あれは,あれで良いのかなPART2

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各党の勝因,敗因をまとめました

2007年07月30日 01時28分36秒 | 政治・選挙
今回の選挙結果,各党別に勝因,敗因を分析しました。

首相、続投を表明 「責任を果たすことが使命」(朝日新聞) - goo ニュース

1 自民党
  地方切り捨て政策が完全に裏目に出ました。郵政民営化の次は農政改革と言い始めていただけに農村部の不安感は最高潮に達していたはずです。あわせて,市町村合併で実働部隊たる地方議員が減ったことで組織力が低下した点が上げられます。
  また,政治と金の問題については,説明不十分というところで安倍不信が大きくなったところがあるでしょう。この部分は,安倍首相の責任です。

2 公明党
  鉄板の組織選挙が低投票率なのに機能しませんでした。4月の統一地方選挙で組織全体が疲弊したこともありますが,学会員の大半がいわゆる「格差社会における負け組」に属していることから,与党に対する不信感が大きくなったという点もあるでしょう。
  あとは,浮動票の取り込みができなかった点が痛手です。売りである「生活者の視点」を打ち出しきれなかったところが弱みでしょう。

3 民主党
  2大政党制の最大野党という立場から,「反自民」の受け皿になったという点が大きいでしょう。逆にいうと,民主党の具体的政策はよく分からないけど投票したという人が多かったはずです。
  今後は,このような浮動票をがっちりキャッチする政策を実現させない限り,すぐに有権者は離れて自民党に戻ります。いわば,「キャバクラ」状態にあります。

4 共産党
  政策内容はかなり国民のニーズを満たしているようにも思えますが,なにしろ具体的実現性に乏しい内容と,あまりに理想論過ぎる点が,国民ウケしなかったといえます。
  また,「共産アレルギー」が国民に多い以上,そもそもまじめに共産党の主張を聞いていない有権者が多いといえます。
  名前を変えない理由を長々と説明していましたが,理屈ではなく現実を踏まえ,名称変更を考えるべきでしょう。

5 社民党
  憲法問題はなかなか争点になりません。国民は,身近なことをテーマにして投票しています。
  身近な問題をもっと具体性を持って掲げながら,その中で憲法問題を押し出すという手法の方が理解が得られるでしょう。
  あとは,「北朝鮮に対する脅威」がある以上,9条維持,自衛隊縮小は逆に「新たな不安」を煽るだけです。もしこの主張をするならば,具体的安全保障政策を持ち出し,安心感を与えるべきです。

6 国民新党
  どっちつかずの対応が,逆に「当選後に自民党にくっつく」という不安感を有権者に抱かせた点が大きかったでしょう。
  また,政策内容の大半が自民党に近かったこと,そもそも「自民党憎し」だけで政党を作った「仮面ライダー対ショッカー」のような存在意義しか有していないように思われる点も思ったほど票が伸びなかった背景にあるといえます。
  あとは,そもそもの組織が弱いですね。選挙区候補者のポスターがなかなか貼られないという地域も見受けられました。

7 新党日本
  直前のお家騒動がすべてです。
  
このような感じでしょうか。各政党とも,本当に反省するべきことは反省しましょう。もちろん,反省の視点は「国民目線かどうか」という点がすべてです。違う視点で反省しても,それは自己満足に過ぎません。

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