鉢植えの牡丹の蕾。朝日の日射しを受けている。輝いている。蕾は球形をなして、真ん中がもっともふくらんでいる。直径6cmほどになっている。今朝、とうとう、蕾のとっぺんが破裂して、ピンクの花片がちらりと覗いた。この時を待っていたのだ。一年待っていたのだ。その時がこの時なのだ。
気温が上がるに連れて、開花は進むだろう。すぐ近くのベランダにこれを引き寄せて、僕はこれを眺めている。ベランダには光が跳ねている。天気は快晴。空の色がいい。風が僅かにあって、牡丹の紅い茎と枝と葉がかすかに揺れている。いい一日になりそうだ。全世界がいい一日になりそうな予感。
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