http://uesama.antena.ne.jp/archives/article/18473.html
http://selgae.exblog.jp/6643386