あれは,あれで良いのかなPART2

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ハワード政権崩壊,ブッシュ支持派は「そして誰もいなくなった」

2007年11月27日 00時37分28秒 | 外交・海外情報
普段はあまり注目されませんが,今回は特別でしょうか。
オーストラリア総選挙において,与党保守連合党首のハワード首相がまさかの落選という憂き目にあい,しかも与党は大敗するというどこかの国と似た状態となりました。現職首相が選挙で負けるという之言うのは78年ぶりで,しかも史上二人目という不名誉な記録が誕生しました。

ハワード氏落選、「刺客」に屈す=現職首相の敗退は史上2人目-豪総選挙 (時事通信) - goo ニュース

ブッシュ支持が裏目?

ハワード政権は10年以上に渡る長期政権で,かつ最も信頼できる政治家の1人としてあげられるほど,政策には定評がありました。
ところが,極端な親米政策が仇となり,徐々に国内からの支持者も減少してきました。特に,イラク派兵がかなり国民のひんしゅくを買ったようでした。そして,今回の選挙では,野党労働党が「イラク派兵撤退」と「京都議定書批准」などを掲げ,国民はこの労働党の政策を支持したのです。

ブッシュ政権を全面よいしょする首相の多くが,退任または辞任に追いやられています。ハワード首相がいわば「最後の生き残り」だったわけです。
とはいえ,日本の場合,首相は変わったものの,「よいしょ首相」であることに変わりはありません。ところが,世界は,今や,アメリカに対しても平気で「別に」といえるようになってきました。特にこの原油高でドルの権威が失われ始めており,アメリカをよいしょする必要性が乏しくなってきています。
日本としては,どの程度までアメリカをよいしょすればよいでしょうか。もちろん親米政策それ自体は大切だと思いますが,アメリカのいうがままに盲従することは,下手すると「日本も一緒に孤立」になりかねません。
日本としては,今回のオーストラリアの選挙結果を「どこかの国の話」と片づけず,しっかりと分析し,今後の参考にするべきでしょう。おそらく,非常に似通った傾向がつかめるはずです。

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